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ザ・ストーン・ローゼスはお洒落リーダー

2016-08-24 10:12:52 | 







誕生日にABCの書店男子山下優くんからいただいた(ありがとう)
「ザ・ストーン・ローゼス」を読み中。







イアンとスクワイアは初期パンクに衝撃を受けるとマンチェスターの有名なパンク・レコード・ショップに入り浸りイアンはダムドの"Stretcher Case Baby"の7インチ・レコードもゲットして(ロンドンのライブでのみ配られたレア盤。イアン青年は手紙を書いてレーベルにプレゼントしてもらったらしい)クラッシュやスローター&ザ・ドッグスやフォールさらに地元のザ・パニックの"It Won't Sell"の7インチやそのメンバーによるV2とかのレコードを買い漁り、そしてOi!が台頭するとイアンはMA1の緑のジャケットとリーバイスのジーンズを身につけアンチ・レイシストとなり、またネオ・モッズや2トーンの影響でトニック・スーツを着てザ・コーズやザ・パープル・ハーツさらにアラームの前身セヴンティーンズを観に遠出しスクーター・シーンに没頭しそこの有名人となって、ザ・ストーン・ローゼスとして活動しはじめてからも初期のジーザス・アンド・メリー・チェインやプライマル・スクリームに音楽的な影響を受けそしてバンド初期の頃からお揃いのシャツなどを自らメンバー分用意していたスクワイアはハッピー・マンデーズのマネージャーが兄弟と出していた露店から始まったあのマッドチェスター・ムーヴメントを象徴するフレア・パンツ=バギー・パンツをいち早く取り入れたのであった...


当時はあのシーンでもザ・ストーン・ローゼスはファッション的にはやらされてる感を勝手に感じてて、特にスクワイアはファッションとかには疎いイメージがあったので、まさかふたりとも新しい音楽やカルチャーに熱心でこんなにコアなセンスを持っていたとはびっくり。
ザ・ストーン・ローゼス、初めて好きになったよ。

しかし彼らに限らずミュージシャンやアーティストやクリエイターや時代を牽引するようになる人間は必ずそのシーンの中心でもっとも夢中になって動いていた者に違いありません。
「いつもあそこにいるアイツ」
とか言われるような人間。
知り合いでもないですが90年代の裏原宿で有名になったような人はだいたい「ああ、あそこにいつもいたアイツか」と僕らが言うような人達だったし、ミュージシャンもインディでもヒップホップでもダンスでもジャンル問わず全員どこかのレコード屋にいつもいた、マジでいた。
アーティストやクリエイターやファッションや編集者の人だっていつも街の新しいことを教えてくれる場所にいたし(じゃなきゃ道にいた)90年代はいつもいる奴をその場所やそこに集う人達が推し支えアンダーグラウンドがメジャーも凌駕したと思います。

今の東京ももちろんそうであるべきで、だけどこの10数年は、変にこだわりない方が良い、新しいことは無視無視、コアなことなんてとんでもない、料理人でも映画評論家でもファッションの人でももちろんミュージシャンでもアーティストでもなんでもかんでもただ都合がよくて要領が良い人順に選んでいったその結果、日本は何も生まない先進国に。
生んでるって言ってもそれっていきなりメジャー。
それが原宿の服屋の店員であったとしてもいきなりメジャー、アンダーグラウンドが過程にない。
メジャーからは決して新しいものは生まれません。

ただここ最近は我々大人の反省の結果か随分と急激に良くなってきてると思います。
2010年代後半が楽しみです。








我々の2010年代中頃の裏(?)キーパーソン、David Westのソロ・アルバム。
Rat Columns、さらに先々月くらいにLiberation名義でグラスゴーのNight Schoolからアルバムが出たばかりの彼なのにまたアルバム。
それこそ現在のオージーシーンを牽引する生きるレジェンドTotal Control絡みの彼だけど、いやいや実はまだまだある内緒だけど彼の仕事量これまたハンパないです。
ほんとこういうの目の当たりにすると日本人、特にわたし、さらにミュージシャンやアーティストは本当に動いてないのがわかります、彼とは生み出す量が違いすぎます。
日本人は「奇跡待ち」が多すぎ。
そもそも自分にないものは生まれるはずないんだから、さっさと作って出しちゃって次行ったらいいと思います。



















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