グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)を読んで

2012-05-07 09:35:23 | 書評
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お知らせ情報
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☆★第15回『退職金や金融資産をしっかり運用するためのセミナー』を開催します!☆★
-こうすればセカンドライフを豊かに過ごすことができる-

混迷の世の中、本当のことを知ることが難しくなっています。特に資産運用は、情報があふれかえり、中でも手数料収入を何とか取り込もうとしてリスクの高い金融商品を売り込む金融機関や証券会社、F会社、商品先物会社の営業活動は激しくなっていて、利用者が本当に正しい資産運用の方法を学ぶ機会は、大変限られています。

これからの人生は、国の制度や周囲に頼ることはできません。自分でしっかり判断して、人生を切り開いていく必要があります。 資産運用もまさにその通り。このセミナーで、人生を安心して過ごすことができる「正しい資産運用法」をぜひ学んでください。きっとかけがいのない時間となることでしょう。

~参加無料 限定10名~

日時:2012年5月26日(土)15:00~17:00
場所:TKP東京駅丸の内会議室ミーティングルームC(日比谷帝劇ビル地下1階)(最寄り駅:有楽町・日比谷駅)
http://tkpteigeki.net/access/index.shtml


申し込みは、下記メールまたは電話にて「5月26日セミナー参加希望」
として、お名前とご連絡先をお知らせください。
E-メール: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386


講師:尾藤 峰男 びとうファイナンシャルサービス代表取締役

講師プロフィール:
米国CFA協会認定証券アナリスト、CFPR、日本証券アナリスト協会検定会員、
1級FP技能士、金融機関から完全に独立したFP・資産運用アドバイザーとして、
個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニングサービスを提供する。
2000年当社設立。グローバルな投資理論や外国株投資・国際分散投資への造詣
が深い。日本経済新聞、週刊東洋経済、日経マネーなどへのコメント多数。日経CNBCにもたびたび出演。著書に「いまこそ始めよう 外国株投資入門」日本経済新聞出版社。投資助言・代理業として関東財務局登録。


◆このセミナーで「セカンドライフを豊かに過ごすための資産運用法」がわかる!◆

30年以上の経験と資産運用の頂点の資格を持つ、FP・資産運用アドバイザー
尾藤 峰男だからこそ語ることのできる「セカンドライフを豊かに過ごすため
の資産運用法」をお話します。

日本の将来が不透明で、先行き閉塞感がつのる中、老後や家族の将来はどうな
るか、一人で考えあぐねていても、解決の糸口はなかなか見つかりません。

証券会社や銀行に相談しても、本当に役に立つ情報は提供してくれません。自
分たちが売りたい商品のための情報しか話さないのです。

一度きりしかない人生を幸せに生きるためには、資産運用で失敗はできません。
金融機関から完全独立で、お客様の利益を最優先におくびとうファイナンシャ
ルサービスだからこそお話できることがあります。土曜の午後のひと時を、「
本当の資産運用とは」を学び、セカンドライフを豊かに過ごすために使ってみ
ませんか。



◆『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスのご案内 ◆

弊社は、『お仕事帰り・休日の無料個別相談』サービスを実施しています。次のようなことでお困りの方、お悩みの方に的確なアドバイスをさせていただきます。

● 退職金が入ったが、どう(運用)したらいいかわからない…。

● お金はほとんどが、利息のつかない定期預金においてある。

● 自己流の運用のやり方でほんとうにいいのか、自信がない。

● 証券会社のいうとおりにしたら、株や投資信託で大損した…。

● 銀行や証券会社は、高い手数料の商品ばかり勧めるので、信用できない。

● お金の運用を、本当に信頼できる人に訊きたいが、誰に訊いたらいいか
  わからない。

● 大切な老後の資金を間違いなく、着実に殖やしたい。

● 仕事が忙しいので、お金の運用に時間はないが、それでもしっかり殖やし
たい。

● 今後の日本のことを考えると、海外に投資すべきだと思うが、どうしたらいいかわからない。

資産運用は、やり方によって大きな差が出ます。金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーが価値あるアドバイスを提供する「無料個別相談」をお気軽にご利用ください。

『お仕事帰り・休日の無料個別相談』スケジュール
毎週水曜日 18:30~
毎週土曜日 13:00~、15:00~、17:00~

なお、他の曜日につきましても別途調整いたしますので、ご相談ください。
完全予約制ですので、事前に下記までご氏名、ご連絡先をお知らせください。
E-mail: info@bfsc.jp
Tel: 03-6721-8386



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『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)を読んで


この本を読むと、いかにドラッカーが戦後、企業の経営に大きな影響を及ぼしてきたかがわかる。ドラッカーの源流はドイツの1920年代にまでさかのぼる。自宅は当時サロンの様相を呈し、シュンペーターにも会っていたという。

ドラッカーは自身を著述業としているが、思想家でもあり経営コンサルタントでもあり学者でもある。その思考は深遠であり、未来を見通し、示唆に富んでいる。ドラッカー教崇拝者は、米国の経営者にも非常に多い。


第4章 顧客の視点に立つ

・ ドラッカーは80:20の法則を引き合いに出しながらも、現実はむしろ90:10に近いと述べている。つまり、企業の成果の90%は、努力全体の10%から生まれるというのだ。

・ 業績を最大化するには、一部の分野に努力を集中させることだ。


第5章 生来のマネジャーと中間管理者

・ ヒューレット・パッカードの創業者であるD・パッカードは、自社の目標を定めるにあたって、ドラッカーの「現代の経営」をひも解いたという。この本について、「ビジョナリー・カンパニー」の著者コリンズは、「現代の経営」を「おそらく歴史上最も重要な経営書でしょう」といっている。


第6章 明日だけを見つめよ

・ 古くなったマニュアルを書き換える。トヨタの大躍進は、たゆまぬ改善を目指すという、この会社に深く根付く伝統に支えられている。


第7章 強みのたな卸しをする

・ 能力向上はひとえに本人にかかっている。


第8章 何より重要なこと

・ 優れたリーダーは、何よりも人柄がよくなくてはいけない。


第9章 ドラッカー、ウェルチについて語る

・ ウェルチは、生来のリーダーだ。特に優れているのは、『自分は何をなすべきか』を問う力、自分は優先事項に専念して、そこから注意をそらさないことがいかに大切かを知っていた。


第12章 ドラッカーの戦略論

・ すべての出発点は目標である。目標こそが優先順位、戦略、計画、仕事の割り振りなどの土台なのだ。組織は戦略に従う。

・ お客様に献身する。顧客から見た購入対象、つまり「価値」こそが決定的な意味を持つ。顧客こそ、企業の拠りどころであり、存続を可能にするものである。雇用を生み出すものも顧客である。

・ 優先順位は、何も決められないよりは、たとえ間違っても判断を下したほうがいい。

・ 目標は戦略を映す鏡である。企業の目標は、「自社の事業は何か、将来の事業は何か、何を事業にすべきか」という問いを元に決めなくてはならない。目標はお題目ではなく、行動を約束するものである。

・ 戦略的な提携を通して成長する。未知の市場への参入や新技術の獲得を目指す組織は、いきなり他社を買収するのではなく、提携、合弁事業、少額出資などを通して戦略的にタッグを組むべきだろう。


第14章 リーダーにとって何より重要なこと

・ すさまじいプレッシャーをはねのけて成果を挙げたリーダーとして、ドラッカーはウィンストン・チャーチルの名前を挙げ、「20世紀最高のリーダー」とたたえている。

・ 幸か不幸か、どの組織も危機とは無縁ではありえない。危機は必ず訪れる。そのときこそリーダーの出番である。

・ あらゆる局面でリーダーに求められる条件
―人の意見を聞こうという意欲と、そのための能力と習慣
―人々とのコミュニケーションをとり、自分を理解してもらう能力
―逃げ道を作らない
―任務の重要性について、自分がいかに小さな存在かを自覚する力


第15章 イノベーション

・ 企業の目的は顧客を生み出すことであるため、どの企業も大本の役割は二つに限られる。マーケティングとイノベーションである。

・ 実際のところ、顧客が何に価値を見出すかは非常に難しい問題で、答えを見つけられるのは顧客だけである。経営者やマネジャーは推測すらすべきではなく、必ず体系的に答えを探り、顧客にじかに尋ねるべきなのだ。


エピローグ 巨星ドラッカーの誕生

・ 状況こそ人を育てる。少なくとも一番よい面を引き出すのは状況だ。


『ドラッカーへの旅』J・A・クレイムズ著(ソフトバンククリエイティブ社)