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ニューヨークに行ってきました。

2014-10-30 14:20:51 | 






ごぶさたしております。
ニューヨーク旅行から帰ってまいりました。





今回のニューヨークの旅でもたくさん感化されることがあって楽しかったです。
なによりやはりみんな本当にインターネットしてなかったなあ。
想像以上。
そしてそこではネットなんかでは書かれないことばかり起こっていたのでした。









例えばマンハッタンとブルックリン、ほとんどのレコード屋をまわったのだけど、どの店行っても3バンドくらい同じレコードが壁出しでプッシュされてて、とりあえず全部買う。
こんなバンド、ネットで探しても人気だなんてどこにも出てない。
そしてそれがなんだったかは僕もネットでは教えない。






あるライブのアフターパーティは場所どころか開催されることさえもネットでは出てなかったから主催の本人たちも心配してた(笑)と言ってたのに、今回も偶然一緒だったユウくんがそこに行ったら超満員だったらしい。
本当にローカルが守られていて、そして確実に世界をリードしていた。





とにかくみんなが何かやってる。
何もしていない、何者でもない、というのは彼らには理解できないみたい。
そしてレコード屋からライブ・ハウス、バーなど全部場所が存在しそして繋がっていた。

ケルアックの『路上』の中で
「デンヴァーの黒人地区であるウェルトン通りの二十七丁目あたりの明かりのなかを歩いていると、黒人だったらいいのになあ、という気持ちになってきて、白人の世界がくれるものは、どんなにベストなものでもエクスタシーが得られない、元気になれない、楽しくない、わくわく出来ない、闇がない、音楽がない、夜が足りない、と思えた。」
という大好きな箇所があるのだけど、その時の僕の気持ちはまさに黒人がニューヨーク人で白人が日本人な感じ。
羨ましかった。









羨ましかったじゃダメなのは僕だってわかっていて、だってそういう奴らはみんなめちゃくちゃ働いていたから。
雨降るその夜は、Sacred BonesのボスCalebがバーテンとして働いていた。
Zola Jesusを発掘し、David Lynchから全幅の信頼を寄せられる現行NYCシーンのボス的存在の彼が、ミッドタウンの住宅街にあるクラシカルなバーのカウンターの中でチャチャチャチャとオーダーをとり酒を作りグラスを洗ってる姿なんて信じられない!
金持ちの趣味とかじゃなくて、だってそうだったら自分のバー持ってオーナーになるはずだし、彼ならそれも出来るはずだし、だってオフィスはウチの10倍あってマジでビビったもん。
日本人だったら、いや僕でもどうだろ、オレはDavid Lynchとマブダチのボスだぞって威張ちゃうよ。
Calebはバーテンでコップを洗ってる。
本当にその光景はリアルだった。









レコード屋Heaven StreetではオーナーのCult Of YouthのヴォーカルSeanが毎日パパパパと働いていた。
そこには何故かLowerのAntonがツアー後に残って入り浸り、多くのパンクスが夕方になると集まって来る。
新しく入荷したブラック・メタルなノイズをみんなで聴いていた。
にしてもニューヨークのレコード屋のほとんどはマジで実店舗の売り上げだけだと思う。
Heaven Streetなんて新譜が70%なのにFacebookしかないし。





と、やはり今回の旅行でまたもや自分にはまだまだ行動が足りないのを反省する。

そういうわけで、本当は今日からL.A.旅行の時のようにNYC日記を何回かに分けて書こうと思っていたのだけど、そんな簡単な事はやめてZineを作ってそれに書くことに決めたぞ。
11月8日土曜日三宿WEBにてなんと早くも今年最後のDJパーティがあるので、そちらで配布、いややっぱ100円(いや200円かも1000円かもしれない)で販売する予定です。
DJも来年はやっぱもうやらないかもしれないので(?)是非当日遊びに来て興味のある方は買ってください。




*ポパイで紹介されてたアイスクリーム屋にも行ったよ。確かに超美味しかった!ハルカさんが写真とっていいと聞いたら「もちろん!だって他のアジア人は写真だけとってアイスクリームも買わずに帰ってくのばっかよ!」って怒ってたよ。日本人じゃありませんように。


L.A.は優しすぎて僕には居心地が悪いとこもあったのだけど、ニューヨークは嫌な奴は嫌な奴で悔しい思いするしとにかくみんなガヤガヤ動いてるし、そんなところが凄く好きでした。
そして東京も同じようなリアルが必要だし、そしてそれで成り立つようにすべきだし、そこから他の都市とは違う新しいものが生まれるんじゃないのかな、と思ったのでした。

いやーまたすぐ行きたい。
寒いのは嫌だけど。