ブッシュ政権のこの急な政策変更”バイオエタノール燃料化”は
アメリカだけでなく、この影響は南米の自然環境も大規模に破壊
し始めてる。
エネルギーを化石燃料(石油)から頼っていると、地下にあった
炭素を燃焼させてCO2を大気に撒き散らすから、
トウモロコシみたいに成長の過程で大気からCO2を吸収したものを
エネルギー源にすれば、たとえそれを燃焼させても+-はゼロだ、
ということで化石燃料(石油)からバイオエタノール燃料化に
舵を大きく切り、地球温暖化防止の対策としたはず。
ところが、ブラジルをはじめアマゾン川流域で、今何が起こっているか?
熱帯雨林が次々と焼かれて、トウモロコシ生産のために農地に変えられている。
これは人工衛星からの写真でも明確に確認できる。
何のためのバイオエタノール燃料化?
地球温暖化防止→CO2削減・吸収ではなかったのか。
CO2削減・吸収には森林が物凄く大きな役割を担っているのは
周知の事実、世界の常識、いや、絶対真実。
CO2削減・吸収を目的としながら、今ある熱帯雨林を次々と焼け払い、
熱帯雨林を消滅させている。
日本でもお馴染みであるが、大企業が環境経営の立場から、日本や
外国において植林活動をしているのであるが、片一方でそれらの努力を
嘲笑うかのように、”もっと大規模に熱帯雨林の破壊”が行なわれているのである。
この熱帯雨林の破壊は、CO2吸収能力の喪失に留まらず、
生態系の大破壊でもあり、影響は計り知れない。
まず言えることは、今問題になっている”気候変動”をさらに大きく増幅
させる事は間違いない。
NHKスペシャルで今日やっていた番組では、大都市東京はいよいよCO2削減の
条例を実施するとの事。 これを私は無意味だと言っているのではない。
他のテレビの番組でも、私達一人ひとりが毎日の生活の中で省エネに
努めなければならない。と言っている。
これも無意味だといっているのではない。
明日から北海道の洞爺湖でサミットが行なわれる。
地球環境問題が重要議題に挙がっているが、各国の取り組みや
数値目標をどうするかということで、色々議論されているようである。
”サミット”それは頂上という意味である。
世界の”頂上の人達”が集って行なう会議であれば、
まず大局的に地球環境、地球温暖化防止を捉える、英知の会議に
して欲しいと私は切に願う。
どうも”頂上の人達”が地球環境問題を議論する彼らの腹の内に、
この地球環境問題をいかにビジネス(金儲け)にしようかとという
黒い物があるような気がするのは、 私(亀君)だけかなぁ~?
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サミットも上辺だけ良いことをいってるような気がして仕方ありません。
42年も先のことに焦点を合わせたサミットなんか意味がありませんよね。
今、何とかしないと42年後には地球はなくなってるかもしれないですよ。
サミットに集まった頂点の方達は、42年後にはもういないですから、関係ないのかもしれないですね。
おいしいもの食べて、観光して、お土産もらってニコニコして帰るだけです。
現場の状況がやはり解らないんでしょうね。
いや、解ろうとしていないと言ったほうが正しいかな。
今回のサミット、やはり予想通りアメリカの
我がままにまたまた押し切られ、
内容の乏しいものとなりましたね。
アメリカのエネルギー利権のために
世界がこんなに振り回されてもいいのでしょうかね。