THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,214 小樽☆浅草橋オールディズナイト21 (吾平バンドGO!HEY!BAND編)

2024-08-02 18:17:13 | Live Set List
****このライブレポートって、意外にも根強いファンがいるのですよ。
チェックも中々に手厳しく、叱咤激励を日々受けております。
今後とも、どうぞお手柔らかに
( `・∀・´)ノヨロシク・・・・****


まずは機材類の詳細を。
しかもどれをとっても超絶に高級品ばかりで一大網羅さ!
ベースアンプはいつものハートキー・システム
ドラムセットはパール製
この豪華なステージのドラムスポジションは中央でごっつくて頑強!
シェルはあずき色
ギターアンプは3台
ローランドの超絶なベストセラーJC-120&40

熱気を帯びはじめた会場内に絶えず流れ続けているノリノリのBGM
めっちゃムード満点。
B’Zのスーパー・ギタリスト、タック松本の「ミュージック・ステーション」でお馴染みのかっこいいテーマソングも壮大に飛び出した
他にもご機嫌な音楽がこれでもかあ、というほどにあふれ出てくる 
ファンキー・タウン(リップス)、ハロー・ミスター・モンキー(アラベスク)、ミスティー・ハート(クオーターフラッシュ)チキチータ(アバ),ギミ―ギミーギミー(アバ)、ショー・ミー・ザ・ウェイ(ピーター・フランプトン)、オールナイト・ロング(レインボウ)、愛ある限り(キャプテン&テニール)、ボーン・トウ・ビー・ワイルド(ステッペン・ウルフ)、スイング・アウト・シスター(ブレイクアウト)、ヴェンチャーズ(10番街の殺人)、バグルス(ラジオ・スターの悲劇)、オリジナル・キャスト(ミスター・マンディ)、レインボウ(アイ・サレンダー)、ザ・ビートルズ(レボリューション)&(アイ・フィール・ファイン)、ストーリーズ(ブラザールイ)、ハイヤー・ラブ(スティーブ・ウインウッド)・・・・

夕方になっても依然として日差しはギラギラで日焼け止めが必要なほど
グッと冷えたビールが美味しくって何杯でもいけちゃうぞ
(俺は下戸だけどね((´∀`))
まあ何はともあれ、いやが上にも、グッとくるなあ・・・・・・。

時間の方は相変わらず多少巻き気味での進行
****このライブ・レポートももちろん果てしなく書き進めていくよん!!
我らがSTAは、このブログの主役故最後にタップリとお届けしますよ。
というわけでして、それでは皆さん、目いっぱいにゾクゾクと陶酔してね~~!!
覚悟のほうはいいかな!?****

後半戦に控えしは・・・・

11、「吾平バンド(GO!HEY!BAND)」
16:40~17:10
ソウル&ディスコ、時々お笑い要素もあり((´∀`))。
江別からの出演で、な、な、何と5年ぶり9回目
それを意識しての演出BGMなのか、アース・ウィンド&ファイアの「セプテンバー」が思いっきりと会場内に流れている
いやが上にも期待と興奮を煽るではないか
憎い配慮だね

早いもので、いよいよこの日最大の超絶なる目玉バンドが登場。
泣く子も失禁しちゃう(!?)賑やかなるお祭りバンド「GO!HEY!BAND(吾平バンド)」が、満を持してその神々しき姿を現しましたとさ。
最も美味しいポジションです。
いやはやなんとも、どれだけ彼等の復帰を待ち焦がれていたことか
記録にこのイベントも5年ぶり
その時STAとは残念ながら曜日違いで対バンは叶わなかったけどね・・・・(´;ω;`)
だからSTAと吾平が一緒したのは、2017年9月16日(土)リブレーション・ピグスティ43以来だ
もう遥か彼方の話だねえ・・・・
その後、コロナ騒動がデカかった
ぱったりと彼等は姿を消してしまったのだ
それでも膨大なるファン達はジッと耐えていたのだ
やっと朗報が届いたのは今年から
あちこちでライブ活動再開したらしいとニュースが飛びかう
そしてついにこの日を迎えたわけだ
彼等がいるといないとでは大違い
オーディエンスは狂喜乱舞の世界
長かったねえ

マサは楽屋テント内でFーKINGと再会
元気そうだ
お互いに喜びたたえあいつもりに積もった会話を交わす
マサは吾平のメンバー達がSTAをサポートしてくれたライブの写真をドッサリとプレゼント
喜んでくれたよ
「今どき、写真とは渋い((´∀`))」

その後もタツが挨拶にきてくれた
全然ルックスが変わらずスマートだねえ
「写真を受け取りました」とわざわざご報告

マサが客席に座っているとノブ&ひとみ夫妻もやってきて会釈を交わす

ビックリしたのはシンちゃん&ミキちゃん夫妻
満面の笑顔でやってきた
迂闊にも一瞬わからなかった
もう孫が6人いるとのこと
2人がSTAに在籍時にはまだ1人も産まれていなかったのに・・・・
時の流れを痛感・・・・

そういうわけでして、場の雰囲気も、ほどよく温まっているしね。
もはや彼等に関しては説明不要。
彼らは膨大なるバンドが存在する中で、S・T・Aと最も付き合いの古いファミリー・バンドです。
メンバーの中にはS・T・Aで演奏経験のある者が通算で8人もいるのですよ。
いつもステージに乗り切らないほどの大所帯なのです
しかも今回はニューフェイスもあり
まあ、これはこれでレアだねえ。
肝心のサウンドとパフォーマンスは相変わらずのいぶし銀なのはさすがです。

ジャンルがジャンルだけに全員がアフロヘアのカツラ
衣装も目いっぱいに煌びやか
もうこれだけでもお得感満点さ

メンバー9人の内訳は・・・・
キーボードのイドチャンは実は陰の功労者で、彼女の作り出すシンセ・ブラスの切れ味がどれほどゴヘイの土台を支えている事か。
それは初めてライブを観た時からずっと変わらずに痛感して思ってます
愛器ローランドを使用
下手のポジションにてスタンディング・プレイ・スタイルを貫く
黒いアフロヘアをクールに装着
パンツもシャツも黒
ベストはシルバーでコーディネート
(2017年7月での小樽・浅草橋では急遽元STAのシンがキーボードで活躍していました)。
STAライブでも鍵盤を弾いてくれたことがあった

彼女の旦那様がベースのエンジュくん
(5弦ジャズベース。
3トーンサンバーストのボディカラー。ローズ指板)。
このバンドが縁で結ばれた御両人です。
帽子、サングラス、アフロと全てが黒
フィンガーピッキングでモクモクとプレイ
ワイヤレスも搭載
これで益々アクティブなアクションをぶちかます所存とのこと
ちなみに彼のお兄さんは以前STAでトランペットを吹いていたエンちゃんさ

ドラマーのマスター蝶野くん
サングラスと金ぴか色の服がひと際生えるね

ノブは元STAのギタリスト。
お疲れさんでした。
でも丸々変装しているので、よほどの顔見知りでなければ正体は見抜けません(サングラスに黒アフロ、ド派手な衣装。
これは愛妻のハンドメイドだということは有名
ごちそうさまです
ここではフェンダーUSAカスタムショップ・ブロンドカラーのストラトキャスターを使用。ローズ指板)。

助っ人要員のミキティもキラキラ派手派手なオレンジのワンピース。
惜しげもなくスラリと伸びたおみ足も曝け出す
ふんだんにダンスとボーカル、コーラスで華を添えています。
白いアフロを担当
彼女もSTAでコーラス、ボーカル、パーカッションを受け持っていた
シンちゃんは撮影班に没頭していた

もう一人の歌姫はヒデコちゃん
ダンス、コーラス、ボーカルにと八面六臂のフル稼働
ミキちゃんと左右に陣取ってひたすらに花を添える
白いアフロと金色のワンピース姿
ミキちゃんとのバランスとコントラストはナイス

トランぺッターはタツ
彼もSTAで見事なるハイノートを連発でヒットして周囲を驚かせていた
それもそのはずで、彼の本業は音楽講師だもん
スコアにも強くて初見で難攻不落なシカゴをサラッと吹いてしまう寡黙で優しい伊達男
全身を黒で統一したファッションで現れた
相変わらず嘶いていた
思わず唸っちゃうほど

で、トロンボーンは新加入のルナ嬢
何を隠そうタツの秘蔵っ子らしいよん
秘密兵器だったんだねえ
ただひたすらに頑張っていた

最後の最後に煌びやかなお姿で颯爽と現れた、カリスマF-KINGがMC&VOCAL!!
フロントセンターにて、美味しいところを独り占めさ
一瞬でかっさらってしまう
金色のアフロ、黒い開襟シャツ、上下純白のSUITでビシッと決めている
なるほど、絵になるねえ

バンド入れ替えのセットアップ。
(準備タイムは10分)
何から何までもが一流のプロ仕様だ。
思わずニンマリ・・・・。

それとミキシング主任・ミワ君&若き助手たちの強力なる手腕。
ベテランとホープが会場後方サイドのミキサー卓で、常に陣取っている。
同所には照明専用のスペースもある。
(パーティーズでお馴染みの弦楽器奏者ユリちゃんも常に加わっている。
彼は前日にもパーティーズの2ステージをこなしたという凄腕
この日もオオトリで出演するんだよん)
これならば、バンドとスタッフらとのやり取りもスムーズ。
本番中のアクシデントも楽勝で解決できるというもの。
(実際の話何度もスタッフくんはステージに上がってトラブルの対処を施していた)
毎年、ちょこちょこと更なる改良を加えているんだから、頼もしい限りだ。
(ドラムスのポジションは去年下手だった・・・・
ステージもグッと前面に移動
その分、客席は縮小
パーキング・エリアも去年は入り口近辺を確保していたけど、今年はステージの広々とした後方を前面にわたって開放
あとはトイレの問題だね・・・・
近場にあることはあるんだけど・・・・)

それでは早速いきましょうか!!
セッティングはとうに完了しているので十分に余裕があります。
まずは軽くリハも兼ねて、全体での音鳴らしでサウンドチェックを終えウォーミングアップも済ませる。

準備万端整いましたよん。
満を持して華麗なるショーの幕開け。
詳細なるライブレポートをお送りしていきたいと思います((´∀`))

客席の前方からは、どこかで聞いたことのある黄色い歓声でメンバー名を何度も連呼しているスーパーレディがいる((´∀`*))
メンバー達も、苦笑いするしかないよね。
いついかなる時のライブでも、大変な盛り上がりを見せてくれる吾平バンド。

賑やかなBGMに誘われてマイクを手にした斎藤氏がバンドを声高らかに紹介する
((´∀`)ステージの下手から)

「さあ、皆さん、大変長らくお待たせしました。
小樽浅草橋オールディズ・ナイトはおかげさまで順調ですよ
今日はあちこちでライブイベントが開催されている中、こちらを選んでご来場いただきありがとうございます
先ほどまでの雲はどこかに行ってしまいました
昨日に引き続きピーカン
暑いのも考えものですが・・・・
まだまだ素敵なバンドがいっぱい出演しますよ
私は司会進行があるのでバタバタですが・・・(-_-;)
1人でMCを担当させていただきます
私もボーカルなんですけど今日はスタッフに徹して1曲も歌いません((´∀`))演奏に先駆けてちょっと説明させてください
会場内キッチンカーでフード&ドリンク類を各種揃えていますのでドンドンと注文してくださいね
ただし、熱中症にはご用心ください
それでも具合が悪くなった方がいらっしゃいましたら必ず救急車を呼びますのでご安心ください
水分の補給と日傘は必須アイテム
お次に控えしバンド、力強いサウンド展開で凄い楽しみですよ。
興味津々のジャンルはディスコ&ソウルのカバーが中心。
これからもドンドンと活躍の場を広めていきたいそうです。
応援のほどよろしくお願いいたします!
とことんまで楽しませますよ~~!
それでは吾平バンドの皆さんです。
どうぞよろしくお願いいたします!!」

なんまら力が漲ってきたぞ。
ARE YOU READY!?
HEY!
LET'S GO!

バンドは万雷の拍手によって迎えられた
かなり、緊張感もほぐれてきたようでノリノリのご様子だ。
写真で見てもおわかりでしょう
いよっ、待ってました
オーラが半端ない
息つく島もあたえてくれない
悪しからず・・・(-_-;)

オープニングはEW&F驚愕の「イン・ザ・ストーン(邦題:石の刻印)」
1979年リリースの名アルバム「アイ・アム(邦題:黙示録)」トップに収録
(ビルボードR&Bアルバム部門で1位を記録)
ただし、オシャレなラテン風イントロのみ・・・・(2分)
アルバムでも間奏曲扱い
まずはマーチングバンドのファンファーレが鳴り響く
もうこれが流れただけで鋼の涙腺が崩壊状態に陥る
かっこいい抜群なドラムスは二拍四拍をしっかりガツンと打っている
暴れまわってるようでベースは一拍三拍を上手に埋めてポイント高し
粘りッけの濃い魂の叫びと哀愁を帯びたメロディ
芸が細かくて思わずうわっとなっちゃったあ
知らず知らずのうちに体がムズムズと疼きだして弾むのだ
全く古さを感じさせない時代を超えた心地よいクオリティはさすがで効果覿面
ほどほどの速さと、乗りやすいビートで誰でも親しみこめて入っていける
裏打ちのリズムギターによるコード弾きアクセントも同様に
ブラスセクションは絶えず痺れるほどシャープに煽ってくる独壇場
短い🎵で正確な音程と音圧を繰り出す吹奏力が凄い
跳ね回るベースの音色も指弾きの強弱がストレートに伝わる素朴な生々しさでパーフェクト
縦横無尽な音列で構成要素がてんこ盛りのファンキーなリフにコール&レスポンス・ウェーブ発生

間髪入れずにメドレーで・・・・
「ブギーワンダーランド」
同じくスタジオ・アルバム「黙示録」5曲目に収録
アルバムからの第1弾シングルで全米6位を記録
R&Bチャートでは2位
演奏を開始した瞬間から会場はディスコティック・フロアに変身。
途端に続々と最前列に集結してくる観客達。
お立ち台はありませんが、各自思い思いに自由気ままなダンシング・タイム。
踊らにゃあソンソン。
何ではじまるかなあ?・・・・・と思っていたところにやっぱり出てきました。
これを叩きつけなければ収まりがつきませんよね。
定番のスーツを着込んだF-KINGは「サタディ・ナイト・フィーバー」のジョン・トラボルタ風。
いつも両手に華状態でバッチリと決めまくるF-KINGです
今回もコーラスガールはスパンコールが金色と銀色でまぶしい「金さん、銀さん」
その分、男女のボーカル対比が鮮明に浮き出ていて面白いのですよ。
よくもまあ、この短期間でまとめ上げたものだ・・・と感心しきり。
ギターソロに差し掛かると「オン・ギター!ノブ・ササキ!」とFーKINGが大声で紹介。
ノブも軽快に巧みなるフィンガリングで駆け巡る。
リズムに合わせてフロント陣営が、クルッとターンするひとつひとつの振り付けポージングが心憎いばかり。
この空間は、すでに「釈迦曼荼羅」と化しています。


「ハロー!
エブリバディ!
やっと帰ってきたぞ~~~!
序の口さ
ドラマー、マスター蝶野くん!
ステキー!
あ、しまった・・・
曲の流れを止めてしまった!(大爆笑)
!!(笑)
((´∀`))」
万雷の拍手を贈られる中で「ゲットレディ(レアアース)」が炸裂
ゴージャス極まりない複雑で分厚いサウンドを、ものの見事にこなしているのだ。
この曲はモータウンの白人バンドによる、渋いソウルフルなR&B代表作品。
1968年リリースのアルバム「ドリームス/アンサーズ」に収録。
元々はスモーキー・ロビンソンが曲を書き、テンプテーションズがオリジナルだった。
でもそちらは全米最高ランクが29位止まり。
デトロイト出身のレアアースは、1970年に本家を上回るほどのビッグヒットを記録した次第。
70年代前半のディスコブームで、先陣を切って牽引していたのがレア・アースのこの曲。
ドラマーがリードボーカルなんだねえ。
永遠のスタンダードだ。
イントロの骨太なリフ一発で血沸き肉躍る。
テレビアクションドラマ「特攻野郎Aチーム」のテーマソングとしてもつとに有名。
バンド名や曲名を知らなくたって、誰もがご存じのご機嫌なナンバーさ。
これを3曲目にもってきたのは大正解。
したたかなる吾平軍団よ!
リード・ボーカルのバトンを受け取ったミキちゃんが遠慮なしにグイグイとセクシー極まりないシャウトの連発。
もう、たまりませんねえ。

「皆さん、楽しんでいますかあ!!??
飲んでいますかあ!!??((´∀`))
そうですかあ・・・良かったですよ
今日は爽やか過ぎるくらいの好天に恵まれましたね
この調子で最後まで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!!」
4曲目「ホット・スタッフ(故ドナ・サマーの傑作)」も文句なしにディスコ・ソングの定番。
巨匠ジョルジオ・モロダーがプロデュースした1979年リリースの7枚目アルバム「華麗なる誘惑」1曲目に収録
オリジナル音源ではドウービー・ブラザースやスティーリー・ダンのギタリストだったジェフ・スカンク・バクスターがギターを担当していて話題になった
ビルボード・ホット100では1位を獲得
当然のごとく12インチも発売された比較的この曲も色々なバンドがカバーしていますが、クラビの音壁の厚さは強靭でうねりまくっています。
先のミキちゃんからここではヒデコちゃんがリード・ボーカルのパートを引き継ぐ
負けず劣らず大人の女性の匂い建つような妖艶さよ
エキゾチックな魅力をこれでもかあ、というほどに振りまいていました
やや控えめながらもノブ君のギターから繰り出されるフレーズも、へヴィーそのものでいい仕事をしています。

それにしてもこの日は、女性シンガーが目白押しで大変にけっこうな事です。

ヤワな男どもよ、ウカウカなどしていられないぞ

足元をすくわれちゃうんだからな

もうこの辺に辿りついたら、メンバー達もリラックスしてきたのか饒舌になってきました。

「まだ少し明るいよね。

永遠に光り輝く傑作をお送りします。」

ここで一気に黄金のスタンダードへと突入します。

威勢のいいカウント「1・2・3・4!!」から飛び出してきたのは

「ホワッツ・ゴーイング・オン」(マービン・ゲイ)

音楽の神様が創作したのではないかと思えるほどに、一切の無駄も無い崇高さを感じます。

この曲は数多くのミュージシャン達が現在もカバーしている、非常にライブ栄えするモータウン・レコードを代表する定番中の定番。

栄光のソウルミュージック。

ここから多大なる影響を受けたアーティストは膨大。

ドナ・サマーの次にこの曲をもってくるなんて中々に粋な配慮ですなあ。

ヒデコちゃんからF-KINGがリード・ボーカルを受け継ぐ
彼は心底リスペクトしているんだろうなあ

もちろん吾平バンドもこだわりぬいたアレンジを施した演出で場を盛り上げていました。

ステージの進行具合を、計算しつくした組み合わせは天晴。

ここでちょっとだけですが・・・・一息入れてのユニークなるメンバー紹介
懇切丁寧に一人一人を指さしてのアナウンス
ほっこりとした仲良しのムードが伝わってくる友情シーン
特にニューフェイスのトロンボーン・プレイヤー、ルナちゃんには暖かな拍手がひと際大きく打たれた
シンガーたちはドリンクを一飲みにて喉を潤す


「どうもありがとうございます!
小樽最高!
本当に皆さんありがとうございます!
こんなにのっていただいてね。
皆に会いたかったよ!
ではここでお声を拝借!
OH!YEAH!」
「OH!YEAH!!」
「すごいですな(笑)。
阿吽の呼吸だ
毎年同じことをよくもまあ、飽きもせずやりますなあ~(爆笑)!
ジェームス・ブラウンから(アイ・ガット・ユー)アイ・フィール・グッド・・・・1・2・3・4!!」
1965年10月リリース
同名のアルバム1曲目に収録
ソウル界のゴッドファーザーが放った文句なしな脳天直下の爆撃弾
これはズッシリとしたベースからの攻めが肝。
ブラック・フィーリング漲る極上の追い討ち。
F-KINGとミキがリード・ボーカルを要所ごと贅沢に振り分け、後半の「1・2・3・4~!!」カウントからはイドちゃんもブラスサウンドで合流。
F-KINGは今回メインのヴォーカルに専念
体力一本勝負の掛け声でまくし立てる進行構成とタメの効いた間合いにゾクゾクと鳥肌が立つよ
F-KINGはますますイキイキとしてきたよ
一瞬ブラスロック・バンドに早変わりかと錯覚しちゃうほどに、美味しいところ取り
ホーンセクションにかかる重圧はそうとうなはず。
それをものともしないんだから大したものだ。
トランペットとトロンボーンによるパワフルな火を噴くソロ・バトルの開始
あの小さな体や細い体で大役をはたして危機を救っています。
12小節のシンプルでタイトなブルースである
小節の最初の拍を強調している
全体を覆うように駆け巡る音壁に酔いしれてみるというのも一興
お手上げ状態なんだもん
おおっとお!
夕闇が迫る中で照明がカラフルに点滅を始めた
そうこなくっちゃあ
最早金縛りさ
言葉を失うほどの圧倒的な迫力
照明やミラーボールによる超ド派手な点滅やキラキラ回転がない中でも、気持ちがドンドンと高揚してきます。
エンディングでのブレイク連発では「何度やっても緊張するんです・・・・皆、心の中でカウントをとるのですよ・・・
今日はうまくいきました。
皆さんのおかげです」

「こんなに遅くまで残っていただいてありがとうございます!
今日は小樽・浅草橋オールディズナイト!
・・・あそこに見えるうしお祭り会場のところにステージがあった頃、ゴヘイバンドは出演したことがあるのです。
今となっては懐かしい思い出です。
じゃあまだまだ頑張っていきますよ。
得意技いきます!!」
7曲目もEW&Fからキーボードによるムーディーなるイントロから「宇宙のファンタジー」
1977年に発表したシングル曲
スタジオ・アルバム「太陽神」の2曲目に収録
日本のオリコン洋楽シングル部門で1位を記録!
ノブも控えめなるギターワークで好演。
そこに絡みつくリズムセクションのグルーブも過熱気味。
フロントの男女3人が、ここでも客席に背中を向けて曲のアクセントに合わせ、両手広げて決めのポーズをいくつも公開。
3人共に動きが微妙に違う。
横を向いたり、向き合ったり・・・と凝りに凝っています。
F-KINGの和製フィリップ・ベイリーとも言える、物凄いファルセット・ボーカル。
彼の個性的な声は一聴の価値あり。
声域は広いし音感正確で、発音も真面目でストイックな性格が反映されていてとても丁寧。
好感が持てます。
無限に広がる壮大さを表現している
なんたってビジュアルもインパクトあるし、一手にバンドを牽引しているムード・メーカー。
徐々に皆(バンドも客も)がジャンプの連続(普段はおとなしいメンバー達までもが)。
最後の音は人工的にボリューム奏法、これは初めて彼らを見た頃からやっていたお馴染みの手法。


さて、踊り残しのないように楽しんでいってください。
それではヴォーカルを男女混合でいきます・・・
スティービー・ワンダーで・・・迷信!!」
一瞬の静寂後にタイミングを見計らってマスター蝶野リンくんのファンキー・ビート・フィル。
ゴヘイバンドは結成以来、EW&Fのカバーバンドとして名声を博してきましたが、近年はF-KINGの思い入れが強いスティービー・ワンダー路線も加味したようです
(私もこのゴヘイによるスティービー・ライブを観るのは6回目)。
STAでも2曲ほど、F-KINGが歌って演奏した時にとっても大喜びでしたから、よほど好きなのでしょう。
イドちゃんの真骨頂、クラヴィネットでアップテンポなリフが勢いよく跳ね回る。
対抗するがごとく、ノブもさりげなくリフを奏でています。
これだからたまりませんねえ。
レッド・ゾーンも振り切れちゃった
F-KINGとミキがヴォーカルを分け合います
(これSTA手法の発展系)
コーラスガールは赤いタンバリンも兼任。
ノブによるサイケデリックなギターソロも聴き所。
(イドちゃんとF-KINGは普通のめがね姿)。


「皆さんご一緒に歌ってください。
EW&F・・・・・アナザースター
・・・・1・2・3・4~!」
踊れるナンバーで押し通すところなんかは、考えに考え抜いた選曲なのでしょうかねえ・・
一度彼等に確認してみたいところ。
突き抜けるくらいにハツラツで、曲の表情がグッと変化するところが聞かせどころ。 
ちょっと通受けするセレクトですね。
ドンドンと加速してギリギリまで引っ張ってスタイリッシュに。
ミキティによる小刻みなシェイカーも効果絶大。
腕を上げたねえ。
ライブっぽいアイディアで、いきなりF-KINGが捲くし立てるように連続でシャウトしながらもクルッとターン。
メンバー達のユニゾンがこれでもかあ!というくらいに延々彩られる難曲ですが、息もピッタリでバッチリ再現。
ノブは前に出てきてチョーキングを駆使したソロで応酬。
もはや理屈抜きにワイルドなエッセンス充満。
観客席やカメラマンに向かって手を振って握手してあげたり指差したりと、いつの間にか会場中が一体化の様相を呈しています。
そしてミキティのソロへ。
F-KINGも加わりベースのパーカッシブなるサムピッキングでトドメをさす。

手をグルグルさせながら
「いやあ、嬉しいねえ。
感激家なのでグッときています!
楽しかった時間もあっという間に過ぎます。
では最後に1曲やってお別れしましょう。
(笑)。」
もうそろそろあれの出番かなあ・・・・・
さあ、やっぱり彼らは、これをやらなければ終わることができません・・・
EW&Fの「セプテンバー」
1978年11月18日にシングルカットされた
アルバム「ベスト・オブ・EW&F,VOL,1」に収録
全英チャートでは最高ランキング3位を記録
気分は70年代初期にワープ。
コーラス・ガールはキラキラと照明に反射してまぶしい歌詞カードを手にしているんだけど、こういった小さな品々にまで細かな気配りが行き届いていて勉強になりますね。
リードヴォーカルにはビブラートかけまくりで、彼よほどこれにかけていたんだろう!というくらいにエモーショナル・アピール。
リム・ショットが絡みついてメンバー紹介もユニークに。
「オー!イエー!」
観客のハートを手中におさめたゴヘイ・バンドは、やることなすことが自由自在思い通りにコントロールできていて清々しいくらい。
だだっ広いステージがいつの間にか、いたるところ芋洗い状態と化してグチャグチャ。
ここまで暴れまくった彼らに、しようがないから責任をとってもらいましょう。
エンジュくんのベースが「バッキン!バッキン!」と轟音をたててウネリをあげていますよ。
青く澄み渡った空を指さしながらも余力を振り絞って、一丸となってのお祭り騒ぎ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくり。
ノリノリでキャッチーなアクセントに、誰もがアドレナリン噴出しての狂喜乱舞。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
こうなりゃあ、くだらない能書きなんか消し飛んで粉砕。
ドッカ―ン
強引すぎるぐらい引っ張りに引っ張ったエンディングで、フィナーレを迎えた。
「モーリス・ホワイトも草葉の陰で喜んでいると思います。
本日は本当にありがとうございました!
小樽、最高!!
(マイクに深くリバーブがかけられた!!)
この後にもオールディズやシカゴ、サザンとかまだまだイカしたバンド達が飛び出しますよ」
ちゃっかりと今後のライブ告知をしてから一本締め
「ヨー!」パン!
ようやく皆、大満足してゴヘイ・バンドをステージから開放してあげました。
硬軟取り混ぜた巧妙なるエンターティンメントに、誰もがやられたね。
十分に納得のゆくまで満足してくれたかな。
親衛隊がCRACKERを爆発させる
「パンッ!」
完全燃焼でライブは終了。
心地良い疲労感に満たされて、メンバー達はステージを後にしました。
全員がエネルギー全開で笑顔も素敵だ。

エキサイトした司会の斉藤さん
「WOW!!
とってもいいなあ
ありがとうございました。
吾平バンドの皆さんでした!!
もう一度、盛大なる拍手をお願いいたします」
真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
熱気ムンムンに心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
ひじょうに器用な連中だけに、まだまだ隠し玉を忍ばせているのでしょう。
まあ、それは次回のお楽しみとして取っておきましょう!((´∀`*))
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブも大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
あまりにも熱狂し過ぎて、世の憂さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
9人も長丁場イベントライブを堪能していましたよ。
とっても熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ・・・・((´∀`*))

さあ、いよいよお次に控えしはまた違った意味で泣いても笑っても、大御所勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
こいつらもクセモノ連中故に、ゾクゾクとしちゃうね((´∀`*))****

会場内に流れているのはブリティッシュ様式美ハードの元祖レインボウ「シンス・ユー・ビー・ゴーン」
う~~む、痺れるなあ・・・・・

****あとは残すところ4バンドのみとなりました****




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