グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『夜と霧』V.E.フランクル(みすず書房)を読んで

2012-05-17 15:15:30 | 書評
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お知らせ情報
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-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-

混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金融商品を売り込む金融機関や証券会社、F会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限られています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

~参加無料 限定10名~

日時:2012年5月26日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml


申し込みは、下記メールまたは電話にて「5月26日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386


講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆

30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。

一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



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弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
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完全独立のFP・資産運用アドバイザーがお金の運用を取り巻くテーマの視点・論点をお届けします。これから日本はどうなる?どう資産を運用したらいいのか?キーとなるポイントは?皆さんにとって役立つ情報を随時配信します。

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『夜と霧』V.E.フランクル(みすず書房)を読んで


この本は、ドイツ強制収容所の体験記録として、有名な書だ。少壮の心理学者が、その実体験を述べながら淡々と筆を進めていき、収容所での凄惨さや人間の極限状態での心理や行動を明らかにしていく。この書の前半は、収容所での生活や労働について書かれているが、この書の秀でているところは、そういう極限状態における人間の心理や精神状態を、世界的に著名な心理学者が実体験に基づいて、極めて深く分析しているところだ。

精神面・肉体面でこれだけ長期間にわたり極限状態を続けた人間の分析を、その当事者である心理学者が書くのだから、説得力がある。この本の著者から発せられることばは、極限状態を経験した人間のものとして、重いものがある。


・ 愛は、結局人間の実存が高く翔り得る最後のものであり、最高のものである。たとえ、もはやこの地上に何も残っていなくても、人間は-瞬間であれ-愛する人間の像の心の底深く身を捧げることによって浄福になり得る。-離れ離れとなった妻を思いながら

・ 私は次のことを知り、学んだのである。すなわち愛は、独りの人間の身体的存在とはどんなに関係薄く、愛する人間の精神的存在とどんなに深く関係しているかということである。

・ 人が彼から最後の息を引き取るまで奪うことのできなかった人間の精神の自由を、また彼が最後の息を引き取るまで彼の生活を有意義にする機会を、彼に見出さしめたのである。

・ いちじるしく困難な外的状況こそ、人間に内面的に自らを超えて成長する機会を与える。-著者は、多くの囚人はこう思わず、現在の存在を真面目に受け取らず、それをある重要でないものに貶め、過去の生活に思いを寄せることによって現在の前でも目を閉じるのがよい、と考えるとしている。そしてそれが、多くの囚人のごとく貧しい生存をするか、あるいは少数のまれな人々(囚人)のごとく内的勝利を得るかの違いとなる。

・ 『「苦悩」という情緒はわれわれがそれに関して明晰判明な(別の)表象をつくるや否や消失してしまう』エチカ-極限状態でもこうして耐えたと著者は言う。

・ 『なぜ生きるかを知っている者は、ほとんどあらゆる如何に生きるか、に耐えるのだ』ニーチェ

・ 人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行なうことに対する責任を担うことに他ならないのである。

・ 唯一つで一回的である人間の運命は、この具体性を伴っているのである。如何なる人間、如何なる運命も他のそれと比較されえないのである。

・ 人間は苦悩に対して、彼がこの苦悩に満ちた運命と共にこの世界でただ1人1回だけ立っているという意識にまで達せねばならない。-何人も彼の代わりに苦悩を苦しみぬくことはできない。

・ 『苦悩の極みによって如何に昴められし』リルケ-全くわれわれにとって苦悩し抜くこと、「苦悩の極みによって昴められ」得ることは充分あったのである。

・ 待っている仕事、あるいは待っている愛する人間、に対して持っている責任を意識した人間は、彼の生命を放棄することはできないのである。

・ 彼はまさに彼の存在の「なぜ」を知っているのであり-したがってまた「ほとんどいかなる如何に」に耐えうるのである。


『夜と霧』V.E.フランクル(みすず書房)

『ヘヴン』川上未映子著(講談社)を読んで

2012-05-15 11:58:53 | 書評
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日時:2012年5月26日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
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講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


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● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

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『ヘヴン』川上未映子著(講談社)を読んで


この本を読むと、深い悲しみを覚える。同じクラスで陰湿ないじめを受ける男女の中学生の手紙の交換、その後の交流をつづっている。いじめをする側、される側の心理やどうしていじめをする側が、そういうことをするのかなど、大人にとってかなり衝撃を受ける内容だ。

いじめをする側は、深い意図があってやるわけではなく、たまたま成り行きや気分でやっているだけ。そのいじめを受けた側がいかに深い傷を負わされているかに、意識が及ばない。そして長い間教師はまったく気がつかない。

いじめを受ける二人で語り合う言葉

―(彼らにも)いつかわかるときが来る。
―出来事には必ず意味がある。・・・

こういういじめの現実をどう受け止めればいいのか。大人としてできることはないか。社会としての対策は・・・。

タイトルの「ヘヴン」とは、女子学生の主人公が思う、苦しいこと、つらいことを乗り越えた後にある世界のことだ。子供のいじめの現実をそのままの筆致であらわす著者はその少女時代にどのような思いをはせているのだろうか。


『ヘヴン』川上未映子著(講談社)

『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで

2012-05-14 10:26:04 | 書評
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『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで


一言でいえば、大変すっきり読めたという感じだ。自伝というと、堅苦しい雰囲気が漂うが、この本は違う。福沢諭吉の人柄、生き方が如実に出た稀有な自伝といってよいだろう。福沢諭吉を知ることのみならず、自伝書としての価値をここに見る。速記者に口述し、それを福沢自ら加筆・修正を加えるのだから、中身の信頼性は高く、話の流れは大変スムーズだ。

稀代の著作家でもあり、優れた語り手という条件が重なり、語るに千金に値する生涯を綴るのだから、面白いのは当然ともいえよう。

正直なところ小生は、福沢諭吉は中津藩出身の武士で、慶応義塾の創始者、『西洋事情』『文明論の概略』の著者程度のことしか知らなかった。また、幕末の志士(あるいは志士との交流が深い)という誤ったイメージがあった。ところが違うのだ。

中津藩から出て長崎に行き、その後江戸を目指すが、大阪の緒方洪庵塾入りを勧められ、そこでしばらく蘭学を学ぶ。江戸入り後は、米国などとの対外交渉のため幕府側の文書の翻訳者あるいは通訳だった。つてを頼り、咸臨丸での米国行きを実現し、その後欧州視察団にも加わり、欧米民主主義の状況を『西洋事情』に紹介し、世の中の大反響を受けた。

芝に私塾をつくり、英語書物の解釈、翻訳などをやっていた。これが慶応義塾の発祥だ。幕末、維新の騒乱とは一切かかわらず、上野の戦いの際も塾は開講していた。官とはまったくかかわらず、常に野にいた。また儒学や漢学を排除し、西洋文明に立脚していたことも大きな特徴だ。福沢諭吉の果たした大きな役割は、幕末、維新前後に海外視察で見聞した西洋文明のいち早い日本への紹介や啓蒙だろう。

福沢個人としての特徴は、常に恬淡として、金に執着せず、マイペースで自分の人生を淡々と生きたという印象だ。人間としても個性的でおもしろい。人生をさわやかに生きた偉人の生涯が手軽に読める古典といってよいだろう。


『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)


『イライラ解消!エクセル即効ワザ99』日経PC21編(日経ビジネス文庫)を読んで

2012-05-11 11:31:14 | 書評
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『イライラ解消!エクセル即効ワザ99』日経PC21編(日経ビジネス文庫)を読んで


この本は、エクセルの優れた技を一挙公開。こういう使い方があったのかと、いまさらながらに気づくことの連続だ。「なんだ、あの時困ったのは、こうすればよかったのかー。」という思いが増してくる。

普段PC操作で使っているのは、ほんの入り口部分だけで、この本には、基本動作でも、もっと簡単か効率的にできてしまう技がたくさん紹介されている。

ぜひ活用したいのだが、問題は、読んですぐそれを実行する機会が訪れないということ。そしてそのうち忘れてしまう。どう、この99の紹介されている技を実際に活用するかが、大きな課題だ。あとの数字は該当ページ番号。


・ スクロールしても項目名は常に表示させる100

・ タイトルを除いて列幅を自動調整114

・ 数値に「個」や「本」など単位を付けて計算する128

・ 複数シートの票を「串刺し合計」する132

・ 桁区切りや「¥」「%」を瞬時に入力

・ 複数の表を1つに統合する160

・ 生年月日を入力して、年齢を自動で計算170

・ 桁数の多い目盛を「千」単位に変換する180

・ 棒グラフの上に数値を表示する182

・ 棒グラフの色を一本だけ変えて強調する(その棒をゆっくり2回クリック)184

・ グラフの「系列」の順序を入れ替える186

・ グラフのすきな場所に文字を入れる188

・ 折れ線グラフの途切れを補完する194

・ 折れ線グラフと棒グラフを一つのグラフにする198

・ 新規ワークシートを一発で挿入200

・ 大きい表を1ページに収める202

・ 同じシートにある、片方の表だけ印刷204

・ 幅の異なる表を上下に並べて印刷206

・ 白黒印刷でもグラフの差がわかるように210

・ 参照セルの固定には「絶対参照」を使う214



『イライラ解消!エクセル即効ワザ99』日経PC=編(日経ビジネス文庫)

『すごい!ホメ方』内藤誼人著(廣済堂文庫)を読んで

2012-05-10 13:16:36 | 書評
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場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
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講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆

30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。

一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



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● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

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● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
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『すごい!ホメ方』内藤誼人著(廣済堂文庫)を読んで


この本は、ほめることについて、事細かに技術的なことも含めて書いている。著者は心理学者であり、実践的にコンサルタント業務も行っている。本文や巻末の参考文献を見ても、いかに心理学の理論的裏づけに基づいて書かれているかはわかる。コミュニケーションの分野でも、参考になる本である。


はじめに

・ 人をほめればほめるほど、その人との関係は良好なものになり、相手も私を好きになってくれる。


第1章

・ 人をほめるのは、説得を成功させる上で必要不可欠な作業だ。

・ 「熟知性の原理」―お互いに何度も顔を合わせていると、親しみを感じるというか、心を許してしまうというか、行為を感じやすい。

・ 初対面の人には、別れ際にほめる。仕事であった人にはメールを使ってほめる。お礼のメールでほめる。

・ 相手から、ホメ言葉に対してネガティブな発言や否定するような発言が出てきたときには、それを再否定するのが正しいやり方。

・ 軽く流されてもホメ言葉は必ず効いてくる。

・ 相談事を持ちかけると、相手は喜ぶ。

・ 人に好かれるコツは、とにかく相談事を持ちかけて、相手の気分をよくすることだ。―アメリカ心理学者ジョン・グレイ


第2章

・  疑り深いタイプは最低2度、ほめろ!

・ 2度ほめてもだめなら、3度。3度ほめてもだめなら4回ほめる。

・  あまり親しくない相手には、友人を介してほめろ!

・ 下手に出れば出るほど、人間関係は間違いなく円満になる。

・ 「しゃべらないで」と頼んだほうが、かえってたいていの人は、しゃべってしまう。


第3章

・ ほめ上手の人から、ワザを盗め!

・ ホメ上手になるには、自分の中にある「うぬぼれ」をできるだけ小さく抑えておくことが必要。「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」

・ 絶対に悪いイメージをもたれるな!

・ 相手に必ず好かれる5つのやり方
1. 常に尊敬の念をアピール
2. 上手に質問をしていく
3. 相手の「感情語」に反応してあげる
4. 批判はせずに、最後まで聞く
5. 共感を示す

・ 自分の発言量は30%を目安に

・ 人と話すときには、〝手〟と〝目〟に気をつけろ。本当に大切なのは、会話の中味なんかより、あなたの身振りのほう。

・ お世辞やおべっかを言った直後には、頼みごとをしない。お願いやセールスは、少し時間を空けてからする。

・ 人に嫌われることを恐れると、「自分の人付き合いができない。」もっといい加減に。嫌われたら、まぁ、そのとき。そういうアバウトな考えで相手に接しよう。そのほうがうまくいくことを心理学のデータが語っている。


第4章

・ 「念を押す」というのは、基本的に避けたほうがいい。念を押そうとすればするほど、相手は忘れてしまう。

・ しかり方のコツは、叱るというより、むしろ「心配する」という雰囲気を漂わせること

・ いいたいことがあるからといって、それをダイレクトに表現すると必ず失敗する。悟らせるように仕向けることだ。自分で問題に気づくように仕向ければ、改善するときにも、本気で取り組む。

・ 本当に一流の人は、すぐに名刺を片付けたりしない。


第5章

・ 相手が不安や動揺を感じている発言をした場合には、すぐに「励まし」をしてあげる。

・ 現状にほめるところがないときには、将来のことをほめろ。その場合にはどんどんうそをついてあげるべき。

・ うそでもほめてあげるほうが、はるかに効果的。ほめるべきところは、あなたが作ってあげる。どんどんうそをつけ。今はうそでも、そのうち、真実となる。

・ ホメ言葉に関しては、悪いうそなどない。ほめてあげるなら、どんなうそでも「いいウソ」になる。

・ 相手のために時間を使ってあげることは、十分に報酬的で、うれしいことだ。

・ 故郷をほめると、誰でも喜ぶ。

・ 「仮定法」を使ってほめる。(もし○○さんが本気になったら、・・・)仮定の話なんだから、どんなにほめても大丈夫。ホメ言葉は相手を伸ばす効果がある。

・ 照れくさいときは、わざと誇張してほめろ!普通にほめるのではなく、もうこれ以上ないというほど、誇張してほめる。ほめるときは中途半端が一番よくない。ちょっと大げさなくらい誇張したほうがいい。そのほうがスムーズにほめられる。

・ 誇張した表現を使って冗談っぽくほめられたほうが、もっと、ずっと楽しい。

・ ホメ言葉を勘違いさせたままほうっておくと、取り返しのつかない事態になる。

・ ほめられ上手は、相手にほめられているときに、感激しているところを見せるのがうまい。


最後に

・ どんなほめ方でも間違いはない。
・ ほめるのに、うまい、下手などはない。ほめるか、ほめないか、のどちらかだ。


『すごい!ホメ方』内藤誼人著(廣済堂文庫)


『ミル自伝』ジョン・スチュアート・ミル(岩波文庫)を読んで

2012-05-08 08:31:15 | 書評
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お知らせ情報
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混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金融商品を売り込む金融機関や証券会社、F会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限られています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

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『ミル自伝』ジョン・スチュアート・ミル(岩波文庫)を読んで


経済学者として、思想家として、19世紀イギリスで大きな足跡を残したミルの自伝である。論理学、哲学、倫理学、文芸評論、宗教論争のどの分野でも、それぞれ一人の人間が一生かかるほどのことを見事に成し遂げたミルの力の秘訣が自ら語られている。この書を読んで、親の影響力の強さ、いかに人間が高められうるか、高めるためにどう鍛錬に励むべきか、人とのかかわりの大切さ、討論の重要性、著述の方法など、示唆されたものは非常に多かった。折に触れて振り返るべき書である。

・ 父が常に私に示した比較の対象は、他の人たちが何をしているかではなくて、人に何ができるか、人は何をなすべきか、であった。

・ 父が説いて聞かせた道徳の教えはいかなる場合にも主としてソクラテス学徒のそれで、正義、節制(これを父は非常に広い範囲に応用した)、真実、忍耐、苦痛特に労働を進んで受け入れる精神、公共のためを考える気持ち、人はその真価により物はその内包する有用性によって評価すること、放縦な安楽で怠惰にふける生活と反対の意味での努力の生活、などであった。これらのまたそれ以上の道徳を父は、その折々の必要に応じて、あるいは厳粛な勧告、あるいはきびしい叱責や軽蔑の意をふくんだ短い言葉で述べるのだった。

・ ギリシャの哲学者たちが意図した広い意味での節制が―何に耽るにもせよ適度のところでやめるということが-父にとっても彼らにとっても教育のほとんど中心点となった。父がこの節制の徳をしきりに説いたことは、私の幼時の記憶の中で大きな位置を占めている。

・ 人間が大きな気宇を養うのに、その住まいの大らかさ自由さくらい大きな力を及ぼすものはない。

・ 私自身が人にたよらない独立の思想家として本当にスタートしたのは、私は常にこのときの討論からだと考えている。―皆との討論の重要性を説く。

・ 思索の方面で私が今までにしてきた、あるいはこれからするであろう、すべての仕事の元になっている一つの精神的習慣、それは、難問の半分だけの解決を決して全面的解決として受け入れぬということ、なぞを中途で放棄してしまうことなく、はっきりするまでは何度でも繰り返してそこにもどってゆくこと、ある問題の曖昧な隅々をそれが重要と思えないからといってけっして未踏のままに残さぬこと、ある問題の全体を理解するまではそのいかなる部分をも完全に理解したと考えぬこと、というようなものだが、そういう習慣を私が身につけた、あるいは非常に強化したのも、これらの討論を通じてであった。

・ 分析ということの最上の長所は(私の考えたところでは)、何であろうと先入主によって生まれたものをそれが弱めくつがえすという傾向を持つことであり、ただ不安定にいっしょになっただけの思想の結びつきを理知的に切り離すことを可能にするということである。いかなる連想といえども、究極においてこういう解きほぐす力に抵抗することはできない。また、分析のおかげで本質的に永続する因果関係が、事と事との間の、人間の意志や感情に依存するのではない真の関係が、はっきりとわかってくる場合もある。

・ 1841年の4月から年末にかけては、割きうる時間のすべてを、この著作(論理学)の巻頭から全部をすっかり書き直す仕事にあてた。私の著作はすべてこういう方法で書き上げてきた。つまり、いつの場合にも少なくとも二度は全文を書きおろす、全巻の第1稿をまず最後まで書き上げて、そのあとで全体をもう1度新しく書き改めるのである。といっても二度目の執筆の際には、旧稿のうちの文章あるいは文章の一部で、これ以上は書けないと思えるだけに自分の意図にぴったりなものは、全部取り上げて組入れる。こういう風に二度にわたって原稿を書くという方式に、私は非常な利益を認めている。これは、最初の着想の新鮮さ力強さと、長期にわたって考える結果からくる一段とすぐれた正確さからいうと、文章なり表現なりの細部に入念な注意を払うのに必要な忍耐心は、一度問題の全部に頭をはしらせて、言いたいことはすべて実質上、たとえ不完全な形ででも、何とか紙に書き付けてしまった後の方が、はるかに少ない労力ですむのである。最初の草稿をつくる際に、私ができるかぎりきずのないものにしようと非常に注意を払うただ1つの点は、配列ということである。もしこれがまずいと、思想をつなぐ糸がすっかりこんがらかってしまう。間違った前後関係のなかにおかれた思想は、正しい配列にふさわしいように述べられてはおらず、第1稿がはじめからこういう欠陥を持っているとすれば、最後の仕上げをするための手がかりとして、ほとんどなんの役にも立たないのである。

・ 私は今は確信しているが、人間の運命の大きな改善は、彼らの考え方の根本的な構成に大きな変化が生じない間は絶対に不可能である。

・ 「自由論」は私の名を冠したほかのどの著作と比べても、より直接に文字通りに二人(ミルとテイラー夫人)の合作であった。その中のどの1文にしても二人で何度も推敲し、いろいろと吟味し、内容にせよ表現にせよ見つけえた限りのすべての欠点を丹念に刈り取るということをしなかったものはない。単なる文章の模範としては、それ以前それ以後に私の生み出したどの作品をもはるかに凌いでいるのは、まさにこのためである。

・ 「自由論」は一個の真理を説いた哲学の教科書のようなものにしており、その真理とはつまり、性格のタイプにはいろいろの種類があって、しかも人間の性格が無数の相矛盾する方向に向かってそれぞれ完全に自由にのびてゆけるようにしてやることが、個人にとっても社会にとっても重要なのだという一事である。


『ミル自伝』ジョン・スチュアート・ミル(岩波文庫)

『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)を読んで

2012-05-07 09:35:23 | 書評
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『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)を読んで


この本を読むと、いかにドラッカーが戦後、企業の経営に大きな影響を及ぼしてきたかがわかる。ドラッカーの源流はドイツの1920年代にまでさかのぼる。自宅は当時サロンの様相を呈し、シュンペーターにも会っていたという。

ドラッカーは自身を著述業としているが、思想家でもあり経営コンサルタントでもあり学者でもある。その思考は深遠であり、未来を見通し、示唆に富んでいる。ドラッカー教崇拝者は、米国の経営者にも非常に多い。


第4章 顧客の視点に立つ

・ ドラッカーは80:20の法則を引き合いに出しながらも、現実はむしろ90:10に近いと述べている。つまり、企業の成果の90%は、努力全体の10%から生まれるというのだ。

・ 業績を最大化するには、一部の分野に努力を集中させることだ。


第5章 生来のマネジャーと中間管理者

・ ヒューレット・パッカードの創業者であるD・パッカードは、自社の目標を定めるにあたって、ドラッカーの「現代の経営」をひも解いたという。この本について、「ビジョナリー・カンパニー」の著者コリンズは、「現代の経営」を「おそらく歴史上最も重要な経営書でしょう」といっている。


第6章 明日だけを見つめよ

・ 古くなったマニュアルを書き換える。トヨタの大躍進は、たゆまぬ改善を目指すという、この会社に深く根付く伝統に支えられている。


第7章 強みのたな卸しをする

・ 能力向上はひとえに本人にかかっている。


第8章 何より重要なこと

・ 優れたリーダーは、何よりも人柄がよくなくてはいけない。


第9章 ドラッカー、ウェルチについて語る

・ ウェルチは、生来のリーダーだ。特に優れているのは、『自分は何をなすべきか』を問う力、自分は優先事項に専念して、そこから注意をそらさないことがいかに大切かを知っていた。


第12章 ドラッカーの戦略論

・ すべての出発点は目標である。目標こそが優先順位、戦略、計画、仕事の割り振りなどの土台なのだ。組織は戦略に従う。

・ お客様に献身する。顧客から見た購入対象、つまり「価値」こそが決定的な意味を持つ。顧客こそ、企業の拠りどころであり、存続を可能にするものである。雇用を生み出すものも顧客である。

・ 優先順位は、何も決められないよりは、たとえ間違っても判断を下したほうがいい。

・ 目標は戦略を映す鏡である。企業の目標は、「自社の事業は何か、将来の事業は何か、何を事業にすべきか」という問いを元に決めなくてはならない。目標はお題目ではなく、行動を約束するものである。

・ 戦略的な提携を通して成長する。未知の市場への参入や新技術の獲得を目指す組織は、いきなり他社を買収するのではなく、提携、合弁事業、少額出資などを通して戦略的にタッグを組むべきだろう。


第14章 リーダーにとって何より重要なこと

・ すさまじいプレッシャーをはねのけて成果を挙げたリーダーとして、ドラッカーはウィンストン・チャーチルの名前を挙げ、「20世紀最高のリーダー」とたたえている。

・ 幸か不幸か、どの組織も危機とは無縁ではありえない。危機は必ず訪れる。そのときこそリーダーの出番である。

・ あらゆる局面でリーダーに求められる条件
―人の意見を聞こうという意欲と、そのための能力と習慣
―人々とのコミュニケーションをとり、自分を理解してもらう能力
―逃げ道を作らない
―任務の重要性について、自分がいかに小さな存在かを自覚する力


第15章 イノベーション

・ 企業の目的は顧客を生み出すことであるため、どの企業も大本の役割は二つに限られる。マーケティングとイノベーションである。

・ 実際のところ、顧客が何に価値を見出すかは非常に難しい問題で、答えを見つけられるのは顧客だけである。経営者やマネジャーは推測すらすべきではなく、必ず体系的に答えを探り、顧客にじかに尋ねるべきなのだ。


エピローグ 巨星ドラッカーの誕生

・ 状況こそ人を育てる。少なくとも一番よい面を引き出すのは状況だ。


『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)

『職業としての学問』マックス・ウェーバー著(岩波文庫)を読んで

2012-05-02 08:14:14 | 書評
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30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
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の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
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本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



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弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

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● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

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  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

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資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

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毎週水曜日 18:30~
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『職業としての学問』マックス・ウェーバー著(岩波文庫)を読んで


マックス・ウェーバーは、学問のための学問は意味がないという。仕事に生かす学問が、学問であるとする。仕事に情熱を持って取り組まなければ、それは無価値であり、成果を上げることは決してないという。「思いつき」が生まれるのは、情熱を持って取り組んでいる時である。作業と情熱がいっしょになったとき、はじめて思いつきは現れる。マックス・ウェーバーがこの書のタイトルをテーマに学生らの聴衆に語った最後の言葉は、脅しに近い語調だったという。「仕事につけ!」


・ いやしくも人間としての自覚があるものにとって、情熱なしになしうるすべては無価値である。

・ 一般に思いつきというものは、人が精出して仕事をしているときに限ってあらわれる。

・ 同様に、情熱だけで思いつきを産み出すこともできない。作業と情熱とが―そしてとくにこの両者が合体することによって―思いつきをさそいだすのである。

・ 思いつきはいわばその欲する時にあらわれる。むしろ人がそれを期待していないようなときに、突如としてあらわれる。とはいえ、こういう穿鑿や探究を怠っているときや、なにか熱中する問題を持っていないようなときにも、思いつきは出てこない。

・ 「霊感」が与えられるかいなかは、いわば運次第の事柄である。

・ 自己を滅しておのれの課題に専心する人こそ、かえってその仕事の価値の増大とともにその名を高める結果となる。

・ 学問は無意味な存在である、なぜならそれはわれわれにとってもっとも大切な問題、すなわちわれわれは何をなすべきか、いかにわれわれは生きるべきか、にたいしてなにごとをも答えないからである。―トルストイ

ある研究の成果が重要であるかどうかは、学問上の手段によっては論証し得ない。それはただ、人々が各自その生活上の究極の立場からその研究の成果が持つ究極の意味を拒否するか、あるいは承認するかによって、解釈されうるだけである。

・ いたずらに待ち焦がれているだけではなにごともなされない。自分の仕事に就き、そして「日々の要求」に―人間関係のうえでもまた職業のうえでも―従おう。このことは、もし各人がそれぞれその人生を操っている守護霊(デーモン)をみいだしてそれに従うならば、容易にまた簡単におこなわれうるのである。


『職業としての学問』マックス・ウェーバー著(岩波文庫)




『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー著(岩波文庫)を読んで

2012-05-01 07:43:12 | 書評
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お知らせ情報
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☆★第15回『退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナー』を開催します!☆★
-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-

混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金融商品を売り込む金融機関や証券会社、F会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限られています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

~参加無料 限定10名~

日時:2012年5月26日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml


申し込みは、下記メールまたは電話にて「5月26日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386


講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
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『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー著(岩波文庫)を読んで


この本は、タイトルは知っていたが、これまで読んでいなかったものだ。「なるほど、こうして西欧資本主義が発展してきたのか」と腑に落ちる思いがした。また、米国の寄付文化がこのプロテスタンティズムの精神から発祥しているということがわかったような気がする。この本の内容から照らして、現在の日本の職業倫理について、深い憂慮を禁じえない。あまりにも「資本主義の精神」とかけ離れているのだ。日本企業の経営者は、ぜひ一度、この書を紐解くべきではないだろうか。

労働の尊さ、日々の節制など、正しい視点から見るとこうなり、こうすると自分の人生が正しい方向にいくという、方向性をしっかりと示してくれる名著だ。資本主義の研究だけでなく、仕事をする上での取り組み方、社会への貢献など、貴重な示唆を与えてくれる。

・ 近代的企業における資本所有や企業家についてみても、あるいはまた上層の熟練労働者層、とくに技術的あるいは商人的訓練の元に教育された従業者たちについてみても、彼らはいちじるしくプロテスタント的色彩を帯びている。

・「資本主義の精神」をあらわす史料-ベンジャミン・フランクリンの言葉
―時間は貨幣だということを忘れてはいけない。
―信用は貨幣だということを忘れてはいけない。
―貨幣は繁殖し子を生むものだということを忘れてはいけない。
―支払いのよい者は他人の財布にも力をもつことができる―そういう諺があることを忘れてはいけない。
―信用に影響を及ぼすことは、どんなに仔細なおこないでも注意しなければならない。
―自分の手もとにあるものがみな自分の財産だと考え、そんなやり方で生活しないよう気をつけなさい。

・ ルッター派の思考様式に、次のようなものがある。
(一) 自己の聖潔な生活が、方法的に、律法によって審査されうる堅固さと完全へますます高められていく発展こそ、恩恵の地位の印しだということ。
(二) 「かように完全にされた者のうちに働くものは神の摂理であり」、神は彼らの堅忍な待望と方法的熟慮に答えて合図を与え給うということ。

・ プロテスタント的禁欲のいま一つの独自な担い手となった洗礼派に見られる「義認」は、キリストの救いの業績を内面的に自己のものにすることにあった。それは個人的な啓示によって、すなわち各人の内面における聖霊の働きにより、しかもそれによってのみ行なわれた。

・ 洗礼派の諸集団は、現世とその利害からの内的訣別、および良心においてわれわれに語りかけ給う神の支配への無条件の服従だけが、まことの再生の紛れもない標識であり、したがってそれにふさわしい行為が救いの必要事となった。救いは功績によってかちとるものではなく、神の恩恵の賜物なのだが、しかし、良心にしたがって生活するものだけが自分を再生者と考えてよいということだった。この意味において「善き行為」は「不可欠の条件」なのであった。

・ ピューリタニズムの天職理念においては、宗教上の「恩恵の地位」の保持は「自然」のままの人間の生活様式とは明白に相違した独自な向上による確証、によってのみ保証されうるとした。このことからして、個々人にとって、恩恵の地位を保持するために生活を方法的に統御し、そのなかに禁欲を浸透させようとする起動力が生まれてきた。

・ このような、世俗のそとの修道院ではなくて、来世を目指しつつ世俗の内部で行なわれる生活態度の合理化、これこそが禁欲的プロテスタンティズムの天職観念が作り出したものだった。

・ ピューリタニズムの担うエートスは、合理的・市民的な経営と、労働の合理的組織のそれだった。

・ プロテスタンティズムの世俗内的禁欲は、所有物の無頓着な享楽に全力をあげて反対し、消費を、とりわけ奢侈的な消費を圧殺した。その反面、この禁欲は心理的効果として財の獲得を伝統主義的倫理の障害から解き放った。利潤の追求を合法化したばかりでなく、それをまさしく神の意志に添うものと考えて、そうした伝統主義の桎梏を破壊してしまったのだ。

・ 禁欲的節制強制による資本形成では、利得したものの消費的使用を阻止することは、まさしく、それの生産的利用を、つまりは投下資本としての使用を促さずにいなかった。

・ -ジョン・ウェズリーの言
宗教はどうしても勤労(industry)と節約(frugality)を生み出すことになるし、また、この二つは富をもたらすほかはない。
われわれはすべてのキリスト者に、できる限り利得するとともに、できる限り節約することを勧めねばならない。が、これは、結果において、富裕になることを意味する。できる限り利得するとともに、できる限り節約するものは、また恩恵を増し加えられて天国に宝を積むために、「できる限り他に与え」ねばならぬ。

・ 禁欲は企業家の営利をも「天職」と解して、それによって、この独自な労働意欲の搾取をも合法化した。このような天職として労働義務を遂行し、それを通して神の国を求めるひたむきな努力と、ほかならぬ無産階級に対して教会の規律がおのずから強要する厳格な禁欲とが、資本主義的な意味での労働の「生産性」をいかに強く促進せずにはいられなかったかはまったく明瞭だろう。

・ 近代資本主義の精神の、いやそれのみでなく、近代文化の本質的構成要素の1つというべき、天職理念を土台とした合理的な生活態度はキリスト的禁欲の精神から生まれ出たのだった。

・ 上記、フランクリンの小論は、その個所でわれわれが「資本主義の精神」とよんだあの心情の本質的要素が、さきにピューリタンの「天職意識に由来する」職業的禁欲の内容として析出したものと同じであって、ただフランクリンの場合には、宗教的基礎付けがすでに生命を失って欠落しているに過ぎない。


『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー著(岩波文庫)