グローバル・スタンダードの最高峰資格CFAとCFPを持つ完全独立のFP・資産運用アドバイザー尾藤峰男の書評ブログ

びとうファイナンシャルサービスはお客様の利益のみに目をむけた金融機関から完全独立のFP・資産運用アドバイザーです。

北朝鮮の瀬戸際外交

2006-11-02 08:53:28 | Weblog
よほど困ってきているのだろう。金の流れは止まり、ぜいたく品も入ってこない。軍事物資は船舶の臨検がきびしくなり、輸出ができない。実態は、6カ国協議に出る大義名分で、これらを緩和させる交渉を米国とやりたいのが本音だ。

核軍縮交渉を6カ国協議の場で、などとはおこがましいにも程がある。北朝鮮という国は、核開発をしないことを約束しながら、後ろでは平気でそれを破って続ける国だ。6カ国協議の場で、核放棄を約束したって国のどこかでまたはじめるだろう。まさにいたちごっこ。

体制崩壊に向け、各国は着々と共同であゆみを進める方向性が見えてくる。

教育の根深い病巣

2006-11-01 11:36:49 | Weblog
連日、生徒や教師の自殺、必修科目の未履修と、教育の根幹が揺らぐ事件が起きている。校長が吐く、いじめが自殺の原因ではないというにいたっては、責任逃れもここまできたかとあきれるばかりだ。

一体教育の現場で何が起きているのか。教育システムの崩壊を感じる。どこか根本が大きくずれて、先生の使命感は終え、教育は形骸化し、ただただ与えられた履修プログラムをこなしているだけというところだ。そこには理念とか生徒への愛情、目配りなどはなく、教室の中は殺伐としているのが想像されて、寒々しくなってくる。受験競争に、学校の評価が定まる風潮や公立校の進学実績の退潮から、今では進学達成目標まで公立では作られている。どこか狂ってしまっている。

教育再生が安倍政権の大きな政策テーマになっているが、戦後文部省を頂点とする教育システムは機能していないことが、明白だ。文部省の責任は重く、解体再構築する覚悟で、大改革が必要だ。