THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

映画 クリード チャンプを継ぐ男

2017-08-03 16:13:03 | free form space

シルベスタースタローンを私が初めて知ったのは、ほとんどの方たちと同じで「ロッキー」です。
この全く無名の俳優がモハメドアリの試合からインスパイアを受けて短期間で書き上げたというストーリーを映画会社に売り込みに行きます。スタローンは自身の主演を希望するも、会社サイドはバートレイノルズを推す。結果は低予算でスタローン主演にて制作。そしてみなさんご存じの通りアメリカンドリームの誕生。
私は11PMでこの映画がアメリカで公開と同時に話題となり、はやくもオスカー候補とか、スタローンは第2のマーロンブランド、ジェームスディーンと騒がれ一躍トップスターの仲間入りしていると松岡キッコさんが解説していたのを知り、すぐ銀座までロードショーを観に行きました(スタローンはポールマッカートニーやビリージョエルに似ているとも言ってました)。その後はランボーシリーズなども生み出し一躍アクション分野のトップで大活躍。
私はスタローンの映画は別格扱いで、ずっとファンとして作品公開を楽しみにしてきました。
ロッキーシリーズはその都度、手に汗握る対戦相手とのファイトシーンはもちろんのこと、愛すべき個性的キャラクター達や見事な脚本も堪能しつつも、挿入される音楽のサントラも購入してきました。

サバイバーはじめ、数々のロックソングもヒットチャートを賑わせたしね。

寄る年波には勝てず、スタローンはロッキーシリーズを「5」で選手引退と後継者育成というストーリーで一旦幕引き。それがいきなりの6作目「ファイル」制作発表となり正直な話、度肝を抜かれました。スタローン本人も感慨深げに「これでこのシリーズの仕事は終わり…」と淋しそうにプロモーション来日の際コメントで語っていました。
一時は「5」に出演していたスタローンの実子でもあるロッキーJRがボクサーとして成長する新シリーズなんていう、ありがちな話も聞こえてはきましたが、それは無しで正解でしたね。よほどの脚本でなければ伝説の冠に泥を塗ることになったことでしょう(スタローンジュニアとスタローンはこの後もパニックムービー金字塔ポセイドンアドベンチャーのトンネル版ディライトでも共演しましたが、残念なことに数年前JRは他界しています…)。
ところが7作目というか、ロッキーシリーズ初のスピンオフとして制作された「クリード チャンプを継ぐ男」であります!!!
なんとこういう手があったかあ!スタローンも監督&脚本のライアンクルーガーからこの案を聞かされて喜んだとか!
ロッキー宿命のライバルで永遠の親友でもあったチャンプ、故アポロクリード。
彼の愛人に息子が宿っていた頃に衝撃的な試合の末アポロは「4」で他界してしまうのですね。
その忘れ形見、アドニスがロッキーと紆余曲折を経てプロボクサーの道を突き進む。ロッキーの重病、難聴を患いながらも歌手を夢見るアドニスの恋人…。
まだ新人のアドニスに世界王者からのタイトルマッチの話が舞い込みます。アポロの名前を利用して安全に儲けようとする企みはミエミエ。
当初は咬ませ犬扱い、と試合を断るロッキー。しかしアドニスからの「一緒に闘おう!」という言葉でロッキーを奮起させます。
絶対的不利な相手に対してのトレーニングが始まる!もうこの辺からはお約束の展開!例の音楽もちょい流れますが、全体的に今風なサウンド展開は致し方ない…。
愛と友情散りばめられた中にシリーズを熟知してきたファンならば思わずニヤリとしてしまうような小道具やシーンがあちこちに登場しますよ。なんたって場所がフィラデルフィアだし。トレーニングの内容、ランニング、そして階段を登ってあの広場へ。
スタローンは一切ファイトシーン無しで、あくまでスポットはアドニスを中心に進行しますが、それがかえって全体にいい味を出しています。
コレでスタローンはグラミーノミネート、更にゴールデングローブにて助演男優賞を獲得だもんね。
ラストの試合シーンは迫力満点です。
他のボクシング映画を凌駕するシーンを狙った!と豪語するだけあってエキサイトの連続!
4をピークに5、6はまあそれなりでしたが、これは全盛期のファイトシーンに肉薄する勢いある内容ですよ。必見(*´◒`*)。
で、やはりというか、このヒットを放っておくわけがなく続編の脚本をスタローンが完成させました。本当は今年映画公開される予定でしたが、監督のスケジュール上、2018年に日の目をみます。
内容は…アポロを試合中、死に至らしめた強敵ドラゴ。その息子とアドニスが因縁の対決をする!というもの。凄いね。ヒット間違い無しでしょう、これも。
よく考えるなあ、と感心してしまいましよ。
尚、ドルフラングレンが出演するかは現時点では未定です。
ブリジットニールセン?いましたね、そんな女性が…😅。
まあいずれにせよ、心待ちにしましょう!

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