9月に入ったら急に空気がヒンヤリ、日が短くなってきました。
でも内地はまだまだ残暑が続くのでしょうね・・・。
先月の小樽2ステージで遂にSTA晴れバンド伝説も崩壊し、今までの分の雨水を一気に食らっちゃいました。
教訓:屋外ライブは防水対策も必要不可欠!楽器も相当に参っているかもしれないのでワックスがけにバッテリーもマンガンからアルカリにチェンジ(写真)、ネックはわずかでしたが日中の強烈な日差しで順反りだったのが自然に真っ直ぐになっていました。バッテリーホルダーやシールド・ジャックも過去に数回交換。もちろん自らハンダ付けしました。
こちらのブログも各方面の方たちが読んでくれているようで、最近よく激励のお言葉を頂戴します。
たまには手厳しいコメントもありますが、それらも含めて嬉しい限り。
長年、活動していると古くから知り合いのバンドが「解散、活動停止・・・」とかいった話をよく耳にします。(音楽活動に限らず)個性強烈な集団ゆえにいろいろあるのは当たり前ですが、ようく気持ちもわかります。
「なんだ、あいつら根性無いなあ。」とか部外者は好き勝手なこと言いますが、これは当人たちにしかわからない事情あってのこと(たまにはギャグにもならないどうしようもないのもありますが)。
STAは結成してから一度たりとも、おかげさまで活動停止やライブを怠ったことがありません。
メンバーの顔ぶれが核となる連中以外は、しょっちゅう変わるのは恒例ですが(笑)。まあ、どうか末永く温かい目で見守ってあげてください。
8日の「810」初出演ライブに向けての最終リハがありました。
この日は、夕張のライブのため懐かしやナベサン(ラッパ吹き)が1年ぶりにやってきました。
サックスが欠席で、他のブラス隊も多忙を極めているため、遅れて来るので非常に助かります。
セットリスト固めに通しで演奏してみたのですが、主役のペットやトロンボーン不在のために、歌、打楽器、弦楽器がところによっては曲の場所を見失いがちで「ああ・・・ブラス・リフに依存し過ぎだなあ・・」と痛感。
目印がわりにブラス・リフを口ずさみながらの苦しい演奏状態。
なべさんにもスコア&音源をマサが手渡して逐一、曲のカウントやらを説明。
ナベさん、管楽器が自分一人だということにとても不安そう。
そうこうしているうちに、タツ、そしてミツが到着して合流。
グイグイ生き生きとと全員スケールアップしていくのが手に取るように伝わってきます。
やはりこうでなきゃあね。
おぼつかなかったなべさんのテナー・サックスも俄然唸りを増してきた。
「スムーズに話しが通い合うから、ブラスのことはタツとミツに聞いて」とのことで3人で打ち合わせ。
餅は餅屋ってえことで。
タツもミツにご両人によるホーン・ソロ対決の小節数の確認。
懸念していたテンポのブレも幾分は解消されつつあるものの、油断しているとやっぱりマサとシンからのダメ出し「ちょっと速い」。
頭を抱え続けているのはもろにジャズのロックワルツソング。
小節数やらが尋常じゃあないくらいにヘンテコ・・・でもめちゃくちゃにかっこいい3分もの。
シンもハモンド・ソロの入り口と終わり部分のグリッサンドによる決めフレーズに妥協なき挑戦。
面白いのはスタジオ練習開始時はけっこうのんびりとミーティングも絡めつつ和気藹々と進行、ところが一人、二人とメンバーが増えてフルメンツになると徐々にサウンドもヒートアップしていき(単純ですね!)後半の30分は我々でさえも緊迫感満点の熱い演奏に。
まず曲の繋ぎ目がほとんどなく、「はい!次はあれ行こう」と言った途端に皆が素早くスコアの準備。
それらはセットリストの中でも極上の難解で体力激消耗ソングばっかり。
これらを立て続けに時間いっぱいまで叩き込み。とてもスリリングな後半戦。終了と同時に頭から湯気立てて皆が笑っていましたが。
これだけこなせばなんとかなるっしょ。屁理屈こねる暇あったら僅かな部分でも全員でプレイ!これにつきます。
単純明快、一番の説得力、身をもって体験です。
ところで「810」はサックスがアルトとテナーの2人編成で、あさき&ハッシーが担当します(これ初の取り合わせ。大学では先輩・後輩の間柄)。
CTAセカンド・アルバムの素晴らしさをマサとミツが繰り返し触れ回っていたらノブも絶賛していました。
その意見はごもっとも、当然でしょうね、STAのメンバーならば。想像通りのリアクション。しばらくはSTA内でブームになるでしょうね。