グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで

2012-05-14 10:26:04 | 書評
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お知らせ情報
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-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-

混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金融商品を売り込む金融機関や証券会社、F会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限られています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

~参加無料 限定10名~

日時:2012年5月26日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml


申し込みは、下記メールまたは電話にて「5月26日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386


講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆

30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。

一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



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弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

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● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

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資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386



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『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)を読んで


一言でいえば、大変すっきり読めたという感じだ。自伝というと、堅苦しい雰囲気が漂うが、この本は違う。福沢諭吉の人柄、生き方が如実に出た稀有な自伝といってよいだろう。福沢諭吉を知ることのみならず、自伝書としての価値をここに見る。速記者に口述し、それを福沢自ら加筆・修正を加えるのだから、中身の信頼性は高く、話の流れは大変スムーズだ。

稀代の著作家でもあり、優れた語り手という条件が重なり、語るに千金に値する生涯を綴るのだから、面白いのは当然ともいえよう。

正直なところ小生は、福沢諭吉は中津藩出身の武士で、慶応義塾の創始者、『西洋事情』『文明論の概略』の著者程度のことしか知らなかった。また、幕末の志士(あるいは志士との交流が深い)という誤ったイメージがあった。ところが違うのだ。

中津藩から出て長崎に行き、その後江戸を目指すが、大阪の緒方洪庵塾入りを勧められ、そこでしばらく蘭学を学ぶ。江戸入り後は、米国などとの対外交渉のため幕府側の文書の翻訳者あるいは通訳だった。つてを頼り、咸臨丸での米国行きを実現し、その後欧州視察団にも加わり、欧米民主主義の状況を『西洋事情』に紹介し、世の中の大反響を受けた。

芝に私塾をつくり、英語書物の解釈、翻訳などをやっていた。これが慶応義塾の発祥だ。幕末、維新の騒乱とは一切かかわらず、上野の戦いの際も塾は開講していた。官とはまったくかかわらず、常に野にいた。また儒学や漢学を排除し、西洋文明に立脚していたことも大きな特徴だ。福沢諭吉の果たした大きな役割は、幕末、維新前後に海外視察で見聞した西洋文明のいち早い日本への紹介や啓蒙だろう。

福沢個人としての特徴は、常に恬淡として、金に執着せず、マイペースで自分の人生を淡々と生きたという印象だ。人間としても個性的でおもしろい。人生をさわやかに生きた偉人の生涯が手軽に読める古典といってよいだろう。


『福翁自伝』福沢諭吉著(岩波文庫)