THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,180 SUNDAY MUSIC PROGRAM AT小樽倉庫NO,1ビール園3階ホール#40(佐々木時貞編)

2021-04-22 14:11:01 | Live Set List

****さあ、早いものでもう中間部分にさしかかってきたよ。

美味しい時間帯に登場するのは伊達男。お楽しみにね~!絶対に期待を裏切らないから!!****

4,16:35~17:05

佐々木時貞(VO&G)

芦別の吟遊詩人が満を持して姿を現した。

彼はレノンセンスのフェイスブックに毎回必ず紹介されているほどの常連さん。

だから写真でルックスは把握済みだったよ。

先述通りだけど、もう一度詳細に紹介させていただきます。

それだけの意義があるから。

マサがこの日、会場に到着時、玄関でサッサくん(愛称)とご対面。

早速、お互いに自己紹介をした。サッサくんは外で喫煙にきたようだ。

色々と会話しながらもすぐに意気投合。もの凄く気さくな好青年だ。

それでいてよく気が利くし面白い。

荷物の搬入を手伝ってもらいながらホール各階の構造、控えスペースまで懇切丁寧に教えてもらい、ついでに2回も連れションしてしまう仲に(笑)

そして出演者達とも懇意にしているようで、逐一解説やオリジナル曲に関してはタイトルや貴重なるコメントまでいただき大いに助かったよ。至れり尽くせり。

サッサ君は元々ストリートミュージシャンとして日本中を旅していたという自由人。

冬はギターをスノーボードに持ち替えるのだとか(笑)

そこへレノンセンスの堺マスターと運命的な出会いを果たし、叱咤激励されながらも腕を磨いていった。

そしてついにはホールへ立つまでに。

最初は緊張のあまり過呼吸に陥り順番変更を申し出る事態になったこともあったそうだ。

時には厳しいことも言われ、それでもくじけずに歯を食いしばって精進の日々。

見事心身ともに成長した今のサッサくんがあるのはマスターのおかげなんだそうです。まさに生涯の恩師。

なんだかんだ言いながらレノンセンスの秘蔵っ子として可愛がられているのです。

そんな具合でそうこうしているうちコンサート中に、ふとサッサくんがマサに言ってきた。

「村上さん、もしかして〇〇楽器店に勤務していませんでしたか?・・・・」

「うん、いたよ!!」

「やっぱりそうだ!!僕20歳の頃、ちょうどベースギターを探していて村上さんに接客してもらったんですよ。他にも色々と音楽の話も聞かせてもらいました。雰囲気からして、もしやと思ったんですよね!!」

もう本当にびっくりだ。ほぼ30年ぶりの再会だもんなあ。

よくぞ覚えていてくれたものだ。

俺ってよほど強烈に記憶に残る男なのかなあ・・・・(笑)

なんでもサッサくんは楽器屋さんの店員に憧れを抱いていたんだとか・・・・。

理想と現実は大違いだよ、と力説したら苦笑いしていたよん。(爆笑)

 

このライブレポートにも多大なる貢献をしてくれたよ。

各7バンドそれぞれに簡単な詳細を聞くんだけど、サッサくんの場合は紙2枚にびっしりと「ミュージシャン・サッサのすべて」を記入してくれた。

じっくりと時間をかけてね。

何ごとにもパーフェクトを貫きとおす男気を見た瞬間だ!

 

それでは上記のサッサくん機材を一挙ここに紹介しよう。心して拝読してくれたまえ!!

使用ギター

エピフォン EJー200 ヴァイオリン・サンバースト

humming bird チェリー・サンヴァースト      (写真参照!!!)

弦  elixer  12/53  フォスファーブロンズ

ピック  clayton  0・8mm/0・56mm ⇒ 100%ストロークは0・8mm

                            アルペジオは0・56mm

ケーブル(曲と会場によって使い分けています)  history   elite series acoustic

providence music instrumental

DI  BOSS DIー1

MIC  SHURE  beta 58 A

カポ  カイザー

TUNER KORG クリップチューナー

保有機材

epiphone   AJー220(自宅用)

    〃      EJー200coupe(Jー200のスモールスケール)

    〃      EJー200

    〃      humming bird

    〃      muster built  Jー45

DAW用

MAC NOTE book pro 13”

rubix 22   (オーディオ インターフェイス)

YAMAHA  keyboard(修行中)

・・・・・・・etc

どうです!すごいでしょう。ここまで協力的なミュージシャンは初!(というか今後もいないでしょうよ)

力の入り具合が半端ない!!

まだまだこれからも、増え続けるんだろうなあ・・・・。

徹底的に筋金入りの音楽好きなんだね。一覧表を見ただけで十分にそれはビンビンと伝わってくることでしょうよ。

テーブル上に設置されたハードケース内を覗いただけでも、凄まじいくらいに備品がビッシリと詰め込まれていたよ。

もうこの話だけでもこのコーナーがほぼ埋まるほど。     

 

はい、それではライブの話に戻そう。

で、マサがメモをとっていると「僕のことはボロクソに書くんでしょう!!」とサッサ君は言うのだ。

何を仰るウサギさん。(笑)

お世辞抜きにただ一言、予想以上のクオリティに舌を巻いた次第だよ。

さすが堺マスターのお眼鏡に叶っただけあるよ。

将来が非常に楽しみだ。

ストイックすぎるくらいのこだわりをもって音楽のすべてを愛しているんだもん。

オーディエンスに熱きエナジーが伝わってきたよ。

 

男性がギターによる弾き語りを披露する、となるとイメージとしてはフォークソングかニューミュージック系を我々世代は思い浮かべてしまう。

だけど、サッサ君は独創的な発想力を遺憾なく発揮してオーディエンスのハートをいきなり鷲掴みにしてくれましたよ

大したものだ。

1,2バンド目のサウンドもユニークな世界を構築していたけど、サッサ君も全然負けてはいなかった。

それではお手並み拝見といきましょうか。

 

オープニングナンバーはスティングで「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」

1987年リリースのセカンドソロアルバム「ナッシング・ライク・ザ・サン」から3枚目のシングルヒット(1988年2月1日にカット)

ジャンルを軽く超越して数多くのカバーが生まれている人気曲。

ジャジーでレゲエで、ほどよくポップロックなところが快感!!

サッサは掟破りの斬新なるアカペラ・バージョンから入った。

もうこれ一発で私はイチコロさ。

そのよく通る歌声には言葉を失うほど威力を発揮。

堺さんもニコヤカにそのパフォーマンスを見つめていたよ。

そばを通ったマサに「どうだい!?」と誇らしげに感想を聞いてきた。

もちろん高評価さ。

それにしても私の大好きなスティング様の代表作を、惜しげもなくここに持ってくるかいなあ。

こんな癖のある大ヒット曲を取り上げるなんて、よほど怖いもの知らずか自信がみなぎる者だ。

結果、十分に満足のいくアレンジに聞き惚れてしまったわいな。脱帽だ。

余談ながらついこの間、深夜のBS洋楽番組「ベストヒットUSA」でこの曲の最新カヴァー(スティングも共演)プロモが放映された。

このことを話題をふってみたら「もちろん見ました!」と即答

マサもサッサ君も見ていたわけだ。

同類だね!

 

「初めまして!芦別からやってきました。

と言いましても月の三分の一は小樽にいます(笑)

懐かしい顔があちこちに見えますね。

それでは名刺代わりに鉄板ソングいきます・・・・・・・oh my little girl(尾崎豊13枚目のシングル。名盤・17歳の地図に収録。オリコン週間チャートでは1位を記録)」

ここいらに来た時点で何故かサッサ君が旅人スナフキンに見えてきた。

今日は特別な日と説明していたとおり、セットリストには相当な思い入れを込めて取り組んだようです。

随所にその片鱗が垣間見えてくるし。

シンガーソングライター故・尾崎豊がサッサ君に乗り移ったかのようだ。

魂の熱唱には震えがくるほど。

特筆すべき点は曲ごと、コマメにギターチェンジを施すこと。

タイプの違うギターの特性を最大限に引き出す狙いがあるのは明白。

それが的を得たように、相乗効果を発揮しているではないか。

淡々とライブは進行していきます。

すでにサッサ君の独壇場と化している。

「こんなことを言うと怒られちゃうかもしれないけれど・・・・とっても綺麗な女性の方のそばに水を忘れてきちゃいました・・・・・失礼します」

と、ちゃっかりテーブル上に置かれているペットボトルドリンクを取りに向かう。グイっと一飲みして水分の補給。

「え~じゃあ、ちょっと久しぶりなので頑張ってみます。

これはサンディミュージックプログラム初公開の曲。本当に切なくなってきますよ・・・・オリジナルで・・・・・・NON TITLE」

拍手が自然に沸き起こる。抒情的なアルペジオからのスタート。

各観客の頭の中で歌の世界が描き出されるように、壮大なるコンセプトを盛り込んだ曲。

言葉の一言、一言が煌びやかな彩を施して、絶え間なく光を放っている。

これがオリジナル・・・・?クオリティが高すぎるぞ。

このような隠し玉が膨大にストックされているんだろうねえ。将来有望株。

想像しただけでワクワクしちゃうよん。

さあ、ここからは折り返し点。

「僕は世代的にはジャパニーズヘヴィーメタルの洗礼を受けた口なのですが、堺さんのビートルズ好きの影響を受けてこんなのもやっています。元気な曲いきますか?!スタンダードで・・・・スタンド・バイ・ミー」

どこからともなく軽快なるリズムにのって手拍子がはじまった。

ご存じアベさんもお得意のダンスを開始。

もちろんオリジナルはベンEキングの代表曲(1961年11月にアメリカで発表。アルバム「ドント・プレイ・ザット・ソング」に収録。ビルボードチャートでは4位を記録。青春映画にもなったよね)。

でも当然この日は有無も言わさずジョン・レノンのバージョンでしょう。(1975年カバーアルバム「ロックンロール」に収録。3月10日シングルカット。全米20位を記録)

シンプルかつタイトな循環コードがひじょうに覚えやすく、誰からも愛される永遠のアンセム。

「ありがとうございます。そろそろ最後の曲にいこうかなあ??

え!?まだ10分もあるの?業務連絡かあ・・・・

7月11日の日曜にまたここ小樽ビール園に僕が出演します。

他にも素敵な演者さんたちがいっぱい出演しますが、なんと僕がメインで。

もしよろしければ、頭の隅にでもとどめておいていただけたら幸いであります。

なんとなくバタバタしてはいますが

もう一回元気の出るやつをやるかい。7&ホールディングスで(笑)

お!!Eが入ってないですね。じゃあAに替えるかい??

天下のセブンイレブンの回し者と言われるかもしれないけど・・・・・・ディ・ドリーム・ビリーバー(モンキーズ)」

これはコンビニに引っ掛けているのならば、覆面バンドのザ・タイマーズだね。

カリスマ故・忌野清志郎云々の解説なんて野暮ってもの。

いつ聞いても新鮮で思わずキュンとくるメロディ。

ここいらに来た時点で体もほぐれて温まったのか、リラックスムード全開でスムーズにこなれてきた。

饒舌にもなってきた。

それにしても百戦錬磨の猛者だけあって、流れを敏感に熟知している。

空気感を一手に把握して問答無用、グイグイと強引なまでに牽引しているもんね。

アベさんも嬉々としてネオンステックを振り続けている。

開場全体が和んでいる証拠だ。

実はアベさんの行動がノリのバロメーターなんですよ(笑)

「セブンイレブンの歌でした(笑)

いやあ、今日はビックリすることが起こりました!数十年ぶりの再会を果たしたのですよ・・・・」

と、ここで最初に書いた私とのエピソードを語ってくれました。(よって繰り返しになるので、MC部分は割愛させていただきます)

「それでは正真正銘、最後の曲にいきたいとおもいます。じっくりたっぷりと聞いてみてください・・・・・ザ・ビートルズで、HELP!!」

(1965年7月に発売されたシングル。当然全英、全米チャート共に堂々1位を記録。

彼ら出演の「4人はアイドル」のテーマソング。5作目の同名オリジナルアルバムのオープニングナンバー)

もちろん、堺さんに捧げられたのでしょうね。

あの爆発するような怒涛のイントロは皆無。

しっとりとした哀愁のイントロ。

伸びやかなサッサ君のボーカルがクリアで素晴らしすぎる。

音程もバッチリと正確この上ない。

難しい地声からファルセットに移行する箇所も、スムーズにはまっているし。

テクニカルなヴォーカリスト然とした佇まいが神々しい。

それでいて謙虚な振る舞いがお茶目だしね。そのギャップがたまらないほどの魅力。

ここにきてもちっともエネルギーは衰えることなく、更なるパワーアップを図る余裕すら見せつけてくれた。

余力を振り絞る。

頼もしい限りだ。

いやはやなんともいいものを見せつけてもらいましたよ。

歓声がいつまでも止まらない。

お疲れさま、サッサ君!!

またすぐにでも見たいくらいだ。

唯一悔やまれるとすれば、ジャパニーズJーPOPブルース金字塔の山崎まさよしが聞けなかったことくらいかなあ。

はい、ここで本編は終了。

 

サッサくんはそのまま、ステージに残って急遽司会者に変身。八面六臂の活躍だ。

堺マスターのバースディお祝いコーナーに突入。(それでサッサくんは1曲をカットしたのだそうだ)

「ベーコンエッグさんから花束が届いています。そして毎度おなじみのエミーさん、こちらに来てもらおうかなあ。

第40回サンディミュージックプログラムのこの日、堺マスターがルート66,お誕生日を迎えることとなりました。

おめでとうございます!」

開場の皆がマスターに惜しみない拍手を贈る。プレゼントの贈呈式。

感極まったマスター・・・・マイクを手にご挨拶

「あの~、貴重な時間を私のために使っていただきましてありがとうございます!

皆さん、お疲れ様です。

66歳になりました(若い!!)たくさんの丁重なるメッセージをフェイスブック上に頂戴していますが、今日はライブイベントで多忙ゆえに返信が全くできていません・・・・・これが終わったら1人1人に必ずお礼のメッセージを送りますので、よろしくお願いします。

レノンセンスは1986年のオープンですから、晴れて今年で35年目を迎えました。

いつまでも若くいられるのは皆さんのおかげです。音楽は若さを保つことができます。

コロナの影響で無観客ライブとかでの音楽発信やイベント延期、中止にと、やりたい気持ちがいつの間にか心折れて休止や解散したなんてバンドもたくさん見てきました。

皆さん、音楽活動は一生やり続けてくださいね。

イベント終了後、1階にて簡単な打ち上げを催します。

どうも長々とすみませんでした。」

サッサ君が音頭をとって全員で「ハッピーバースディ・マスター~♪」の大合唱。

そしてBGMはチューリップで「青春の影」イーグルス「テイク・イット・イージー」

 

****ここからは後半戦に突入だ。遠路はるばる訪れてくれたシンガー、そして賑やかなバンド編成も続々と登場しますよ。

これを見逃したら孫の代まで悔やむことになるぞ。それではよろしくね!!****

 

 

 

 

 

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