京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

席題「川」

2016-09-20 08:21:20 | 日記
 席題「川」 瀬田川~湖東旅行の時の句

新緑の石山寺発川の船         金澤 ひろあき
川船でしじみの話聞く五月     
川こえて琵琶湖に入る風薫る
川こえて比叡のみどりせまり来る  
船ガイド五月しじみの旬という
船の女性ガイド丁寧風薫る     
風薫るガイドの琵琶湖周航歌
青鬼が赤ふんどしの青葉かな

舟艇庫横目に琵琶湖の悲劇説くガイド  二神 大輔
充分に声ひびきおり船ガイド    
ゆるやかに川遡上する目に若葉

クルーズの船尾に泳ぐ鯉のぼり     中野 硯池
吹流しつけて外輪船着きぬ     
青鬼の赤褌や青紅葉
老の足に参道険し青紅葉      
鳰の海漕ぎ揃ひたるカヌーかな
へちま苗も売る門前の呉味の市  

波静かカヌーを連れて外輪船      青島 巡紅
河の風裾をなびかせ腕組みす    
唐橋や武将の夢を見上げてる
擬宝珠(ぎぼし)見て強者共もふりかえる   
地の品が高級品やふな寿司や
近江富士河の上より道の上     
マックにねバスバーガーがないのかな
青鬼が福をもたらすと石山寺    
風かおる想い重なる周航歌

瀬田川に船を浮かべて夏巡る      内薗 日出杜
アテンド話上手瀬田川夏の今日   
夏風に瀬田川踊るノットかな

さざ波やカヌーのオールリズム追う   三村 須美子
万緑のうつる川面や瀬田の唐橋   
唐橋の擬宝珠(ぎぼし)に残る天下取り
しじみ飯買う牛王さんの青鬼前   
びわこ大橋の元ここで入院葉桜の頃
動くを錯覚波と船前進前進     
湖面が空にとけ聖五月
琵琶湖クルーズふき流し45度の薫風
瀬田川に流した血と汗擬宝珠(ぎぼし)知る  
風かおる案内人は客に花
きりの花車の行きかう湖の土手に

はるばると来て店の名は「さと」と云う 川村 薫
「すし」好みなつかしいね昔から 「さと」はねえ京都にもある同じ店か
昔の「さと」今もあるかなよく行った
今は昔主人と一緒に思い出す