グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『カネは後からついてくる!』岡野雅行著(青春出版社)を読んで

2012-05-25 08:02:46 | 書評
======
お知らせ情報
======


◆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスのご案内 ◆

弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386



◆ びとうファイナンシャルサービスのお役立ち情報源 ◆

☆★ 更新情報満載!『びとうファイナンシャルサービス公式ホームページ』★☆
http://www.bfsc.jp
完全独立のFP・資産運用アドバイザーがお金の運用を取り巻くテーマの視点・論点をお届けします。これから日本はどうなる?どう資産を運用したらいいのか?キーとなるポイントは?皆さんにとって役立つ情報を随時配信します。

☆★ 『毎週3分で、資産運用の成功へ導くメルマガ!』 ★☆
最近のバックナンバーも掲載!登録はこちらから
http://www.bfsc.jp/mailmagazine/

===================================


『カネは後からついてくる!』岡野雅行著(青春出版社)を読んで


著者は、東京の下町、従業員6人の「岡野工業」の社長。あの痛くない注射針を作った会社で有名である。糖尿病患者には、大変ありがたがられている注射針だ。

あいかわらず江戸っ子、岡野社長のいうことは歯切れがいい。外から来た脅しまがいのファックスや相手先への猛烈な文句を書いた実物を見せる。そこらにある本とは迫力が違う。今だから言える(時効により)前に止まっていたクルマのタイアに穴を開けた話など、「おやおや」という話もある。けれんみなく、実にさわやかな人生である。

自分の生き方に絶対の自信を持っており、迷いというものを知らない。ここまで自分というものをもてれば、鬼に金棒だ。そこには、ものすごい血と汗の努力の結晶がある。しかし、それを見せないところが江戸っ子なのだろう。


・ 「今日の接待代、いったいいくらかかるんだ!?」なんてしみったれたことをいってるようなやつからは、大きなカネは逃げちまうんだ、覚えておきなよ。

・ 闇雲に攻めたってダメ。攻めどころをズバリ見きわめて、そこを集中的に攻めりゃ、どんな難航不落の相手だって必ず落とせる。

・ 「恩義に報いる」というのも攻めどころ(大事)だよ。報いてくれりゃ、相手は悪い気はしないから、仕事が広がっていくじゃないか。

・ 付き合いができた人との関係を切っちゃダメだね。付き合いを続けていれば、相手はいつか参謀役になってくれる。

・ 何を言おうか考えるようじゃ、まだまだだね。反射的に「これだ」って言葉が出てくるようにならなきゃな。

・ 営業はとにかくマメに顔を出すことが鉄則には違いないけど、いつも正攻法ばっかりじゃダメだよ。時には相手の心理を読んで、兵糧攻めだの水攻めだのって、攻め方を変えなきゃな。難攻不落に見える相手ほど、そんな裏をかいた策に弱い。

・ みんなも、雇われ人根性はもたないほうがいいね。その根性に囚われてしまうと、理不尽に耐えるのが習い性になるんだよ。言いたいこともいえない、悪くもないのに誤っちまう。ダメだよ、そんなんじゃ。

・ イヤなヤツ、ムカつくやろうを“おろそか”にするなよ。そういう手合いほど使い道があるってこと、覚えといてほしいね。

・ こすっからく立ち回ったんじゃ、信頼なんか得られっこないんだよ、この世の中は。

・ いつだって、新しいモノが突然できるなんてことはない。自分で失敗を重ねて積み上げた過去の技術やノウハウが、未来をつくるんだ。

・ どうせうそをつくんなら、“攻め”のウソでなくっちゃね。自分でやりたいことがあって、それを実現するためにつくウソ、窮地からの一発逆転を狙ってつくウソ、自分を賭けて大勝負に出るときのウソ。そんなんなら俺はウソをつかれたっていいね。-忠臣蔵名場面「大石内蔵助対垣見五郎兵衛の対面」

・ いいかい、ウソは腹をくくってつけよ。

・ 自信があるからでかい声になるんじゃなくて、でかい声を腹から出してると自信がついてくるんだよ。

・ 声の小さいのもダメだね。小声でボソボソしゃべって、自分をわかってもらおうなんて甘いんだよ。言いたいことをでっかい声で言わなくっちゃ、「俺」の存在なんて認めちゃもらえないぞ。存在が認められなきゃ、付き合いなんて始まらないよ。

・ 楽しそうな顔しててみなよ。誰だって「おっ、なにかいいことあった?」って声を掛けたくなるってもんだよ。でっかい声を出せば、それだけ目立つし、こっちの言い分だって通るんだ。

・ もうひとつ、でっかい声の効用を教えようか。いつもでっかい声を出しているやつが、ここぞというときに黙ってみなよ。相手に与えるインパクトは半端じゃない。“沈黙はカネなり”ってのは、でっかい声あってこその金言なんだ。

・ 玉の井のお姉さんから教わったことで、ずっと胸に刻みつけてきたのは、何かしてもらったら「ありがとう」を4回言えってことだよ。

・ 「ありがとう4回」を徹底すりゃ、「かわいがられる」ことは俺が保証する。何かにつけて誘いがかかるだろうし、本人がいないところでも話題になるよ。

・ 「本業以外の芸」が本業を決める。

・ 利口になったら強いぞ。仕事や人生で行き詰ったって、ちっともこわかないね。「これがダメならあれやってみるか。あれもダメならこんな手もあるな」って具合に、次の一手がどんどん出てくる。頭がいいだけじゃ、煮詰まっちまって、動きが取れなくなるんだよ。


『カネは後からついてくる!』岡野雅行著(青春出版社)