本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Sanyo MR-V8(その3)

2017年01月15日 17時05分23秒 | ラジカセ
 MR-V8の機能や外観を見ていきます。


 全体像。濃いブルーにシルバーグリルが映えます。


 左SP側。入手当初はグリルが白く曇っておりましたが、クリンボーイ(希少!)を塗布し、指の爪で根気よく磨いたらピカピカになりました。LEDメーターは電池残量表示を兼ねており、FMステレオとチューニングの各インジケーターが搭載されています。


 右SP側。チューニングスケールを見るとわかるように、FMはアナログTVの1~3ch音声が受信できる仕様。アナログTVが停波して一旦は無駄な機能になりましたが、ワイドFM(FM補完放送)が始まって有用な機能として復活。


 カセット部。「2WAY 4SPEAKERS」の販促シールが誇らしげです。メタル対応、AMSS(Auto Music Select System)、ワンプッシュ録音が主な特長。ドルビーはついてません。


 ヘッド周り。ヘッドの減りは許容範囲内でした。消去ヘッドは最近の安物ラジカセに多いマグネット式ではありません。


 メイン操作部。ファンクションSWは「テープ」「ラジオ」のほかに「スリープ」があります。テープのオートストップを利用した簡易スリープタイマーです。トンコンは低音と高音が独立したタイプ。本機のようなコンパクトなシステムでは重要ポイントです。


 アンテナは2本。サンヨーのヒットラジカセ「おしゃれなテレコU4」の流れを汲んでいることがわかります。


 背面。電源は単二×6本のほかに、AC、DC9Vの各コネクタを備えます。


 右サイド。録音/再生とあるキャノンコネクタはどう使うんでしょうかねえ。


 以上でMR-V8は終了。小型なので低音はそれなりですが、所有欲を満たしてくれるモデルです。手放さずに大事にしたいと思います。

Sanyo MR-V8(その2)

2017年01月14日 13時58分47秒 | ラジカセ
 親の入院等があって忙しく、前回の更新からまた日数が経ってしまいました。MR-V8の続きです。



 ボリュームはガリがありましたので分解清掃。スイッチも分解清掃しました。


 仮組してテープスピードを測ったところ若干速いことが判明。しかしこの機種、モーターが機械式ガバナで速度調整できません。


 仕方なく他のジャンクラジカセから摘出した電子式ガバナモーター(DCサーボモーター)に交換しました。9VのCW(ClockWise=時計回り)です。構造的に奥行のクリアランスが取れないラジカセは、CWモーターが圧倒的に多いです。モーターのケースをカセットリッド横に配置できますからね。逆に奥行に余裕のあるカセットデッキは、CCW(Counter ClockWise=反時計回り)がほとんどです。


 交換後のモーター。真ん中の穴の奥にある半固定抵抗でスピードを調整します。


 電池ボックス蓋のスポンジは、100均で売っている「すき間テープ」に交換しました。

 仮組の状態で各機能や音質のチェック。問題がなかったので、ケースに組み込んでメンテ完了としました。次回更新では外観をアップしていきます。

Sanyo MR-V8(その1)

2017年01月03日 20時47分24秒 | ラジカセ
 早速、記事投稿。去年のGWに修理したラジカセです。






 今はなきサンヨーが1979年(昭和54年)に発売したラジカセです。メカメカしさと濃いブルーのボディで、今でも人気があるモデルです。色は他にシルバーもありました。


 AM/FMは聴けるも、カセット不動、右チャンネル音出ないというジャンクをヤフオクで入手。到着後すぐに開腹しました。


 ケースはかなり汚れていたので、中性洗剤で水洗いしました。


 スピーカー。フルレンジ+ツイーターという構成。フルレンジの口径は測りませんでしたが、7~8センチと思われ。


 カセット不動の原因はお決まりのゴムベルト溶解。


 おまけにアイドラが劣化して割れてました。


 メモを取っていなかったので、使用したゴムベルトの種類や本数が今となっては不明です。ブログで公開する予定でなかったので、写真等の記録が少ないのです。今後もこんな感じの記事になります。すいません(^^;)


 アイドラは代替として水道用ゴムパッキンを用意。しかし、オリジナルより厚みがあって、プーリーの溝に嵌りません。


 仕方なくリューターで削って薄くしました。小さいペットボトルのキャップ部に両面テープで張り付けると作業しやすいです。


 うまく嵌りました。問題なさそうです。

 続きは次回で。


謹賀新年

2017年01月03日 17時28分50秒 | その他
 数テンポ遅れましたが、あけましておめでとうございます。

 数日中にラジカセの修理記事をアップしようと思っております。



(お知らせ)
 たまに当ブログに「ラジカセ修理して」というご要望をいただきますが、当方、まったくのズブの素人ですので、有償無償を問わずお応えできません。ゴメンナサイ。

今年お亡くなりになった音楽関係者

2016年12月31日 17時28分06秒 | 音楽
1月3日 Paul Bley(83)
1月5日 Nicholas Caldwell(71) (Wispers)
1月10日 David Bowie(69)
1月18日 Glenn Frey(67)
1月28日 Paul Kantner(74) (Jefferson Airplane)
2月3日 Maurice White(74) (Earth,Wind & Fire)
2月8日 松原 正樹(61)
2月22日 村田 和人(62)
3月8日 George Martin(90)
3月9日 Nana Vasconcelos(71)
3月10日 Keith Emerson(71)
4月2日 Gato Barbieri(83)
4月21日 Prince(57)
5月5日 冨田 勲(84)
5月24日 宮間 利之(94)(宮間利之 & NewHerd)
5月27日 Marshall Jones(75) (Ohio Players)
6月24日 Bernie Worrell(72) (Parliament/Funkadelic)
8月15日 Bobby Hutcherson(75)
8月22日 Toots Thielemans(94)
8月25日 Rudy Van Gelder(91)(レコーディングエンジニア)
10月6日 Rod Temperton(66) (HeatWave)
10月16日 たかしま あきひこ(73)
11月13日 Leon Russell(74)
11月15日 Mose Allison(89)
12月7日 Greg Lake(69)
12月11日 内田 修(87)(日本のジャズメンを支援した外科医)
12月25日 George Michael(53)

 今年は年明けからビッグネームが次々と亡くなりました。上記は個人的にメモしていたものです。

 自分はMaurice Whiteの死が大ショック。EW&Fは自分の音楽趣味の基礎となっているバンドなのです。訃報に接したときは茫然としてしまった。間もなく発売された追悼本は閲覧用と保存用の2冊買いました。

 久々のブログ更新が物故者のリストというのもなんだかなという感じですが。

 
 ご冥福をお祈りいたします。