グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『学問のすヽめ』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで

2012-12-28 09:32:08 | 書評
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お知らせ情報
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大切なお金の運用で、本当のことを知るのはたいへんむずかしくなっています。日本の将来が不透明感を強め、国の年金にも頼れない中、自分でしっかりお金を運用する必要があります。このセミナーで、他では絶対に聞けない、人生を安心して過ごせる「正しいお金の運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

30年以上の経験と資産運用で頂点のグローバル資格を持つ、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤 峰男だから語れる「人生を豊かに過ごすためのお金の運用法」をお話します!

お話しする内容:
● なぜ日本だけに投資していてはダメか、海外投資の必要性とメリット
● 本当に正しい資産運用法の実践法-やり方によって人生の分岐点にも
● 証券会社や銀行がいう通りにしては、必ず失敗する。
● よい金融商品とはどういうものか。
● 安心してお金の相談をできるところはどこか。

日時:2013年1月27日(日)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階) 
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml
(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
~参加料1,000円(当日支払い)、限定10名~
申し込みは、下記メールまたは電話にて「1月27日セミナー参加希望」として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386

講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、1級FP技能士、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。



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弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
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なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
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『学問のすヽめ』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで


明治五年二月に出版された「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」で始まるこの書は、全17編で構成され、各編として明治九年十一月まで、発刊された。

初編は20万部を発行し、その後の16編をあわせて340万部が国中に流布したとされる。本書あとがきで小泉信三は、この書は「古来稀有」のものであったことは争いがたく、その如何に当時の人身を動かしたかは、察するに余りあるものがあると、述べている。

出版されると、大変な反響を呼びながらも、新奇で満語放言だとして攻撃罵詈の頂上を極めたという。

この書を読んで感じるのは、開国後の間もないとき、明治維新直後で人心や体制が不安定な中、非常に重要なタイミングで思想的バックボーンが社会に出てきたということだ。

インドや中国が列強の植民地になりさがり、日本は着々と先進国の仲間入りに向かったその差は、このようなしっかりとした思想的バックボーンによるところが非常に大きいのではないかとあらためて思った次第である。



原文のまま、印象に残った箇所を引用する。


・ 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず(初編)

・ 学問をするには分限を知ること肝要なり。その分限とは、天の道理に基づき人の上に従い、他人の妨げをなさずして我一身の自由を達するなり。自由と我儘との界は、他人の妨げをなすとなさずるとの間にあり。(初編)

・ 人民もし暴政を避けんと欲せば、速やかに学問に志し自ら才徳を高くして、政府と相対し同位同等の地位に登らざるべからず。これすなわち余輩の勧むる学問の趣意なり。(二篇)

・ 正理を守って身を棄つるとは、天の道理を信じて疑わず、如何なる暴政の下に居て如何なる過酷な法に苦しめらるるも、その苦痛を忍びて我志を挫くことなく、一寸の兵器を携えず片手の力を用いず、ただ正道を唱えて政府に迫ることなり。(七編)

・ 開闢の初には人智未だ開けず。・・・人智愈々開くれば交際愈々広く、交際愈々広ければ人情愈々和らぎ、万国公法の説に権を得て、戦争を起こすこと軽率ならず、経済の議論盛んにして政治商売の風を一変し、学校の制度、著書の体裁、政府の商議、議員の政談、愈々改むれば愈々高く、その至るところの極を期すべからず。(九編)

・ 学問をするにはその志を高遠にせざるべからず。・・・およそ世の事物これを得るに易きものは貴からず。物の貴き所以はこれを得るの手段難ければなり。(九編)

・ 粗衣粗食、寒暑を憚らず、米も搗くべし、薪も割るべし。学問は米を搗きながらもできるものなり。人間の食物は西洋料理に限らず、麦飯を喰い味噌汁を啜り、もって文明の事を学ぶべきなり。(十編)

・ 学問の要は活用にあるのみ。活用なき学問は無学に等し。(十二編)

・ 人望は固より力量に由って得べきものに非ず、また身代の富豪なるのみに由って得べきものに非ず、ただその人の活発なる才智の働きと正直なる本心の徳義とをもって次第に積んで得べきものなり。(十七編)

・ 顔色容貌の活発愉快なるは人の徳義の一箇条にして、人間交際においてもっとも大切なものなり。人の顔色は、なお家の門戸の如し、広く人に交わりて客来を自由にせんには、先ず門戸を開けて入り口を洒掃し、兎に角に寄付きを好くすることこそ緊要なれ。(十七編)

・ 凡そ人心の働き、これを進めて進まざるものあることなし。その趣は人身の手足を役してその筋を強くするに異ならず。されば言語容貌も人の心身の働きなれば、これを放却して上達するの理あるべからず。(十七編)

・ 栄養は食物の本色なり。過食はその弊害なり。人間交際の要も和して真率なるに在るのみ、その虚飾に流るるものは決して交際の本色に非ず。(十七編)

・ 人に交わらんとするにはただに旧友を忘れざるのみならず、兼ねてまた新友を求めざるべからず。・・・試みに思え、世間の士君子、一旦の偶然に人に遭うて生涯の親友たるものあるに非ずや。十人に遭うて一人の偶然に当たらば、二十人に接して二人の偶然を得べし。(十七編)

・ 人類多しといえども鬼にも非ず蛇にも非ず、殊更に我を害せんとする悪敵はなきものなり。恐れ憚ることなく、心事を丸出しにして颯爽と応接すべし。故に交わりを広くするの要はこの心事を成る丈沢山にして、多芸多能一色に偏せず、様々の方向に由って人に接するに在り。・・・人にして人を毛嫌いすることなかれ。(十七編)



『学問のすヽめ』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで


『世界を知る力』寺島実郎著(PHP新書)を読んで

2012-12-27 09:39:26 | 書評
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『世界を知る力』寺島実郎著(PHP新書)を読んで


この本を読んで感じたのは、世界は、やはり実際に飛んで回って、見てみる必要があるということだ。そして、土地の人に話を聞く。これがすべて血となり肉となる。そういう小生も、日々の仕事に追われ、海外に行く時間などほとんどないが、日本のすべての社会人が実践するべきことなのだろう。制度として、日本の社会人は、1年に2週間程度、海外に行くことを必須にしたら面白いだろう。

また、この本で、世界や世の中を見る視座というものがどうあるべきかを、読み取れる。あまり肩がこらずに読める本だ。


・ 「おや?」と思う事実にめぐり合ったとき、固定観念に縛られるのではなく、虚心坦懐に心を開き、時空を超えて視界を広げれば、必ずや「世界」は違って見えてくる。

・ 「世界を知る力」を養うためには、歴史的な視座からものを見ることが大切である。

・ 古本屋通いをおすすめする。いやおすすめするというよりは不可欠な話と思っている。

・ 「世界を知る力」を養うためには、大空から世界を見渡す「鳥の眼」と、しっかりと地面を見つめる「虫の眼」の両方が必要だ。その虫の眼を鍛えるのは、なんといってもフィールドワークだ。

・ イスラエルにとって情報とは、生きるための必需品、必須条件である。

・ 情報は教養を高めるための手段ではなく、問題を解決するためにさまざまな角度から集めるものである。断片的な情報を「全体知」へと高める動因は、問題解決に向けた強い意志である。



『世界を知る力』寺島実郎著(PHP新書)

『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んで-No.3

2012-12-26 13:57:03 | 書評
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『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んで-No.3


四書五経」は孔子や弟子が編纂した珠玉の名言集だ。何回も声に出して読めば読むほど、身に入っていく気がする。本書では、渡部昇一氏が一句一句について、解説を加えていてさらにその言葉の奥行きがわかる。ここで上げている言葉はほんの一部であり、ぜひ本書を取ってみることをお勧めする。


志士仁人(ししじんじん)は生を求めて以て仁を害することなく、身を殺して仁を成すことあり。(論語・衛霊公第15)
-立派な人は、生きることを求めて人の道を害することはない。逆に、自分を犠牲にして道徳の道を守ることがある。

鼓を鳴らして之れを攻めて可なり。(論語・先進第11)
-本当に非難すべきものには、鼓を鳴らして攻めるような感じで批判していい。

民、信なければ立たず。(論語・顔淵第12)
-国民は信頼がなければ安定しない。

富貴も淫する能わず。貧賤も移す能わず。威武も屈する能わず。此れを之れ大丈夫と謂う。(孟子・膝文公下)
-地位が高くなろうがそれに溺れることがない。貧乏だろうが身分が低かろうが、それでも志は変わらない。威厳のある人や武力にも屈しない。こういう人を本当の大丈夫という。

彼れも丈夫なり。我れも丈夫なり。吾れ何ぞ彼れを畏れんや。(孟子・膝文公上)
一人の男子として、彼も丈夫だ、俺も丈夫だ。だから彼を恐ることはない。

彼れも一時なり。此れも一時なり。(孟子・公孫丑下)
-「あれも一時、これも一時」。だから、いつまでもこだわってくよくよするな。

心を養うは寡欲より善きはなし。(孟子・盡心下)
-心を養うには欲を減らすのが一番だ。

動かずして敬せられ、言わずして信ぜらる。(中庸・33章)
-むやみに動かなくても尊敬されて、あれこれ言わなくても重んじられる。

徳は孤ならず、必ず鄰あり。(論語・里仁第4)
-徳を持った人は一人ぼっちではない、必ず共鳴する人がどこかにいるものである。

天には親なし、克く敬するを惟れ親しむ。(書経・太甲下)
-天は依怙贔屓をしない。敬の心、慎みの心、恭しい気持ちをよく持つ人を贔屓する。

之れを知る者は之れを好むものに如かず。之れを好むものは之れを楽しむものに如かず。(論語・雍也第6)
-頭のいい人はよく知るけれど、好きでなければそのうち忘れてしまう。長い目で見れば好む人のほうが強い。ところが、さらに長い目で見れば、楽しむ人が一番である。

進むこと鋭きものは、其の退くこと速やかなり。(孟子・盡心下)
-急に勢力を伸ばしたものは急に落ちる。

富は屋(おく)を潤し、徳は身を潤す。(大学・伝6章)
-お金があれば家が立派になるし、徳があればその人が立派になる。

尚(こいねが)わくは屋漏(おくろう)に愧(は)じざれ。(礼記・祭義)
-部屋の奥に一人でいても、人に見られて恥ずかしくないような態度でありたいものである。

仁者(じんしゃ)には敵なし。(孟子・梁惠王上)
-仁の人に対しては、天下に敵はあり得ない。

朋友に数(しばしば)すれば、斯(こ)れ疎(うと)んぜられる。(論語・里仁第4)
-友達でも、しょっちゅう訪ねていくとうるさく思われる。

言必ず信あり、行い必ず果たす。(論語・子路第13)
-行ったことは必ず守る、はじめたことはちゃんとやり遂げる。

君子は世を没して名の称せられざるを疾(にく)む。(論語・衛霊公第15)
-立派な人は、自分が死んでからその名前が褒め称えられないようでは困ると思っている。

天爵(てんしゃく)を修めて、人爵(じんしゃく)は之れに従う。(孟子・告子上)
-天の位というべきもの、すなわち徳を修めると、人間がくれる位はそれに伴なってくる。

死生命にあり。富貴天にあり。(論語・顔淵第12)
-生きるか死ぬか、これは運命である。金持ちになれるか出世できるか、これもある程度運命である。じたばたするな。

死して後に已(や)む。(論語・泰伯第8)
-立派な人の役目は「任重くして道遠し」。だから、やめるときは死ぬ時だ。

徳慧術知(とくけいじゅつち)ある者は恒に疢疾(ちんしつ)に存す。(孟子・盡心上)
-徳、智恵、技術、才智がある人でも、常に困ったもの(疢疾)がある。

君子に三戒あり。少(わか)き時は血気未だ定まらず。之れを戒(いまし)むること色に在り。其の壮なるに及んでは血気方(まさ)に剛なり。之れを戒(いまし)むること闘うに在り。其の老ゆるに及んでは血気既に衰う。之れを戒(いまし)むること得るに在り。(論語・李氏第16)
-若いときは、まだ血気盛んだから、色欲に気をつけなさい。壮年期に及んでは血気が激しくなるから、喧嘩、議論に気をつけなさい。年を取ると血気が衰えるから、欲張りにならないように注意しなさい。

民は惟れ邦(くに)の本なり。本固ければ邦寧(やす)し。(書経・五子之歌)
-民は国の根本であり、その根本を固めれば国は安泰である。

旧徳を食(は)みて貞(てい)なれば、(あや)うけれども終に吉なり。(易経・訟)
-昔、人から受けた恩を忘れないで道を守っていれば、危ない目に遭っても最後には日の目を見る。

礼は其の奢らん与りは、寧ろ倹なり。(論語・八佾)
-礼儀とか社交というものは贅沢というよりは、むしろ倹約でありなさい。

礼は節を踰(こ)えず。(礼記・曲礼上)
-礼は大切だといっても程度というものがある。やりすぎると慇懃無礼に思われて、かえって失礼になる。

志を尚(たか)くす。(孟子・盡心上)
-志を高く保つ。

憤りを発して食を忘れ、楽しみて以て憂いを忘る。老いの将に至らんとするを知らず。(論語・述而第7)
-納得できないことがあれば食べるのも忘れるほど一所懸命考える。心配事があっても楽しい気持ちを持って憂いを忘れる。それは自分が年をとっているのを気にしないくらいだ。

君子は其の親(しん)を施(す)てず。(論語・微子第18)
-君子は親を捨てるようなことはしない。

之れに先んじて之れに労す。(論語・子路第13)
-上に立つ人はとにかく先んじてやり、先んじて苦労するものである。

行いて得ざるものあれば、皆反(かえ)りて諸(こ)れを己(おの)れに求む。(孟子・離婁上)
-自分がやってみてうまくいかないことがあれば、すべて自分の責任にして反省し検討する。

言を以て人を挙げず。人を以て言を廃せず。(論語・衛霊公第15)
-うまいことを言ったからといって、その人を出世させるようなことはしない。しょうがないやつでも、いいことを言えば取り上げる。

智慧ありと雖も、勢いに乗ずるに如かず。(孟子・公孫丑上)
-智恵よりも、その時の勢いの方が重要なものだ。

仁を好めば、天下に敵なし。(孟子・盡心下)
道徳的にうまくやっていけば天下に敵はない。

百姓昭明にして万邦を協和す。(書経・堯典)
-人民がそれぞれ徳を明らかにすれば、万国を仲良くさせることができる。「昭和」年号の由来。

戦々兢兢(せんせんきょうきょう)として、深淵に臨むが如く、薄氷を履(ふ)むが如し。(詩経・小雅)
-深い淵に臨み、薄い氷を履むときは、誰もが恐れ慎む。初心忘るべからず。



『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)

『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んで-No.2

2012-12-25 12:13:41 | 書評
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30年以上の経験と資産運用で頂点のグローバル資格を持つ、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤 峰男だから語れる「人生を豊かに過ごすためのお金の運用法」をお話します!

お話しする内容:
● なぜ日本だけに投資していてはダメか、海外投資の必要性とメリット
● 本当に正しい資産運用法の実践法-やり方によって人生の分岐点にも
● 証券会社や銀行がいう通りにしては、必ず失敗する。
● よい金融商品とはどういうものか。
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日時:2013年1月27日(日)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階) 
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(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
~参加料1,000円(当日支払い)、限定10名~
申し込みは、下記メールまたは電話にて「1月27日セミナー参加希望」として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386

講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、1級FP技能士、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。



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● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

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『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んで-No.2


「四書五経」は孔子や弟子が編纂した珠玉の名言集だ。何回も声に出して読めば読むほど、身に入っていく気がする。本書では、渡部昇一氏が一句一句について、解説を加えていてさらにその言葉の奥行きがわかる。ここで上げている言葉はほんの一部であり、ぜひ本書を取ってみることをお勧めする。


老者は之れを安んぜしめ、朋友は之れを信ぜしめ、少者は之れを懐かしめん。(論語・公冶長第5)
-老人からは「あの男は安心できる男だ。」、友達からは「あいつは信用のあるやつだ。」、目下のものからは「あの人は懐かしい感じがする。」といわれるようでありたい。

富にして求むべくんば、執鞭(しつべん)の士と雖も、吾れも亦た之れを為さん。(論語・述而第7)
-もしも豊かになれるようであれば、下級の仕事でも私はやろう。

恒産なければ、因って恒心なし。(孟子・梁惠王下)
-ちゃんとした財産がなければ、落ち着いた気持ちはない。

民を使うには大祭を承(う)くるが如くす。(論語・顔淵第12)
-民というのは、会社でいえば社員である。社員を使うときは、大切な神様のお祭りをするときのように、慎んだ心で使うべきである。

虎視眈々として其の欲逐逐(ちくちく)たり、咎(とが)なし。(易経・頤)
-為政者や経営者が虎視眈々として全方位に目を見開き、政治や経営に全精力を傾ければ咎はない。

善を嘉(よみ)して不能を矜(あわれ)む。(論語・子張第19)
-いいことをやれば褒めてやり、できなかった者は哀れんでやる。

黙して之れを識(しる)し、学びて厭(いと)わず、人を誨(おし)えて倦(う)まず。何か我れに有らんや。(論語・述而第7)
-黙っていろいろなことを考えて認識し、勉強を嫌がらず、人に教えても退屈しない。これ以外に私に何があろうか。

面従(めんじゅう)して退いて後言あることなし。(書経・益稷)
-人の前ではぺこぺこして、そこに人がいなくなるとぶつくさ言う。そのようなことはないようにしなさい。

怒りを遷(うつ)さず、過ちを弐(ふたた)びせず。(論語・雍也第6)
-腹立ち紛れに何かをしない、同じ過ちを二度としない。

下学(かがく)して上達す。天を怨(うら)まず、人を尤(とが)めず。(論語・憲問第14)
-下のことまでよく勉強して、だんだん上達していく。運命に対して天を怨まないし、人のせいにしない。

以って六尺の孤(こ)を託すべし。以って百里の命を寄すべし。(論語・泰伯第8)
-君子の条件を述べた言葉。14,5歳の孤児を預けてもいいし、遠い道のりを旅するときにいのちを任せてもいい。

知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。(論語・子窂第9)
-知者は惑わない、仁者は憂えない、勇者は恐れない。

爾(なんじ)に出ずる者は、爾に反(かえ)る。(孟子・梁惠王下)
-あなたがしたことはあなたに返る。よいことをすればよいことが返ってくるし、不義理をすれば不義理が返ってくる。

言悖(もと)りて出ずる者は亦た悖りて入り、貨悖りて入る者は亦た悖りて出ず。(大学・伝10章)
-悪いことを言った者には悪いことが戻ってくる。悪いことをして儲けたお金は、また悪い形になって出て行く。

人心に同じからざるは其の面(おもて)の如し。(左伝・襄公31年)
-人の心は顔がそれぞれ違っているようにみんな違う。

君子は器(き)ならず。(論語・為政第2)
-一番上に立つ人は専門能力や器用さとは関係ない。

事は予(あらかじ)めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す。(中庸・20章)
-あらかじめよく準備すれば成功するし、準備しなければ、必ずだめになる。

君子は易(い)に居て以て命を俟(ま)ち、小人は険を行いて以て幸を徼(もと)む。(中庸・14章)
-立派な人は無理をしないでいて天の命を受ける。小人は危ないことを行って一発勝負の利益を求める。

学ばざれば穡(まがき)に面す。(書経・周官)
学ばないと垣根に向かっているようなもので、中味が見えない。本当のことは学ばないとわからない。

行くに径(こみち)に由らず。(論語・雍也第6)
-行く時は少し遠回りでも大きな道を行きなさい。

遠きに行くには必ず邇(ちか)きよりす。(中庸・15章)
-遠くに行くには必ず近いところから行くべきだ。ものごとには必ず順序がある。

義を後にして利を先にするを為さば、奪わずんば饜(あ)かず。(孟子・梁惠王上)
-仁義を後回しにして、とにかく利を先に考えれば、すべて奪い取らないわけにはおられない。



『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)


『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んでーNo.1

2012-12-21 09:25:26 | 書評
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お知らせ情報
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『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)を読んでーNo.1


孔子(紀元前551年9月28日‐紀元前479年4月11日)がなくなったときは、釈迦が亡くなった年とほとんど同じとのこと。また、孔子が亡くなったときには、まだソクラテスは生きていたそうである。偉大な人物たちが、いまも連綿と語り継がれる思想を形成した時代に思いをはせながら、この書を読んでみるとよいだろう。四書五経は、孔子とその弟子の編著作といってよいものだそうである。これについては、小生はまったく知らなかった。この本は、四書五経のなかから366の名文句を載せている。そのなかでさらに絞った80ほどを、3回に渡り紹介する。


なお、小生が「論語」読後録の中で記したものは、ここに記していない。


四書
論語-孔子の言葉を弟子たちが編集したもの
孟子-孔子の直弟子の曾子から、孔子の孫の子思に伝わり、その子思の弟子に伝えられた教えを受けた孟軻の著述。孟軻は孔子の死後約100年後に、孔子と同じ魯の国に生まれた。
大学・中庸-南宋の朱熹が注釈を施してから広く世に行なわれるようになった。元来は「五経」の一つの「礼記」の中にあったものを独立させたもの。

五経
礼記-周末から観にいたる古礼についての、孔子の教えを汲むものたちの諸論を集めたもの。つまり古代の儒学の本。
詩経-古代の詩を孔子が編集したもの
書経-古代の史官たちが書き残したものを孔子が編述したもの。
易経-神話の時代から伝えられたとされるものや、孔子が『先王』として尊敬した周の文王や周公の作。その解釈、説明、細くは孔子の作といわれる。
春秋-孔子の生まれた魯の国の歴史を孔子が整理して述べたもの。


躬(み)自ら厚くして薄く人を責むるときは、則ち怨(うら)みに遠ざかる。(論語・衛霊公第15)
-自らの責任を重くして、人を責めるときはあまり責任をかぶせないようにすると、人から怨まれない。

博く之れを学び、審(つまび)かに之れを問い、慎んで之れを思い、明らかに之れを弁じ、篤く之れを行なう。(中庸・20章)
-学ぶのは広く、精密にそれを調べ、慎重に考え、明快に結論を出し、そして篤く行なう。

室を築かんとして道に謀るが如し。(詩経・小雅)
-自分が家を建てるのに、何の関係もない人に意見を聞く。

子の燕居するや、申申(しんしん)如(じょ)たり、夭夭(ようよう)如たり。(論語・述而第7)
-孔子は、一人でいるときも、伸び伸びとして楽しげで、微笑をたたえて美しい桃のようだ。

君子は坦らかに蕩蕩(とうとう)たり。小人は長しえに戚戚(せきせき)たり。(論語・述而第7)
-立派な人は、気分が坦らかで伸び伸びしている。つまらない人間は、いつでもくよくよ、びくびくしている。

志は、気の師(すい)なり。(孟子・公孫丑上)
-志は、気を率いていくものである。

臣は朕(ちん)が股肱(ここう)耳目なり。(書経・益稷)
-臣は自分の股(もも)であり、肱(ひじ)であり、耳であり、目である。

言語を慎み、飲食を節す。(易経・頤)
-話すときは言葉を選び、食するときは暴飲暴食を避ける。

辞譲の心は礼の端(はじめ)なり。是非の心は智の端(はじめ)なり。(孟子・公孫丑上)
-譲るという気持ちは礼のはじまりである。

天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。(孟子・公孫丑上)
-一番重要なのは人の和であって、その次が地の利であり、その次が天の時だ。いくらチャンスに恵まれても、ひとりの力ではそれをつかむのは難しい。

厚くすべき所の者に於いて薄くする者は、薄くせざるなし。(孟子・盡心上)
-本当は手厚くしなくてはいけないところなのに「そんなことをする必要はない」という人は、全部を手薄くするものである。

人を使うに道を持ってせざれば、妻子にもおこなわるること能わず。(孟子・盡心下)
-人を使うときには、ちゃんとした道理を示さなければ自分の家族でもいうことを聞かない。

斅(おし)えるは学ぶの半ばなり。(書経・説命下)
-教えることの半分は自分が学ぶことである。

罪の疑わしきは惟れを軽くし、功の疑わしきは惟れを重んず。(書経・大禹謨)
-その罪が疑わしいときには軽く処分して、その手柄がはっきりしないときには重んじてやる。

成事(せいじ)は説かず。遂事(すいじ)は諌(いさ)めず。既往は咎(とが)めず。(論語・八佾第3)
-成功した自慢話はせず、してしまったことはいさめない。過去の間違えはとがめない。

人はその子の悪しきを知ることなく、その苗の大いなるを知ることなし。(大学・伝8章)
-人は自分の子供が悪いということを知らない。また、自分の家の苗が大きいと思わない。

己に克ちて礼に復(かえ)る。(論語・顔淵第12)
-自分の欲求を抑えて、ちゃんと守るべき道徳的規範を守る。

中庸の徳為(た)るや。其れ至れるかな。(論語・雍也第6)
-極端を避けるということは素晴らしいことだ。

之れを如何せん、之れを如何せんと曰(いわ)ざる者は、吾れ之れを如何ともする末(な)きのみ。(論語・衛霊公第15)
-どうしたらわかるのか、どうしたらいいのうか、この意味はどうだろうかと、常に問うてくる人でなければ、先生がいくら教えたところでだめだ。

必ずや名を正しゅうせんか。(論語・子路第13)
-何をやるにも名目が立たなければやる気が出ない。

隣の厚きは君の薄きなり。(左伝・僖公30年)
-隣国が発達してくると、こちらの国が薄くなっていくので危ない。

善を見ては則(すなわ)ち遷(かえ)り、過ちあれば則ち改(あらた)む。(易経・益)
-善を見たらすぐにそれを真似しようとし、過ちがあればすぐに改める。

其の睹(み)ざる所を戒慎し、其の聞かざる所に恐懼(きょうく)す。(中庸・第1章)
-他人に見えないところでもきちんと慎み、他人が聞いていないところでもいい加減なことをせずに恐れ慎む。

天の将(まさ)に大任を是の人に降(くだ)さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめ、其の体膚を飢えしめ、其の身を空乏(くうぼう)にし、行なうこと其の為さんとする所に払乱せしむ。(孟子・告子下)
-天がある人に何かをやらせようとするとき、まずその志を苦しめることが起こる。肉体を消耗させることが起こる。お腹が空くことが起こる。貧乏になることが起こる。そして、一生懸命やろうとすることがうまくいかないことがある。

道を志して悪意悪食(あくいあくじき)を恥じる者は、未だ与(とも)に議(はか)るに足らず。(論語・里仁第4)
-何かに志して、いい着物を着たりご馳走が食べられないという状況にいることを恥ずかしいと思っている人は本物ではない。

再びすれば斯に可(か)なり。(論語・公冶長第5)
-一度だけではなく、もう一度検討すればよい。

人一たびして之れを能(よ)くすれば、己れ之れを百たびす。人十(と)たびして之れを能くすれば、己れ之れを千たびす。(中庸・20章)
-人が一回でできることを自分は百回する。人が十回でできることを自分は千回する。すべてのことに熟達する王道である。

学は及ばざるが如くす。猶お之れを失わんことを恐る。(論語・泰伯第8)
-勉強はいくらやっても追いつかないという感じでやらなければならない。また自分が習得したことも、すぐになくなるもののように恐れて、その学問を守らなければならない。

一善を得ては則ち拳拳(けんけん)服膺(ふくよう)す。(中庸・第8章)
-何かいいことを一つしたら、それを大切に胸の中に奉る。

薬瞑眩(めいげん)せずんば厥(そ)の疾(やまい)瘳(い)えず。(書経・説命上)
-薬というものは目がくらむほどでないと効かないものである。それと同じように、忠告なども相手がめまいがするくらいの言葉でないと効き目がない。

財を生ずるに大道(たいどう)あり。(大学・伝10章)
-財を生ずるにはそれなりの立派な道がある。



『四書五経一日一言』渡部昇一編(致知出版社)

『超越瞑想入門』マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著(読売新聞社)を読んで

2012-12-20 11:09:33 | 書評
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『超越瞑想入門』マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著(読売新聞社)を読んで


この本は、いわば瞑想の元祖といわれる著者が書いた本だ。瞑想というとなにやらオカルトめいた雰囲気を感じる向きもあるかもしれないが、それは瞑想の意味を知らない人が抱く大きな誤解だ。きっと瞑想をすることにより、新たな風景が開かれることだろう。

この本の中では、瞑想の具体的な方法については書かれていないが、瞑想がもたらす心への影響について詳しく書かれている。具体的な方法は、各地域のマハリシ総合研究所の支部(本書にリストあり)にて学ぶとなっている(有料)。なお、具体的な方法については、『仕事に疲れたら、瞑想しよう。』(ソフトバンク新書)を参照してもよいだろう。


瞑想がどういう思想に基づいているか、それがもたらす心への影響をエッセンスでお送りしよう。

・ 私たちの心は、宇宙の無限の知性を表すことができる。

・ すべての人は、苦しみの全くない人生、『成就』の最高のレベルにまで高められた人生を生きるために生まれている。

・ 無限の愛の流れと、各人の幸福と進化を維持するため、偏在する宇宙の「主宰者」は、親切にも万物の中にその本質として内在している。

・ プラーナとは、外に表れ出ようとする「存在」の力です。それは内に隠れているものが外に現れようとする傾向です。

・ プラーナは、抽象的で絶対的な「存在」の推進力であるということができます。

・ 「存在」は内に隠れた絶対の存在です。それが振動して外に現れようとする、その傾向のことをプラーナといいます。プラーナとは「存在」の力です。

・ プラーナは「存在」の本性から生まれるものです。

・ 内に隠れた「存在」の海に、心の波を生み出す風の力のような作用をするのがカルマです。

・ カルマをよく調べると、心(行為者)がなければ、カルマすなわち行動は生じないということがわかります。カルマとは行動または活動という意味です。

・ 心はカルマから生まれてカルマを創り、カルマは心から生まれて心を創る、ということです。

・ プラーナは宇宙知性の最初の現れです。したがって、個別の心は、宇宙の心すなわち純粋知性の反映であるということがわかります。

・ 個人生命と宇宙生命はともにカルマの力により創造され、維持され、解体されるということです。

・ 今まで欠如していたのは、「存在」の価値とカルマの領域における活動の価値とを調和させる技術なのです。

・ 行動の技術に必要なことは、まず活動をゼロに落として、そこから行動することです。

・ 同様に、心の活動を静止状態にもっていき、その点から行動を起こせば、最小のエネルギーで済みます。

・ 人は行動の領域に生きながら、同時に絶対「存在」の至福意識の中で永遠に自由の生命を営むことができます。この世界に十分な興味をもって行動しながら、同時に神意識の中に生き、それによって、絶対実存の状態と総体実存の状態の二つの価値を統一することが可能なのです。

・ 「存在」の超越状態は、視覚、聴覚、触覚、臭覚、味覚のすべてを越えたところ、あらゆる思考、あらゆる感情を超えたところにあります。

・ 注意を超越「存在」のレベルに導く過程が、超越瞑想のシステムなのです。

・ 超越瞑想を学ぶには、瞑想を正確に指導しその経験をチェックするための訓練を受けた、瞑想の熟練者による指導が必ず必要です。

・ この瞑想を始めると、エネルギーは増大し、頭脳は明晰になり、健康も向上します。

・ 生命には二つの面、すなわち絶対と相対があり、生命の絶対面は純粋意識、永遠実存の普遍で絶対の大海であり、相対面はその絶対面が外に現れたものに他ならない。

・ 自分の全潜在力を活用しなければ、人は生命の目的を成就することはできません。いろいろなことで悩むのは、自分の心の意識の力、すなわち内側に所有している大きなエネルギーを活用していないからです。

・ 生きる技術とは、心がその内側に絶対「存在」の永遠の状態を養うことです。

・ 一日の活動は、体や神経系を過度に疲れさせるようなものであってはなりません。過度の活動のほかに、無分別に行なう飲食も神経系を鈍くします。

・ 心は瞑想中、超越への途上で通過していく感覚のレベルを活性化するのです。

・ 五感の全範囲が活性化されると、「存在」が五感のレベルにやってきます。そして、その結果、五感の知覚能力が増大します。五感はますます大きな幸せを経験できるようになります。

・ 最小のエネルギー消費で話す技術は、環境に調和する想念を表現することにあります。実際には次のようにすればよいでしょう。
―そのときにあった話し方をする。
―環境に合った話し方をする。
―周囲の人の意識の需要のレベルにあった話し方をする。
―自分自身の状況に合った話し方をする。
―衝動に駆られて話さない。

・ ある人の進化の程度は、その口から出る一つの言葉からでも判断がつくのです。

・ 話す技術とは、ありのままに考え話しながら、出てくる言葉が気持ちよく、柔らかで、正しい性質のものになる技術です。

・ 計画が優れたものであれば、行動に要する時間は少なくてすみ、最小のエネルギー消費で最大の結果を環境にもたらすことができるでしょう。

・ 行動を始める場合、まずその行動の目的を心に定めることが必要です。

・ 目的から横にそれないようにすることが大事です。目的の固定は、あらゆる行動の成功を支える中心的な柱であるといってもよいでしょう。また、目的の固定は、行動の進行を促す推進力の役割を果たします。

・ 目的の固定という能力を養おうと目指すとき、人生のほかの面が見えなくなるほど一つのことに熱中してしまってはならない。

・ 行動を成功に導く最も重要な要因は、行動する人自身の純粋性です。

・ 人に接する基本原則は、与えることでなければなりません。誰かに会いに行くときは、その人に自分は何を与えられるかを考えなさい。

・ 無関心が、人生における否定的な状況に対して用いるべき武器なのです。

・ 存在の技術とは、私たちの人生を高いレベルにおくことによって、自然に、無心に、調和と喜びのうちに、よい対人関係をつくるようにするものです。人に接する場合、無理で不自然な振る舞いは絶対によくありません。


『超越瞑想入門』マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー著(読売新聞社)

『フランクリン自伝』ベンジャミン・フランクリン著(岩波文庫)を読んで

2012-12-19 10:23:22 | 投資
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『フランクリン自伝』ベンジャミン・フランクリン著(岩波文庫)を読んで


この本は、昔から読まれてきた自伝の名著だ。フランクリン、死の前年まで丁寧に書き記したものだ。そもそもの動機が、息子に人間としての生き方を言い残しておきたいという気持ちで書かれているので、読む人にとっても、大変示唆に富む内容だ。また、当時のアメリカの状況が手に取るようにわかり、独立前の植民地のアメリカと宗主国イギリスとの関係も大変興味深い。

小生、実は、フランクリンのことは、独立宣言を起草した建国の主要人物で100ドル札に肖像が載っているなぁー、程度だった。しかしながら、この本を読んで、いかにフランクリンが純粋な献身的精神をもって、初期アメリカの国づくりに貢献したかがよくうかがえた。大変読み応えのある本だ。今の歳になって読むのもやや遅いという感もあったが、読んでよかったと思っている。

フランクリンが献金活動を始めると、どんどん金が集まる。とにかく人望が厚い。ある人が、献金を募り始めると、人は「フランクリンは何て言っているか?」と尋ねるそうだ。一つのプロジェクトを成し遂げるに、どういう行動をとったらいいかなど、(息子に教えているように)事細かに書き記したいわば処世訓でもある。


・ いきなり人の説に反対したり、頑固に自説を主張したりする今までのやり方を止め、ソクラテスのいう方法に従って謙遜な態度でものを尋ね、ものを疑うといった風を装うことに決めた。

・ 異論が起こりそうに思えることを言い出すときには、「きっと」とか、「疑いもなく」とか、その他意見に断定的な調子を与える言葉は一切使わぬようにし、そのかわりに、「私はこうこうではないかと思う」とか、「私にはこう思われる」とか、「これこれの理由でこう思う、ああ思う」とか、「多分そうでしょう」とか、「私は間違っていなければこうでしょう」とか言うようにしたが、この習慣は、自分が計画を立ててそれを推し進めていくにあたり、自分の考えを十分に人に呑み込ませてその賛成を得る必要があった場合に少なからず役に立ったように思う。

・ いったい談話の主要な目的は、教えたり教えられたり、人を喜ばせたり説得したりすることにあるのだから、ほとんど決まって人を不快にさせ、反感を惹き起し、言葉というものがわれわれに与えられた目的、つまり知識なり楽しみなりを与えたり受けたりすることを片っ端からダメにしてしまうような、押しの強い高飛車な言い方をして、せっかくの善をなす力を減らしてしまうことがないよう、私は思慮に富む善意の人々に望みたい。

・ 実際、人に物を教えようとするときに、押しの強い独断的な言い方で自分の考えを述べたのでは、人は反対したい気持ちになって素直には聞いてくれないだろう。

・ また、他人の知識から教えを受けて賢くなりたいというのに、しかも現在の考えを固執するようなことを言っては、議論を好まぬ謙遜で思慮ある人なら、おそらく間違っていてもそのままにしておいて直してはくれないだろう。

・ さらにまたこういうやり方では、聞き手に好感を与えて喜ばせたいと思っても、あるいは相手を説得してその同意を得たいと思っても、まず無理というものであろう。

・ 英国詩人ポープによれば、
―人に物を教えるには、教えているような風をしてはならない。
―その人の知らぬことでも、忘れたことのように言い出さねばならない。
―確かなことでも確信なげに話せ。
―不遜な言葉には弁護の余地がない。謙遜が足りないのは分別がないから。

・ なにかある計画を成し遂げるのに周囲の人々の助力を必要とする場合、有益ではあるが、自分たちよりほんのわずかでも有名になりそうだと人が考えやすい計画だったら、自分が発起人だという風に持ち出しては、事はうまく運ばない。そこで私はできるだけ自分を表面に出さないようにして、この計画は数人の友人が考えたことで、自分は頼まれて皆から読書家と思われている人のところを話して廻っているのだと説明した。この方法をとってからというもの、仕事は一段と円滑に進んだ。

・ 私が子どものころ父がいろいろな教訓を説いてくれた中でも、「汝その業に励む人を見るか、かかる人は王の前に立たん、かならず賤しき者の前に立たじ」というソロモンの教えをたびたび繰り返してくれたもので、その時分から私も勤勉こそ富と名声を得る手段だと考え、これに励まされていたのである。もっとも私は文字通り「王の前に立つ」ようになろうとは夢にも思っていなかったが、後にそれは事実となって現れた。というのは、私は5人もの王の前に立ち、ことにそのひとり、デンマークの王とは食事を共にする名誉を得さえしたのである。

・ 十三徳

第一 節制 飽くほど食うなかれ。

第二 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。

第三 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。

第四 決断 なすべきことはなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。

第五 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。

第六 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。

第七 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまたしかるべし。

第八 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与えるべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。

第九 中庸 極端を避けるべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも。激怒を慎むべし。

第十 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。

第十一 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。

第十二 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行ない、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。

第十三 謙譲 イエスおよびソクラテスに学ぶべし。

・ (ここで、フランクリンは手帳を作り、この十三徳を一ページずつ割り当て、一週間ごとに一つの徳を集中して高めるようにする方法を使っている。おそらく20歳台で作った心構えだ。)

・ (この手帳には、これらの徳を達成するため、フランクリンは先人の徳の大事さを語った言葉や祈祷文を書き記している。)

・ ローマ政治家カトーの言葉―「われこの信念を守り続けん。我らの上に、まこと、神のましまさば、神は徳をこそ嘉したまわめ。しかして神の嘉したまうもの、あに幸いならざらんや。」

・ ローマ哲学者キケロの言葉―「おお、汝、人の世の道しるべなす学問よ。徳を求めて倦まず、もろもろの悪徳を駆遂する学問よ。汝の教えに従いて有益に過ごせる一日は、罪に包まる永生に勝れり。

・ ソロモンの箴言―その右手には長寿あり、その左手には富と尊貴とあり。その道は楽しき途なり、その径すじはことごとく平康し。

・ フランクリンが作った、神の助けを得るための祈祷文―おお、全能の神よ。恵み深き父よ。慈愛深き指導者よ。わが誠の道を見出すかの知恵を増やさせたまえ。その知恵の指し示すことをなしとぐる決意を強めさせたまえ。われと同じく汝の子なるものに対するわが心からのつとめを嘉したまえ。そは汝のたえざる恵みに対してわがなしうる唯一の報いなり。

・ 18世紀英国詩人トムソンの祈祷文―光と命の父、汝、至善の神よ。
  願わくはわれに善きことを教えたまえ、
  御自ら教えたまえ。
  愚かしきこと、空しきこと、悪しきこと、
なべての卑しき仕業よりわれを救いたまえ。
知恵と心の安らぎと清き徳もて、わが魂をつちかいたまえ。
聖にして、実あり、萎ゆきことなき
祝福をわれに与えたまえ。

・ さらには、手帳の一ページには、規律の徳に付した戒律で、仕事はすべて時を定めてなすように命じているので、一日24時間をどう使うかを定めた次のような計画を書き記している。

朝 設問(今日はいかなる善行をなすべきか)

5~7時―起床、洗顔、「全能の神」への祈祷。一日の計画を立て、決意をなすこと。現在の研究を遂行すること。朝食。

8~11時―仕事

昼 12~1時―読書、または帳簿に目を通すこと。昼食。

午後2~5時―仕事

晩 設問(今日はいかなる善行をしたか)

6~9時―整頓。夕食。音楽、娯楽、または雑談。一日の反省。

夜 10~4時 睡眠

・ 正直と誠実は、貧しいものが立身出世するのに、最も役立つ徳である。

・ 謙譲の徳の効用を説いて―「確かに」とか、「疑いなく」など、断定的な見解を表す語句は一切使わぬことに決め、そのかわりに、「私はこう思う」とか、「こうではないかと思う」とか、「こうこうだろうと想像する」とか、「現在のところ、私にはこうだと思われる」というような言い方を用いることにさえした。間違いだと思われることを人が主張したときでも、頭から反駁したり、いきなりその主張の不当を指摘して快をむさぼるようなことは止め、これに答えるにも、まず最初に、時と場合によっては君の意見も正しいだろうが、現在の場合はどうも違うようだ、自分にはそう思えるが、などと述べるのであった。かように態度を変えた効果は、たちまち現れ、人と話をしても以前より気持ちよく運ぶようになった。謙譲な態度で自分の意見を述べるので、かえって容易に人に受け入れられ、反対も少なくなってきた。自分の意見が間違っている場合でも、そんなに恥をかかないですんだし、たまたま自分のほうが正しい場合には、いっそう容易に人を説得してその誤りを改めさせ、自分の説に同意させることができるようになった。

・ 私が覚えていることわざに、「一度面倒を見てくれた人は進んでまた面倒を見てくれる。こっちが恩を施した相手はそうはいかない。」という古いことわざがある。他人の敵意ある行動を恨んでこれに返報し、敵対行為を続けるよりも、考え深くしてそれを取り除けるようにする方がずっと得なのである。

・ 私は、「はじめの百ポンドさえ溜めてしまえば、次の百ポンドはひとりでに溜まる」ということわざが真実であることを実際に経験した。金というものは本来繁殖力の強いものだ。

・ 人間の幸福とは、時たま起こるすばらしい幸運より、日々起ってくる仔細な便宜から生まれるものである。たとえば、貧しい青年に自分で顔をそり、かみそりを整頓しておくことを教えてやるのは、1000ギニーを恵んでやるよりも、その男の生涯の幸福に寄与することが大きいであろう。

・ 人間は何かやっているときが一番満足しているものである。


『フランクリン自伝』(岩波文庫)

『俺は、中小企業のおやじ』鈴木修著(日本経済新聞出版社)を読んで

2012-12-18 10:07:32 | 書評
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日時:2013年1月27日(日)15:00~17:00
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講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役
プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、1級FP技能士、金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。



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『俺は、中小企業のおやじ』鈴木修著(日本経済新聞出版社)を読んで


この本は、軽乗用車メーカーのスズキを3兆円企業に育て上げた人物が、これまで断り続けてきて初めて世に出した本という。内容はきわめて読みやすい。

著者は、3兆円企業の会長兼社長で創業家の娘婿だが、それをひけらかすようなことはなく、とにかく世相を読み、人を読み、どういう車が売れるかと愚直に探求し続け、これまでの成長を遂げてきたという。

また、トップ自らの工場監査に代表されるように、徹底したコスト削減努力を全社に行き渡らせ、数万点の部品の一つ一つにいたるまで目を光らせる。

この人物を見ていて感じるのは、日々の積み重ねの大切さだ。そして、この本のタイトルのとおり、ご本人は本当に、「俺は、中小企業のおやじ」と思っていると思う。

この本を読んで、参考になった箇所を以下に記す。

・部品の共通化によるコスト削減

・ハンガリー事業で、EU参加を目指すハンガリー政府に、スズキはEUが求める国内部品調達率60%を満たしていないといわれ、現地工場からクルマ一台分の部品のうち、大型のプレス部品や板金部品一式を油のついたままトラックで運ばせた。

それを、ハンガリーの大蔵省に勝手に運び込み、マフラーから、鉄板を打ち抜いたボディー部品までをずらりと赤じゅうたんに並べた。並んだ部品のうち、日本から持ち込んだ部品には赤い丸をつけ、残りは「すべてハンガリー製ですよ」とアピールした。これにはハンガリー人もびっくりしたようだ。そこで私は現物を前に懸命にアピールした。私は通訳もなしに「これが日本製、これがハンガリー製です。これでも60%を満たしていないのか」と訴えた。

これによって、ハンガリー政府の見解は覆った。

・少しばかりの債権を確保しようとしてじたばたするより、思い切りよくあきらめて、新しい仕事に前向きのエネルギーを投入する方がはるかに生産的だ。

・会社というのは、いろいろ手間がかかっても一から自分でつくりあげたほうが、いい結果が出る。

・いいか。セールスは断られたときからが勝負だ。あきらめずに掛け合って来い。

・ストの一つや二つで腰砕けになるようでは、経営者失格だ。


『俺は中小企業のおやじ』鈴木修著(日本経済新聞出版社)

『流れる星は生きている』 藤原てい著(中公文庫BIBLIO20世紀)を読んで

2012-12-17 10:21:07 | 書評

以下アマゾンの紹介文:
「昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。戦後空前の大ベストセラーとなり、夫・新田次郎氏に作家として立つことを決心させた、壮絶なノンフィクション。」

母として3人の子を抱えて、満州から日本へ帰る行軍は、これほどの苦しみがあろうかというほど、すごいものがある。子どもを守り阿修羅のごとくになって生き抜こうという生命力の強さは感動ものだ。この書は、著者が日本に帰国後健康が優れない中、遺書代わりにかかれたものであり、まさに真実が書かれている。この子どものうちの一人が「国家の品格」を書いた数学者の藤原正彦氏だ。ご本人は、この当時の記憶がないという。

人間、極限の状態になると、本性が見えてくるということがよくわかる。いっしょに行軍する人々の中では約束したことは守らず、貸したお金は忘れた振りして返さず、あるいは詐欺まがいに金儲けを考え、自分や家族かわいさのあまり他の人をふるい落とすというような出来事が頻発する。夫であり父でもある連れ合いがおらず、母として一人で、3人の幼少児を引き連れ逃げ延びる姿は、鬼神のようだ。母としての本当の強さを感じる。著者は90歳を越え、今も健在だ。


『流れる星は生きている』 藤原てい著(中公文庫BIBLIO20世紀)

『大いなる遺産-上・下』チャールズ・ディケンズ著(新潮文庫)を読んで

2012-12-14 14:36:02 | 書評

イギリス19世紀を生きた文豪チャールズ・ディケンズの傑作である。人間味豊かな登場人物。その構成と展開が絶妙だ。登場人物のさまざまな人間性が出て、どれもこれも、おもわず微笑み、「おー、そうかそうか」と同情し、それからの行く末を案じてしまう。

哲学的なこととか、思想的な面は直接にはないのだが、人間がいかに生きていくか、人とどうかかわっていくべきか、社会にどう参画するかなど、実際の人間模様を描く中で浮き上がってくるところは、ディケンズのディケンズたる所以だ。読後、こころがほんのりと暖かくなり「あー、読んでよかった。」と思う心地は得がたいものがある。


『大いなる遺産-上下』ディケンズ著(新潮文庫)