明日金曜日Silent ServantインストアDJ at BIG LOVE

明日金曜日の晩、Silent ServantがBIG LOVEでDJをしてくれます。





今回は突然の来日でレコードでDJできなくて申し訳ないと言っていた彼ですが（別に申し訳なくはないのに）昨日メールがきて「レコードこっちで買ったからレコードでもDJする」とのこと！
なんだかウチとお客さんのことをわかっているようで嬉しい気遣いであります。
いやちょっと話しただけでもこの人相当わかってると思いましたよ。


Silent Servant 60 min Boiler Room Berlin DJ Set


今回のL.A.のアフター・パーティでDJをしてくれた彼。
このBoiler Roomのプレイとは違いその時は明らかにその場をわかっているという感じで多くのポスト・パンクやニューウェイヴ・チューンをプレイ。
もちろんレコードで！
そしてL.A.に会った時から「僕はインディも好きなのでBIG LOVEでそういうDJをしたい」と言っていたのでとても楽しみです。
だいたい8:30pmくらいから閉店の10pmまでの予定です。






こちらL.A.の時「自分がやったリミックスで一番好きな奴」と12インチをプレゼントしてくれたナンバー。
わかります。

ゼイン・ロウもファレル・ウィリアムスも絶賛するコペンハーゲンの新人バンド

元気になりました。
すこし体調を崩しましたが会社を休むほどではありません。
35歳すぎると風邪ひかなくなるのは呑気に風邪ひいてる場合じゃないからだけですね。
ちゃんとしてる人はもっと前からひかないのでしょう。
そういう点では政治家とかアイドルとか尊敬します。




このブログでは発売前のレコードなどは基本紹介しないのですが、なぜかというのは以前も書いた気もするので書きませんが、今回はまだ出てないもの。


アイスエイジやロウワーを発掘したコペンハーゲンの重要なレーベルEschoのNisが「次出す奴、まだ内緒のだけど聞いて感想教えてよ」と言ってきたのがこの春。
「コペンハーゲンでも評価は二分にわかれてる感じなんだよね。」
もちろん音源を聴かせてもらった僕は興奮してその場で日本リリースの約束をしたのでした。
その彼、いやバンドになってる！がついにデビューです。






これがアイスエイジはもちろんPosh Isolationあたりのコペンハーゲン集団周辺から登場するというのが正しい。
すべては濃いところ深いとこからしか生まれません。
いきなりポップなどありえません。
そしていつでもカウンター狙い。
さらに16歳。
アイスエイジやコミュニオンズが登場した時より若い。






しがらみなく音楽をやれるのは10代だけなので、日本で才能あるのにポップなバンドばかり登場するのは聴くのもやるのも遅過ぎるからだと思うし、そしてそのような環境を作れてない自分にとても反省するわけですが、彼らのようなもしくはもっと酷いレコードを無理矢理売りつけ今後も精進して参ります。


で、後日Dean Bluntが絶賛して彼らをサポートしてると聞いて、なるほどそれは良くわかる、というかその後Dean Bluntはロウワーのミュージック・ヴィデオをディレクションしたりコペンハーゲンに入れ込んでる様子。
この前のロスでアイスエイジのヤコブの奥さんとなった現在のL.A.のアイコンのひとりアリソンと話していた時、彼女が「ロスは素晴らしい街だけどでも本当に共感できるものはここにさえなかった。そんな時、コペンハーゲンの彼らに出会って私が探していたのはコレなの！って」と言っていたのを思い出す。


そして島国日本に暮らす僕らとしてはこのように世界があっという間に動くのはいつもびっくりするけど、例のゼイン・ロウのアップルのでプレイされさらにはあのファレル・ウィリアムスが絶賛してラジオで彼らの曲をプレイしてるらしい。
彼もただの日本好きのハッピー野郎じゃないというのを知ってもらいたいのでしょうか。
と、金持ちや有名人にはすべて上から目線で話さなければなりません。
東京に出てきて金持ちや有名人はすべて理由なく攻撃しろと教えられた自分としては、今では裏原宿の若者がエリック・クラプトンをエリックさんと呼んでるのを聞いて驚きます。
エリックさんというが良い人とか意外とセンスが良いとか格闘技好きとかは全く関係ありません、エリック・クラプトンというだけで敵です。
そういう意味ではファレルも十分仮想敵の役割を担う立場なのですが、彼らのようなバンドを褒めてなんとかなりたいと思っているのでしょう。
今後も口は出さずに金だけだしてもらいたいものです。



彼らのデビュー・シングルは11月27日発売です。
ご確認を。



Liss - Try


このヴィデオ（？）もセンス良し。
最初観た時、試聴回数63回だったのにいつの間にか2万回越えてる。