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Alexander Heirが本物のアートだといわれる理由

2014-06-23 19:42:20 | 新入荷 JUST ARRIVED




Sacred Bonesからついに発売されたAlexander Heirの作品集「Death Is Not The End」。





当店レーベル公認流通盤は依頼によりMike Hunchbackによる素晴らしい寄稿が春果さんによる素晴らしい翻訳にてのシート入り。
最初日本分だけそこを日本語にしてプレスしたい、と言ってきたんですが、いやそこはオリジナルがいいと思う、ということで別紙にて封入してあります。




このMike Hunchbackの寄稿をぜひ買って読んでもらいたい、人生また変ります。
(買わずに読んでも人生は変りません)






アンダーグラウンド・パンク・バンドのフライヤーなどを手掛けるこのAlexander Heirの作品をアメリカでは本物のアートとして賞賛するが、日本において彼のような存在がいたとしてもアートと受け入れられることはまずありません。

なぜでしょうか。
それはSacred Bonesがこの作品集を出版し「これが凄いのです」と世界に紹介したから、いやボスのCalebが「Alexanderヤバし。オレがアゲたる!」と身銭きって世界に押し付けた、ただその存在の有無それだけでしかないと思います。




はなしはちょっとだけ変ります。
L.A.でチロが個展をやることが決まり僕は喜びました。
彼女が本当にL.A.に受け入れられたのだ。
ついに彼女はアーティストになるのだろう。
しかし僕は彼女の作品のことは好きだけど、よくはわかりません。
ただそれはたいして重要なことではないです。


「本当に素晴らしい。日本人でL.A.で個展をやるが出来る人なんて本当にいないの、それがどれだけなことか、わかる?」
写真展を観に来たナイト・ジュエルが言いました。


チロ以上に凄いといわれる写真をとっている写真家は日本に千人といるでしょう。
でも彼女のようにL.A.のアンダーグラウンド・シーンに受け入れられた人間はほとんどいません。
彼女が年に何度も足を運び、心からL.A.のシーンを好きになりそれに溶け込んだ結果、彼女が生み出すものは彼らによってアートと呼ばれるものとなったのです。
これからは、彼女が道で拾ってきた写真を壁に貼ればその瞬間にそれはアートとなり100ドルでも200ドルでも買われます。
実際にチロの写真は完売しました。





前回のL.A.旅行で感じたのはアートでもカルチャーでもそれに携わる人達がホントにいつでもそれを生み出そうとしてるなあ、って。
それがたとえぺいぺいの店員でも新人の編集者であっても折れることはない。
金がないから、会社がダメだから、世間がダメだから、国がダメだから。
なんてこと僕らみたいに言わないな。
東京との違いはそれだけ。
結局、僕がやってないという話でした。









Sleaford Mods - Tied Up In Nottz

ほんと久々ロンドンぽいひとたち。
ちょっと前まではローカルで終わっていたのが、ようやくイギリスもアゲてこれるようになったみたい。
DisclosureやArunageorgeで浮かれて楽してたのも飽きてくれたかな。