昨夜はthe sapporo transit authorityのスタジオリハーサル!
このスタジオ、軽く13年はバンドでぶっ通し通ってます。(というかその前からマサは、勤務していたからね〜)
ナチュラル・サウンドが人気の穴場スタジオ。今までのリハーサルスタジオに加え、本格的なレコーディングシステムも導入しました。
で、スタジオクリームの心優しきオーナー、キンさんには毎回お世話になっています。
この方、なんとあの伝説のバンド、RCサクセションで専属ミキサーを担当していたのですよ!
お兄さんは、メンバー中唯一デビューから活動停止するまで清志郎とバンドを共にしたベーシスト、リンコワッショーさんです。
私も久保講堂ライブアルバム収録「よーこそ」中でのメンバー紹介におけるベースソロをコピーしたものです。
つまりキンさんは、清志郎はじめRCサクセションのメンバー達とは幼馴馴染みなんだそうで、面白い話も沢山聞かせてもらいました^_^!!!
もちろんSTAは今回も、初期シカゴばかりを迫力演奏しまくり!
今回は残念ながらフルメンバーでの参加は叶わず6人が集結。でもキーボードのシン、テナーサックスのコーちゃんが復帰したから、より濃厚にマニアックな方向へ進展。当初は不安材料満載でしたが、実際演奏を開始してみると、想像していた以上にメンバー達の気合がまさってワクワクな仕上がり。相当に各自が今までの反省を踏まえた上で臨んだようです。まだまだラフテイクだけど次回が楽しみです。体も鍛えないとね…。
トランペッターのクニが、長年の夢だったシカゴデビューアルバムから隠れた名曲のブラススコアを、完成してくれたので益々燃えてきました。
現在はファニーとクニの体制で、ブラススコアを書き上げてくれるので理想的。2人で要所要所にチェックを入れるので鬼に金棒、完璧です。毎度のことながら、休憩無しの缶詰めプレイ。
真冬の北海道はボーカル、ブラスにとって空気が乾燥しているから過酷。
室内用灯油ストーブも喉を痛めるしね。
3月のSTA企画ライブ用のセットリストは、まめにメンバー間でラインのやりとりをしながら突き詰めていったので効率的。
ざっと流し演奏で進行しようと思っていたけれども、コダワリが露呈して納得いくまで留まるのでついつい熱くなる。
今回の本編はシンの熱烈リクエストにより、100%シカゴをお届けするので期待と不安でワクワク、ドキドキ。
まあ、いつもこのようなアンバイではありますが(笑)。
それにしても、やっぱりキーボード・サウンドが鳴り響いていると心地よい。
コーちゃんも新鮮な気持ちでトライしている御様子。クニと仲良くブラス・スコアを並べて討論しています。
ブラス無しのシカゴが1曲ありますが、そこはそれで休まずラテン系のノリを醸しだす作業に没頭。
ドラムとギターとの掛け合いや、カウント、キーボードとの絡みなど調整箇所は山積み。
コーラスも喉が張り裂けそうなほどに、ハイトーンの連続。
パーカションの振り分けも、なんとか落ち着きそうな気配。
なんといってもセッキーのドラム・ソロが炸裂して、ハモンドがうねりますから聞きどころ一杯。
シカゴ組曲の金字塔にも、一歩前進します。
これはファニーが、まとめてくれたモノを活用。
クニはトランペット、コーラス、パーカッションと体がいくつあっても足りない状態・・・・。
第2楽章に繋がる部分は、セッキーが見事にダニー・セラフィンを完コピしてきたので、一同感激!
「カッコイイ!」のため息が漏れるほど。
正直な話、多少妥協点があるものと思ってもいましたが、フィルインやバスドラムに至るまでとことん追求した足跡が垣間見えます。
なんたって、直前までキックの練習に没頭していたとのことで、報われたことでしょう。1バスドラムで足が引き攣る極限までを再現。逆に我々が翻弄されちゃうくらいでしたもん。
アバンギャルドなるメドレーも決めて、シカゴ16からの小曲もピアノ旋律が追加されてよりドラマティックに。
斬新なるセット・リストだなあ・・・。
ちょっとぶっ飛びすぎではありますが、素晴らしい。
シンのテーマソングともいえる、ソウルフルなスタンダードもなんとかこなれてきました。
ブレイク部分もリズムセクションが打ち合わせ。ノブのエフェクターによるフランジャー効果も好みです(真新しい音ではないけれど、琴線を振るわせる響きがナイス!)。
コーちゃんのテナー・サックスソロも急遽挿入することになり、あとはエンディングのタイミングをドラム、ベースらとで何度も繰り返しイメージ・トレーニング。
2月23日に惜しまれつつも亡くなったアメリカのR&Bシンガー、リオン・ウエアの話題にも、ちょっとメンバー間で触れてました。
AOR系のファンにも人気が高く「夜の恋人たち」という最高傑作アルバムでは、ビル・チャンプリン夫妻やラウジール・ディ・オリヴェーラも参加。
他にもTOTOやチャック・レイニー、ジェリー・ヘイ、デヴィッド・フォスター、マンハッタン・トランスファー、ネーザン・イーストなどなど強力なるミュージシャン達が数多く名を連ねています。
ノブはリオンのアルバムは、ほとんど持っているそうですよ。
驚いたのは3年ほど前にコーちゃんは札幌ペニーレインでリオンのコンサートを目の前で見たそうです。羨ましいなあ・・・・。
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