熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

良い事だ~!「病院の言葉」を解り易くする提案。 それ以外にも・・・

2009-03-09 | なんで???
<難解医療用語>言い換え、国語研が手引書 57語掲載-毎日新聞 
(記事引用)
国立国語研究所は7日、医療現場でよく使われるのに患者には分かりにくい言葉や、誤解しやすい言葉などについて、言い換え例などを示した手引書「病院の言葉を分かりやすく―工夫の提案」をまとめた。12日から書店などで販売する。

 計57語を取り上げ、(1)患者に知られておらず、日常語で言い換える必要がある(13語)(2)患者が意味を正しく理解していない場合などが多く、明確に説明する必要がある(35語)(3)重要で新しい概念として普及させる必要がある(9語)――に分類。

(1)患者に知られておらず、日常語で言い換える必要がある(13語)

   【寛解(かんかい)】・【浸潤(しんじゅん)】・【予後】・【ADL】・【MRSA】

(2)明確に説明する

   【潰瘍(かいよう)】・【膠原(こうげん)病】・【頓服(とんぷく)】・
   【メタボリックシンドローム】・【合併症】・【ショック】

(3)新概念の普及を図るために説明を加える

   【インフォームド・コンセント】・【セカンドオピニオン】・【QOL】・【緩和ケア】
   【プライマリーケア】・【PET】

   
      注:各用語の意味は ココ をクリック



【熟年ドラキチ】
PETと言えばペットボトルか、犬や猫のペットが一般的。
それが医療現場では、
 「薬剤を体内に注射してから、特別な機械を使って体の中の詳しい画像を
  とる検査」 との意味であるらしい。

命にもかかわる医療であるから、この様に実際に患者とか私たちにも解るような
言葉にしていかないと、医者と患者の信頼関係を損なったり、心理的距離を
遠くに引き離してしまう事にも成りかねない。

こういう取り組みには私も大賛成だが、国立国語研究所がこれを纏めて本にして
書店で売り出す?

これはちょっとおかしいのではないですか?

国立国語研究所が纏めて有料の本を書店から売り出さなくても、
医療機関がワープロで1枚にまとめ、それを病院や医院で無料で配るのが
当り前なのでは?

先日、漢字検定を行っている財団法人漢字検定協会が公益法人で利益を
出してはいけないのに、利益をゴッソリと溜め込んでいた事が問題になり
新聞やテレビでも報道された。
この漢検の理事長は今日のニュースによると、明らかに公益法人であるのに
利益は出し、それを割りと好き勝手にその利益を使っていたようだ。
 
 <漢字検定協会>理事長「謝るの嫌」 会見無く1ヶ月-毎日新聞 

漢字検定協会の一件もあるので、今回の国立国語研究所の有料の雑誌も
漢研とまた同じような事になるのでは?
この国立国語研究所も天下り役人の法人では?
と、疑いたくもなってしまう。

もともと、患者に解り易くするのは医者の務め・義務でもあると思う。
自分達(医者)が専門用語を使うのはいいとしても、患者は一般庶民。
医療行為をするに当たり適切な説明を解り易くするのは、
医者としては(医療機関としては)当然の責務であると、私は思うのだが。

医療にかんしては今回このような「用語解説書」が出来た。

医療より私たちの身近には、もっと私達に解り易い言葉を使うようになって
欲しいと強く希望する分野がある。
それは、役所の文書・表現、地方議会・国会での答弁、法律等の言葉使い。

とにかく、一回聞いただけとか1回読んだだけでは、
一体どういう意味なのかサッパリ解らない。
元来、文字とか言葉とは相手に考えや伝えたい内容を「解りやすく伝達」するための
ものではなかったの?
わざわざ解りにくい「役所言葉」でないと、何か都合が悪いの?

私から見ると「役所言葉」の乱用によって解りにくくして、それで役人は
国民や政治家までも「煙に巻いて」、自分達(役人)の責任逃れの抜け道や
役人達が好きに出来る道の確保(例えば天下り)をしているように見えて
しょうがない。

確か平安時代だったと思うが、それまで日本では文字は公式的には漢字しか
使われていなく、文学作品も「平仮名」を使うのは「低級なもの」というような認識
であったのを、紀貫之(多分、昔に習った事なので私も自信はないが 苦笑)
が男性として初めて「平仮名」で文学作品を書いた。
それまでは「平仮名」は公式的に使うものでなく、男性も使うものでないと
されていた。

現在の日本、この平仮名無くして私たちは日本語を書いたりも話したりも
出来ない。
この「平仮名」の発明・発達は日本文化の素晴らしい側面であるとも
私は思う。
平易で解り易い仮名、それが平仮名だと思う。
私は中国語を習い始めて1年だが、この中国語を学び始めて、
かえって日本語の平仮名の素晴らしさを感じた。

漢字の種類は無数で数え切れないほど。
覚えても覚えても、全ての漢字を覚えてしまった人はまず居ないであろう~(笑)
平仮名は50音と数も決まっている。
そして近代になって「カタカナ」も考案してしまった日本人。
平仮名・漢字・カタカナの組み合わせという日本語には、日本人の知恵も
相当凝縮された結果だな~~~と私は感じる。

と、解りやすく日本語を伝える為に色々と知恵を出してきた日本人が、
この現代において、解りにくい「役所言葉」を頑なに使っているところには
健全な日本の発展が無いような気がしないでもない。
と、私は勝手に感じることがある。(苦笑)

話したり書いたりするのは、それは相手に内容を伝える為にするのですよね?
それも解りやすく。



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