グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

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総理の余暇の過ごし方

2006-07-31 09:22:27 | Weblog
小泉首相の週末の過ごし方を見ると、公邸で過ごすという記述がもっとも多い。これ以外は、歌舞伎やオペラ鑑賞に時間を費やす。公邸では読書やクラシック鑑賞に没頭する。たまに家族で食事。日常の激務へ、週末に英気を養っている感がある。一方、首相候補と目される3候補の趣味というと、谷垣財務大臣は長距離サイクリング、麻生外務大臣は漫画雑誌の乱読、安倍官房長官は伝わってこない。

小泉首相の最初の施政方針演説では、米百俵の精神を上げていたが、全般的に後ろに教養を感じる感があった。プレスリー邸での独演会はちょっといただけなかったが。新首相となる候補も、やはり最低限の外国の首脳と伍する教養を持っている必要がある。谷垣さんが多数のSPを連れて、週末サイクリングに行く姿や麻生さんが執務室で漫画を読んでいる姿はちょっといただけない。小渕前首相が、株上がれーとかぶを両手で上げていた姿や森前首相が、水産高校の練習船がハワイ沖で潜水艦に沈没させられたとき、カウボーイハット姿でゴルフのスウィングをしている姿が連日報じられたが、やはり国のリーダーたるもの、国民から尊敬される教養を身につけた人になってもらいたい。それがひいては国の品格につながってくる。

企業の実態を示す欠陥問題

2006-07-28 09:29:51 | Weblog
トヨタ製欠陥車の発表遅れやパロマの長年にわたる欠陥事故の放置は、人の安全にかかわる重大な問題だ。このような欠陥があった場合の対応が、時の企業の体質を如実に示すものとなる。ちょっと前では、三菱自動車の欠陥問題、雪印の中毒事件など、どう見ても消費者主体の対応をしていないのがすぐわかる。企業の体質を見る上で、このような欠陥への対応が、もっともその体質が現れるところだ。

そして消費者が忘れてはならないのが、欠陥を起した時の企業の対応とその後の行動だ。あまりにも簡単に忘れてしまうと、制裁の甘い社会となり、産業規律や社会的浄化が働かなくなる。社会を良くするのも悪くするのも、消費者が主役だ。

梅雨明けは8月?

2006-07-26 10:56:51 | Weblog
まだ、全国的に梅雨は明けていない。もうすぐ8月になるというのに。暑中見舞いを出すタイミングも逸してしまうのではないか。デパートやスーパーなどでも早々と夏物セールだ。この異常気象で、風邪を引く人も多いと聞く。毎日曇りや雨では、なんとなく身体は重く、体調が思わしくなくなる。野菜も高騰、これらの影響は、特に小売の面でてきめんに出てくる。世界的に異常気象で、ヨーロッパは熱波で死亡者が続出。人間が異常気象に合わせるのは大変だ。やはり暑いときは暑く、寒いときは寒いというのが人間にとって一番だ。やー、暑くてたまりませんねー。というあいさつを8月に聞きたいものだ。

自民党総裁選は玉不足

2006-07-25 11:47:48 | Weblog
福田氏の不出馬で、この夏の政局は一気にしぼんでしまった。安倍官房長官が全国遊説に入るそうだが、対立候補がいなければ面白くない。政治ははや夏枯れか。小泉総理はサミットや米国訪問を終え、早くも退任モードに入っているようで、これから騒がれるのは、8月15日の靖国参拝と9月の紀子様ご出産程度だ。対立候補をつくらなければ、国民の政治への関心が薄まるから、何とか候補を立てるべきだろうが、はじめからわかっている勝負をみるのも面白くない。今上げられている候補者は、麻生、谷垣、与謝野、額賀の各氏だが、すべて閣僚だ。安倍氏と政策に大きな違いはない。もう安倍政権を見越して今後を展望するということだろう。

タイガー・ウッズの凄さ

2006-07-24 13:11:54 | Weblog
昨夜から今日未明にかけて、テレビでゴルフの全英オープンをみた。日本人選手谷原選手の活躍もすばらしかったが、やはりタイガーウッズのプレイはすばらしかった。本命中の本命でいながら、優勝争いらしい競り合いもなく、優勝してしまう凄さ。世界中の一流プレイヤーが集まり、誰もが追い求める名誉あるタイトルを、2連勝で獲得する。それも最終日の1ホール目から最後まで見ていたが、ものすごい安定したショットとコースマネージメント、驚くほど的確なパッティングは、人間がやっているものとは思えないほどのレベルの高さを感じた。このような力は一体どこから来るのだろう。5月にはもっとも頼っていた父親を亡くし、落胆した気持ちはまだ癒えないはずだ。やはり精神力と日頃の鍛錬、自己コントロールの賜物だろう。勝負に対する執念や目標達成への集中力もあるだろう。そしてこれらは一朝一夕にはならず、これまでの積み重ねでつくってきた物なのだろう。本当にヒーローと言われる人から学ぶことは多い。

力が入った朝青龍-白鵬戦

2006-07-23 18:35:17 | Weblog
久々に見る千秋楽の力相撲だった。全勝優勝を妨げる白鵬の勝利。さぞ朝青龍は悔しかったことだろう。平幕に敗れたのが災いし、白鵬の場所後の横綱昇進は見送られたようだが、それも時間の問題だろう。そうなるとモンゴル出身の東西横綱となるわけだ。やや複雑な心境だが、現実のものとして受け止めなければならない。欧州、ロシアなどの力士の活躍で国際色豊かになってきた。それにしてもふがいない大関陣を先頭に、日本人力士の奮起を望む。

マンション強度偽装は結局は姉歯の一人事件だった。

2006-07-21 08:55:15 | Weblog
今になって話を蒸し返すようだが、マンション強度偽装は姉歯の単独事件の結末となった。それに絡んで、木村建設は粉飾決算、ヒュ-ザーは詐欺、イーホームズは架空増資といわゆる別件に近い容疑で、逮捕となったわけだが、この間の経緯からは何か割り切れない思いがする。というのは、あれだけマスコミが叩きながらその後は何の音沙汰なしという報道の仕方だからだ。マンション強度偽装にかかわったと疑われたこれらの人たちにとってはたまったものではないだろう。木村建設・ヒュウザーは破産、イーホームズは廃業。木村建設東京支店長さんはサラリーマン人生を棒にふり、同情に耐えない。平成総研もずいぶん叩かれた。本当にいまの報道はほとんど全くといっていいほど報道していないが、マスコミファッショ的な面を写した事件だったといえると思う。報道の仕方やその後のフォロー、釈明など配慮をするべきだ。

No 7.日本の教育をどう変えればいいか-教育の質向上に集中せよ

2006-07-20 10:44:54 | Weblog
日本の公立小中学校の教師の日常は,雑務に忙殺されるという。本来の教育の質にかかわる部分への注力がほとんどできない状況とのこと。もっと教師が自分の能力向上に充てる時間を多く確保すべきだ。生徒は生徒で、運動会や学芸会、卒業生を祝う会などの出し物の練習を来る日も来る日もさせられ、うんざり状態だ。たかが父兄に見せるのにそんなに格好に気を使う必要はないのにと思ってしまう。まー言って見れば北朝鮮の軍パレードの歩行練習やマスゲームのようなものを延々とやっているといっていい。こういう行事への練習に大切な時間を割くのはどうかと思う。その時間は一人一人の個性や情操を育むためにもっと費やすべきだ。これらの例は、教育がルーティン化、惰性的になっていることの証左でもある。もっと柔軟に、個性を育み、自由で創造性に富む教育を進める必要がある。各学校にもっと自由度を与える必要がある。あまり自由度を与えると教師はどうしていいかわからなくなってしまうのだろうか。そのあたりにも問題の根の深さはあろう。

このごろの天気は少しおかしくない?

2006-07-19 08:37:59 | Weblog
もう夏になったのでは、また気象庁ははずしたなと思っていたら、まだ本当に梅雨だった。きのう今日と雨が降りっぱなし。急に気温も下がってきた。特に先週の暑い時期に、窓を開け放して扇風機をつけっぱなしで寝ていたため、今週も同じようにしていたら今度は冷え込んで風邪引いたという人もいるのではないか。本当に体調管理はむずかしい。少し感じるのが、天気が不規則になってきているという印象だ。これも二酸化炭素排出などによる地球温暖化によるものなのだろうか。土砂災害や浸水が頻発しているが、どんなに防御しても所詮我々は自然に対して無力だ。人間が日頃から自然を大事にしないと、静かに自然がしっぺ返ししてくる。地球環境を大切に。

No 6.日本の教育をどう変えればいいか-道徳教育の強化

2006-07-18 09:21:42 | Weblog
日本の戦後教育の大きな欠点は、道徳教育の欠如だ。受験戦争や学級崩壊の陰に隠れ、非常に重要な心の教育がおざなりになった。これは国力の面からも、大きなマイナスだ。ホリエモンや村上世彰氏のような金儲け至上主義が跋扈しているのも、これによるところが大きいといわざるを得ない。どうして心の教育がおざなりになったのだろう。おそらくそれは、文部科学省を中心とする全国均一的な平等教育、中味のない学習指導要領に引っ張られた悪弊が大きな影響を与えていると思う。日本の教育を文部科学省に任せておいたこと自体が、このような事態を招いたといわざるを得ない。もう一つは、戦前の教育に戻ることへの忌避感覚があるのだろう。しかしながら戦前の教育のいい面は迷わず取り入れることだ。すなわち、親への孝行、社会への貢献、愛国心、感謝の気持ちなどを植え付けることは迷わず、教育として強化していく必要がある。日の丸への礼、国歌君が代の斉唱を戦前復古などという感覚がそもそもおかしいのだ。国力自体の弱体化にもつながりかねない。知識や体力の強化のみならず、心の教育が喫緊の課題だ。