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20XX年7月5日。曇り。
緑濃い初夏の湿原の川のアメマスを撮影した。
初夏の湿原は、若々しい緑でむせかえるようだ。圧倒的な緑のエネルギーが満ちあふれている。
この時期、この渓流ではオショロコマ、アメマス、ヤマベたちが一年の中で最も活発にエサを追う。
頭蓋骨の縫合線みたいに果てしなく屈曲蛇行する湿原の渓流は、深み浅瀬がほどよく交互に現れて、至る所にドンと深いよどみや、ほれぼれするほどの良い瀬を作っている。
30年もこの渓流に通っていると、どこのたまりにはどんな魚がどのぐらいいるか、どこの瀬にヤマベがいるか、どこの枕木の陰に大型アメマスがひそむか、オショロコマの群はどこにいるかなどをなんとなく覚えてしまう。

最初に、この渓流のアメマスの画像をお示しします。
この時期は大型アメマスは稀で、幼魚、若魚、および渓流いつきの15-20センチくらいの個体が多くをしめる。



















お盆を過ぎると30-40センチほどの大型個体が増えてくる。
晩秋のころは産卵のため海から遡上してくる個体が群れをなすこともある。
水中で手早く撮影させていただいたアメマスたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

この項 続く。

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