手話の指
金澤ひろあき
千年の家に今年の芒活く(冷泉家にて)
ほほえみや秋夕焼けに手話の指
鹿よりも人多き奈良文化の日
冬兆す瑠璃を宿せる阿修羅の瞳
休日の合図のあくび木の実降る
誰か来い立ちん坊鷺冬の川
大和絵の花野の中へかくれんぼ
思い出し笑いの時間ねこじゃらし
吾独り醒めて夜長の永いこと
金澤ひろあき
千年の家に今年の芒活く(冷泉家にて)
ほほえみや秋夕焼けに手話の指
鹿よりも人多き奈良文化の日
冬兆す瑠璃を宿せる阿修羅の瞳
休日の合図のあくび木の実降る
誰か来い立ちん坊鷺冬の川
大和絵の花野の中へかくれんぼ
思い出し笑いの時間ねこじゃらし
吾独り醒めて夜長の永いこと