NTTドコモは19日、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」に携帯電話機能を加えた米アップル社の新端末「iPhone(アイフォン)」の日本導入を目指し、同社と交渉を進める方針を明らかにした。iPhoneは米国内で今月末に発売されるが、前評判が高く、大ヒットを予想する声が多い。日本ではソフトバンクも導入を検討中とされ、争奪戦となる可能性もある。
同日開かれたドコモの株主総会で、iPhone導入についての質問に、辻村清行プロダクト&サービス本部長が「アップルとの今後の話し合いもあるが、可能であれば入れていきたい」などと答えた。中村維夫社長も今月上旬、産経新聞のインタビューでiPhoneについて「非常に魅力的。興味は非常にある」と語っていた。
アップルは欧州、アジアでも順次iPhoneを展開する方針。辻村本部長は「1年後くらいに日本にも入ってくるだろう」と予想した。
米国のiPhoneの通信方式(GSM)は日本国内に対応せず、ドコモが導入するには自社の通信方式(W-CDMA)による端末開発が前提となる。また、アップルは米国で、通信事業者が同社に通話料の一部を支払うビジネスモデルを求めており、日本の事業者が受け入れるかどうかも焦点となりそうだ。
ITmedia D モバイル:ドコモ、「iPhone」に意欲 Appleと交渉へ
DoCoMoがiPhone導入に意欲的なのはわかったが、DoCoMoだけになるのか?それともソフトバンクだけになるのか?両社から発売されるのか?とても興味深い。
しかし、iPodの成功でいい気になっているアップルが、今度は「米国で、通信事業者が同社に通話料の一部を支払うビジネスモデルを求めており」というのはやりすぎに感じる。
iTunes Storeの売上の飛躍的向上が期待できるのだから、そこまで要求するのはどうかと思う。最近のアップルのCMといい、個人的にはアップルに対してあまり良い印象はなくなってきた。「郷に入れば郷に従え」ということわざはアップルには到底理解できそうもない。
もしかしたら、その点がネックになって、ソフトバンクとの交渉が難航していて、ソフトバンクからiPhoneについての期待の持てる発言が最近なくなったのかもしれない。ソフトバンクは「ホワイトプラン」で薄利多売傾向にあるわけで、その安い基本料からさらにアップルに利益を奪われてしまっては苦しいのも当然だ。
逆に人気回復になるならば、藁にもすがりたい心境のDoCoMoからすれば、そんな条件でものんでしまうかもしれない。さらに、高い基本料をぼったくっているDoCoMoの方がアップルに払える余地がありそうだ。
iPhoneの国内販売の実現の一番の焦点は、アップル対DoCoMo、ソフトバンクのその点の交渉なのかもしれない。
同日開かれたドコモの株主総会で、iPhone導入についての質問に、辻村清行プロダクト&サービス本部長が「アップルとの今後の話し合いもあるが、可能であれば入れていきたい」などと答えた。中村維夫社長も今月上旬、産経新聞のインタビューでiPhoneについて「非常に魅力的。興味は非常にある」と語っていた。
アップルは欧州、アジアでも順次iPhoneを展開する方針。辻村本部長は「1年後くらいに日本にも入ってくるだろう」と予想した。
米国のiPhoneの通信方式(GSM)は日本国内に対応せず、ドコモが導入するには自社の通信方式(W-CDMA)による端末開発が前提となる。また、アップルは米国で、通信事業者が同社に通話料の一部を支払うビジネスモデルを求めており、日本の事業者が受け入れるかどうかも焦点となりそうだ。
ITmedia D モバイル:ドコモ、「iPhone」に意欲 Appleと交渉へ
DoCoMoがiPhone導入に意欲的なのはわかったが、DoCoMoだけになるのか?それともソフトバンクだけになるのか?両社から発売されるのか?とても興味深い。
しかし、iPodの成功でいい気になっているアップルが、今度は「米国で、通信事業者が同社に通話料の一部を支払うビジネスモデルを求めており」というのはやりすぎに感じる。
iTunes Storeの売上の飛躍的向上が期待できるのだから、そこまで要求するのはどうかと思う。最近のアップルのCMといい、個人的にはアップルに対してあまり良い印象はなくなってきた。「郷に入れば郷に従え」ということわざはアップルには到底理解できそうもない。
もしかしたら、その点がネックになって、ソフトバンクとの交渉が難航していて、ソフトバンクからiPhoneについての期待の持てる発言が最近なくなったのかもしれない。ソフトバンクは「ホワイトプラン」で薄利多売傾向にあるわけで、その安い基本料からさらにアップルに利益を奪われてしまっては苦しいのも当然だ。
逆に人気回復になるならば、藁にもすがりたい心境のDoCoMoからすれば、そんな条件でものんでしまうかもしれない。さらに、高い基本料をぼったくっているDoCoMoの方がアップルに払える余地がありそうだ。
iPhoneの国内販売の実現の一番の焦点は、アップル対DoCoMo、ソフトバンクのその点の交渉なのかもしれない。