新型コロナウィルス感染者、徐々に減ってきてはいますがちょっと下げ止まり状態が続いています。ここいらで気を引き締めて取り組めばどうにかそれなりの生活には戻れそうな気配。
頑張って辛抱強く乗り切りましょうよ。かすかながらも光が見えてきたしね。
そんなこんなで春の足音も着実に聞こえてきました。気温も上がってきたし雪も溶けてきた。
もうすぐだ。
もう今冬の雪投げ地獄は終わりにしてくれ。
さてさて、今月は超久しぶりに札幌でのライブ。
本来ならば1月にススキノでライブが決定していたんだけど、例によって延期ということに・・・・STAは出演を断念しました。
初めての場所だったから、もの凄く楽しみにしていたんだけど・・・。
でもね、今月出演のライブハウスも初めての場所なんですよ、実は!
ついにあのステージに立つことができます。よって力が入っています。
そのためのスタジオリハが今週から行われました。
2回に分けて、総時間4時間。
もう今のメンバー達ならばこれだけで十分だ。
マサが構想を練って持ち時間の30分に濃厚なる全曲ブラスロックをぶち込んでみました。
全9曲。
こいつは強烈な内容。事前にブラススコアをホーンメンバーへと配布。
色々と趣向を凝らして実験的要素も含んでいます。
総勢8人。
ただし今回は2人がスケジュールの関係でリハ欠席。とりあえずは6人で行われました。
マサ、ミキティ、西やん、ハマピー、山ピー、ヤス。
これはこれで面白かったよ。予定ではツイントランペット編成というゴージャスな布陣。
ところがなかなかもう一人のトランぺッターとは合流できない。
ずっと伸び伸びだ。幻のメンバーとか言われているし(笑)。
その辺の事情を想定しつつ取り組む。
西やんはいつもどおり、廊下設置のでっかいマーシャルアンプを持ち込み。いまいち音出しに四苦八苦・・・・。
ホーン隊は電気楽器じゃあないからセッティングが素早い。
ヤスも今回のセットリストから推察して懐かしのツインペダルを持ち込み。目ざとくそれを発見したヤスがエキサイト。
マサは2つのワイヤレスとベースのチューニング。
思ったよりは早くに準備完了。
さあ、いくぜい!!
イントロのハイハットとギターの刻みはもう少し抑え気味にして、とマサがヤスと西やんに初めてお願い。
今までのライブでもサイトウさんのナレーションが聞き取れなかったので。彼は後方のマイクで話していてSTAはステージ上にいるからそれも無理はない。
オープニングは一気に疾走感みなぎるプレイで迫力満点。特にヤスのツインペダルがここぞというところで炸裂。
やっぱり、いいねえ。コージーパウエルを彷彿とさせる。
2曲目は先月の控え曲が格上げだ。
事前に西やんがマサに確認事項。ブラス隊がマサの案を受け入れてくれ吹き込み箇所を増設してくれたので、西やんはコード・カッティングに専念できるというもの。
エンディングも少しはスムーズに連結。
ぎこちない部分もあるんだろうけど、そこは力業で強引に合わせているので大丈夫だろう。全くもって違和感なし。
最大の鬼門に突入。ここで一部ブラス隊にスコアが届いていないことが発覚!
大慌てだったけど、ふとマサが言った。
「アイフォンにスコアが送られているのならばスタジオのオーナーのところでプリントアウトできるんでないかい?」
ミキティが確認してみたら、できるとのこと。ただ膨大な時間を要するとのこと。
その間中、マサ、西やん、ヤスの3人はジェフベック第2期やシカゴの曲でウォーミングアップ。
どれもSTAではほとんどやっていない曲ばかりだからとっても有意義なひと時。思いのほかこいつがいけそうな気配。
「愛の絆」「ロウダウン」「君と2人で」「アイスクリーム・ケーキ」「ゴッドザフィーリング」「シチュエイション」などなど。
ワイワイと和んでいると数十分後になんとかオーナーからスコアが届いた。即座に綿密なるチェックをほどこす。
準備万端整った。演奏再開だ。
7楽章からなる組曲のうち3つの楽章を合体したスペシャル・バージョンだ。
何度か過去にも演奏しているけれど、初のメンバーもいるからとりあえずは説明。
山ピーが一番苦慮している第1楽章に取り掛かる。これは全員が体験済。
残りの2つが問題。西やんもパーカッションでは体験しているけどギターは初。
ホーン隊の余韻を残してマサがいきなり「1・2・3・1・2・3!」のカウントを発する。
非常に短いインストだけど、変態的な構成。
ヤスのボンゾ並みの大砲ドラミング。伝家の宝刀ツインペダルがここでもフル稼働。
そこから追随するギター、ベースのパートにヤスがアドバイス。
何回も叩いてもらってなんとかリズムのタイミングを習得。
珍しいベースとトロンボーンによるユニゾン。これも変わったフレーズなんだよね。全然ロックではない・・・・・指が絡みつきそうでいつも四苦八苦。でもハマったら最後、病みつき。
山ピーはサラッと吹いていたけど。
クラシック系のプレイヤーにとってはこのくらいお茶の子さいさい。トロンボーンでもっと音数の多いフレーズを実演していた。
彼らは恐ろしいほどにレベルが違いすぎる。
そのままメドレーで最終楽章へ雪崩込み。
フィニッシュ。おいおい、初の合同演奏とは思えないほどのまとまりだ。今までの中でも出色の完成度を誇っている。
ヤス、マサ、西やんが感嘆に震えた。
上手すぎるよ。
山場は超えられた。後半戦。
お馴染みのミリオンナンバー。これは嬉々として演じる。
ゲストシンガーを迎える予定の曲。今回はカラオケバージョンで。
もうすっかりと最近のSTAは「東京スカパラダイス・オーケストラ」のような曲のたびにゲストシンガーを迎え入れるスリリングなバンドと化しているね。
噂を聞きつけてすでにもう一人、男性シンガーが歌いたいと申し出がきているよん。
もちろん大歓迎。
その辺はおいおい発表しますよ。
1曲1曲を分けてMCの箇所もイメージトレーニング。
「こうこうこんな感じで進行して、タイミングはここだよ」とマサが逐一口頭にて伝達。
ラストは十八番。
ギターソロの西やんからアイコンタクトを送るところでギクシャク。
西やん、まずはギターソロがいつもよりも長いしフレーズも違う。
西やんはアイコンタクトで橋渡し完了とすっかり思っていた。
でもホーン・セクションはワウペダルを踏み出すところを目印に構えていた。そのペダルがない・・・・。
あれ?セッティング中には確かにあったでしょう??
演奏終了後マサが「ソロ長かった?」「長かった!」
「ワウペダルは?さっき出していたでしょう?」「電池がなくなってた・・・」「ぎゃふん!!」
意思の疎通は綿密に。
コンスタントに予備の曲にも取り掛かる。
こいつも西やん、ハマピー、山ピーは初。いい曲だよ。
2番カットバージョン。
キーボードがいないから西やんの負担がでかい。
ここでも歌のバックではギターが目立たないから西やんはわざわざピアノの音を拾ってギターで再現。これがすこぶるしんどいらしい。やりがいがあるってなあもんだ。
決して妥協をしないでアンサンブル重視する姿勢は見習いたいものだ。感心しごく。
ここのところSTA加入のギタリストたちは甲乙つけがたいほどにテクニシャン揃いで個性的。素晴らしいことだ。
アッという間に終盤。残り時間も僅か。
そこで例の厄介この上ない組曲と予備の曲を演奏して早めにお開き。充実の内容。
この調子ならばそうとうにいい線でいけるね、とお互いニンマリ。
この意気込みを維持しつつも来週のリハに向けて個人練習も怠らずに行こう。
もう春、初夏、真夏、秋、初冬、来年の1月までやばいくらいに画策中。
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