THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,178 小樽雪あかりの路オールディズライブ13(PART,3)BREZZA編

2021-02-26 15:57:43 | Live Set List

****ライブレポート、大好評につきドンドンと突き進んでいくよん!!****

マ・シェリのキーボード、愛らしいアキちゃんがマサに気さくに話しかけてくれました。

オフステージではすこぶるリラックスしたチャーミングさを披露。先ほどまでの真剣な表情から一転してね。

2,1:35~2:05

さあ、ここからはどのバンドも皆STAとは何度も対バンを組んだ仲間たちばかりだ。

ワイルドで行こう!!

セカンドアクトは、再び札幌からの参加でBREZZA。

「ブレッツア」と読みます。

本当は3番目が本番だったんだけど2番目のバンドがドタキャン。

急きょ繰り上がっての出演となったわけです。

サイトウさんがこの件について後方カウンターから緊急アナウンスを告げる。

もう皆さんドタバタだよん・・・・。ライブには付き物のハプニングの一つ。

さてさて、今となっては伝説と化したZARDのコピーバンドが7人組みで登場です。

なかなかの大所帯。STAと同人数だね。

リーダーのマヤマくん、やりくり上手。

猛然と手腕を発揮しているね。長年にわたって築きあげてきた人脈をここでもフルに活用。

ブレッツアは今までにも、STA企画「リブレーション」で白石ピグスティ、ススキノ・アートスペースホール、また小樽・浅草橋「オールディズ・ナイト」北運河「サウンドエナジー」去年の11月にもマリンホールにてご一緒しているから、私がこのバンドを観るのは今回で6回目だ。

もはやSTAとは濃厚なる繋がりを持つ常連組。

去年までのライブとは、また違った魅力全開のミサトちゃん&トモちゃんもキュートでセクシーに迫る歌声を届けてくれましたよ。ちなみにその9月小樽屋外ライブでトモちゃんが初チャレンジしたサックスと鉄琴。マサはそれが強烈な印象に残っていたので「今回も披露するの?」と聞いたら「それは秘密です!・・・・」ときっぱり、ちょっとはにかみながら言いました。

残念ながら時間の制約があるもんね。

というわけで、贅沢にも歌姫2人を擁するバンド。序盤から見ごたえ、聞きごたえバッチリだね。

2番手という重圧を見事にはねのけ勤め上げてくれました。

出演前、廊下ですれ違ったミサトちゃんは「緊張してきました・・・」と不安気ではありましたが、トモちゃんと共に常にはじける笑顔を絶やすことなく歌い切ってくれました。

この日全7バンド、なんとすべてに女性シンガーまたはコーラス、プレイヤーが在籍なんですよね。後で気づいたんだけど、これはとってもいいことだ。

もっともっと女性がスポットライトを浴びる音楽シーンになってもらいたいものだ。バンドの活性化にも繋がるしね。

男どもも、うかうかしてはいられないよん。

今回、スライドギターの名手サカエ君は欠席でした。

さてさてヘルプ・メンバー(ボーカルの2人以外はマスクを装着)を迎え入れての編成はといえば・・・・・ヴォーカルに麗しのミサト嬢。サラサラロングヘアーが可憐なトモちゃんはコーラスとサックス担当。サイドギターは神玲氏(ナチュラル・ボディカラーのトーカイアコギと赤ボディのエレキギターをプレイ。ローズ指板)。いつもはキーボード(KORG N5)を駆使するハルキ氏は今回リードギタリストに変身。紫のボディカラーギターPRSを使用(ローズ指板)なるほど、マルチプレイヤーが数人所属しているのもこのバンドの強み。

ドラマーはモリタくん。そしてべースは重鎮のシンジくんだあ(以前はブルーボディにメイプル指板のベルモア。ウォッシュバーン系列のメーカーを使用していたけど今回は9月11月に引き続き白いメタリックカラーのフェンダーUSAジャズベース。PUはダンカン3をマウント。これを黙々と渋くフィンガー・ピッキングでプレイするのです。)

シンジ君とマサとは10年を軽く超えるほどの音楽仲間。

彼はあの泣く子も黙る札幌のチューリップ・コピーバンド「TAKE OFF」を長年率いるリーダーでもあるのです。

思い起こせば、練習スタジオが初対面でしたねえ。

ちょうどSTAと結成時が同じ。

もう彼とは、数え切れないほどにタイバンしました。札幌を手はじめに小樽、夕張、岩見沢から他の地方にまで・・・・。

そうやってお互いに刺激を与え合って励ましあい、紆余曲折を経て今日までずっと切磋琢磨してきたわけであります。

テイク・オフはSTAの「リブレーション」にも出演してくれましたよ。

だから酸いも甘いも噛み分けた同士でもあるわけです。

そんな彼が新たに結成したのがブレッツァ。

まだライブは10数回だそうです。

そんな風には全く感じられないけどね。

そうそう、今年1月のライブでも対バンを予定していたのに、憎きコロナのせいでライブは泣く泣く断念したのでした。

だから今回はお互いに心機一転仕切り直しだ。

先述のテイクオフに初期から在籍していたキーボードのヒロシ君がこの日ヘルプで参加していました(お馴染みの赤いコルグを使用)。これは最高のサプライズ。

もうかれこれ何年ぶりの再会だ!?

相変わらず若々しくって元気そうだね。

マスク姿に髪型も変わっていたので最初話しかけられても全く気が付かなかったよ。悲しいなあ。

まあ、なにはともあれ、色々な面で俄然注目だね。

ブレッツアに限らず、どのバンドもご無沙汰気味だったライブに向けてセットリストには力が入りつつも相当に苦労したようです。

バンドから暖かいメッセージが届いています

「今年で結成4年目を迎えます。コロナ禍ですが、これからも積極的に活動していきたいと思います!」とのこと。

それでは良質の楽曲群をこれからできうる限り詳細に解説していきたいと思います。

 

「最初の曲は人気曲・・・・・揺れる想い!!(8作目のシングル。オリコン2週連続1位を記録)」

1993年リリースのアルバム「揺れる想い」に収録。

遥か天国の坂井泉水さんにも、ミサト嬢の歌声は間違いなく届いていることでしょう。

叙情的なピアノによる調べに乗せて、流麗で重厚なるボーカル・ハーモニーから入る壮大なナンバー。

女性陣の才能は、お見事の一語に尽きます。

それは万雷の拍手が全てを証明しているよ。

力強い極上のメロディ・チューンでは、堂々と余裕あるパフォーマンスを繰り広げています。

着実にライブ経験を積んできたからなのか、今回はとてもリラックスしているように見えるよ。肩の力もほどよく抜けてノリノリで出色の完成度を誇っています。

元気を全身に一杯もらえるはじけたハード・ナンバー。緻密に組み立てられた無駄のないパーフェクトな楽曲。ザードの細部を十分に知り尽くしリスペクトしていないと、とてもじゃあないけれどもこのような選曲はできないよね。

神氏は早速アコギからエレキに持ち替え。

この辺のパートに対するコダワリ感覚が、音の随所にも反映されています。

琴線震わせっぱなし。心の奥底から振り絞るような荘厳なる音絵巻にはゾクゾクしてきちゃうなあ。

アップテンポでパワフルなバックビートにのせて頑張っています。

ドンドンと加速して厚みを増していく音壁の底辺を、ドラムアクセントのリズム刻みが正確無比なところも感心しきり。

縦横無尽に華麗なギター・ソロが「ギュウイーン!!」と歌メロの間を駆け巡る。

マサが勢いよく最前列で写真撮影をしていたらメンバーたちが快く反応してくれてポージング。

ところがマサの後ろでダンサーのケニーさんが、タンバリンを手にしたまんまもの凄い音をたてて転倒した!振動が伝わってきたので振り返ってみたらビックリ。

足元が滑らないからステップが引っ掛かったんだそうですよ。とにかくケガがなくてよかった。

ケニーさん、お大事にね!!

「改めましてこんにちは!ザードのコピーバンド、ブレッツアです。よろしくお願いします!次の曲は・・・・・心を開いて」

ブレッツアでこれを聞くのは2度目かなあ。

1996年にリリースされた名アルバム「トウディ・イズ・アナザー・ディ」に収録。

いつもにも増して、ミサト嬢の初々しきステージングが好感度高し。

ちょっと声質が坂井泉水嬢と森高千里をブレンドしたように聞こえるのも貴重なる魅力の一つさ。

一聴しただけで誰もが彼女の虜だ。コーラスガールのトモちゃんとの息もぴったり。

色合いの微妙に異なる2人のハーモニーなんだけど、ほどよいブレンド具合が鉄壁だ。

とにもかくにも、これを2曲目にもってくる大胆不敵な構成には脱帽。グッと成長した自信の表れか?

転調を施しつつも淡々とミディアムテンポで進行する、ちょっと大人っぽい異色の落ち着いたアレンジ。

打ち合わせの段階で、練りに練り上げられた結果なのでしょう。

もうこの辺りで、掴みはオーケー。彩もバッチリだよ。

それにしても、織田哲郎さんは生粋のメロディ・メーカーですね(作詞は坂井泉水さん)。

「(拍手!)じゃあ次の曲へいきます・・・・・・君に逢いたくなったら」

ザード20作目のシングル。1997年2月26日リリース。アルバム「ザード・ブレンド~サン&ストーン」に収録。

オリコンチャート週間2位を記録。

モリタくんのスティック・カウントから、神氏のアコースティック・ギターによる、爽やかなコード・ストロークではじまるキャッチーなポップナンバー。この辺の流れは最早定番ですね。

決して外せないポジション。

タイトルをそのまま歌いだしに持ってくるこの光り輝くJ-POP。個人的にもツボにはまっています。

ストレートに訴えかけてくるメッセージがほろ苦く響いてくる。琴線を振るわせっぱなし。

メンバー達はラフさを貴重とした比較的シックなファッションで各自さりげなくオシャレを自己主張。

ジーンズ姿のミサト譲とトモちゃんはお揃いでバッチリと決めています。

フロント中央に位置するミサト嬢&トモちゃんを引き立てる男性陣によるバンド体制が、すこぶる安定感あってメリハリも効いています。

これならばミサト嬢もトモちゃんも安心して、心おきなく歌に専念できるというもの。

一生懸命、誠心誠意心を込めての熱唱に次ぐ熱唱。

アキラくん、ここではアコギから真っ赤なエレキギターに素早くチェンジ。

ハルキくんのトレードマークともいえる、伸びやかなるサスティーン・ギターが唸りをあげて更なる抑揚を演出。

観客が、ネオン・スティックをリズムに合わせて左右に振っているよ。

後方から見ていても綺麗な光景だ。

MCはミサト嬢が兼任。

「ブレッツァは3年前の4月に結成して、今月で2年と10ヶ月を迎えました。

初めて見る方達はこれを機会に、ブレッツァという名前を覚えてくれたらとても嬉しいです。

もっともっとZARDの曲が歌い継がれるように頑張っていきます。主に札幌、小樽、ニセコなどでライブ活動しています。

それではここからは折り返し点です。この勢いを維持しながらもはじけていきましょう!次の曲にいきたいと思います。いいですか・・・・・・・・・・GOOD-BYE MY LONLINESS!・・・・」

やはりこの曲はスぺシャルなポジションに位置すべき。記念すべきデビューシングルだ!

坂井泉水さん本人曰く「絶対に忘れられない曲。ザードのスタートでもあり感慨もひとしお」とのこと。

1991年2月10日発売。オリコンチャート週間9位を記録。同名のアルバムに収録。

流麗なるキーボードが先導しながら、ツインギターのダウン刻みが持ち味をフル稼働です。

アコとエレキによる淡々としたコンビネーションが絶品。それでいて決してでしゃばり過ぎず、程好く溶け込んでいるところなんて憎い。

トモちゃん、伝家の宝刀ともいえるサックスが鮮やかに飛び出した。甘くむせび泣く旋律が極上の効果を発揮する。

美味しいところ独り占め。

満面の笑顔で客席に手を振るサーヴィスは忘れないミサト嬢。

中間部でのドラマティックな導入部分には目を見張るものがあります。よくできた構成だ。勉強になるなあ・・・・。

追い打ちをかけるがごとくエンディングでも再びトモちゃんのサックスが吹き鳴らされて見事にフィニッシュ。

意外にもこの時のクールな表情が印象的でした。

「今回は新しいザードの曲を取り入れてみました。

これも新しいレパートリーです・・・・あの微笑みを忘れないで」

1992年リリースのアルバム「ホールド・ミー」に収録。

タイミングを見計らっての軽快なるステック・カウントから。

いきなりツインリードヴォーカルが導入部分を飾る巧みな構成。

何故だかじっくり聞き入ってると、切なくなってきて涙腺が緩んできそうだ。

本当に誰からも永遠に愛される光り輝くほどの金字塔が目白押し。

軽快な手拍子が最初から最後まで絶え間なくも鳴り止まない。

エンディングにおけるハルキ君のギター・ソロも、心なしか叙情的に訴えかけてくる。次々と繰り出されるフィンガリングは効果絶大。

表情豊かなるピッチで豪快にね。

「え~それではメンバー紹介をしたいと思います」

ミサト嬢が一人一人を、懇切丁寧愛情タップリに心込めて紹介。

彼女の秘めたる優しさが滲み出ています。

「ありがとうございました!今日のブレッツァを見て気に入ってもらえたなら、是非これからも私達のライブに足を運んでください。ブレッツァでした!じゃあ最後の曲となりました。」「ええ~~~!!??」「はい(笑)皆さんにエールを送りたいと思います。盛り上がっていきましょう!・・・負けないで!!(1993年の1月27日発表の6作目のシングル。3分49秒。オリコン週間1位。アルバム・揺れる想いに収録)」

やはりラストを飾るのは、この熱きアンセムしかないですよね。

会場全員が一体となっての手拍子大会。まだまだ足りないわ、とばかりに両手を高々を掲げたトモちゃんは更なるリアクションを要求。心ウキウキ、明日からもまた明るく生きていけそうな気がしてきたよ。

幸せと喜びのエキスを、楽曲から大量に注入していただきました。

前向きでリフレッシュした気持ちになれる歌詞の一言一言が、皆のハートにも届けられたことでしょう。大いなる励みの讃歌となって・・・・。

ハルキくんも本家顔負けな豪快無比で、伸びやかなるギター・サウンドを紡ぎ出していました。

涼しい顔してハイポジションで、次々にフレーズを奏でる男っぷりには、ただただ圧倒されっぱなしで惚れ惚れしちゃいます(本人曰く結構事故ってしまった…と反省の弁を述べていたけど何ら気にならなかったよ。己に厳しき完璧主義なんだね)。

沈着冷静なる燻し銀のシンジ氏ベースライン・セクションは、常にボトムを貫禄タップリに支えてグルーブを醸し出しています。

ヒロシくんとのコンビネーションも阿吽の呼吸でピッタリとフィット。良い仕事をしていますなあ。

「どうもありがとうございました。ブレッツアでした。また会いましょう!」

あっという間に、夢のような30分が過ぎ去ってしまいました。

心残りだけど、格別なる楽しみは次回のためにとっておきましょうよ。

斎藤氏からのアナウンス。

「ブレッツアの皆さんにもう一度大きな拍手をお願いします!」

会場内に流れるBGMはスティーリーダン。

 

****はい!ライブ・レポートpart,3はこれにて終了。なに!?続きを早く読みたい?

まだまだ威勢の良い残り5バンドが登場しますからね~。part,4へと続きますよ!!****

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