読む日々

テーマばらばらの読書日記

ルチアさん

2017-06-16 | 絵本
「ルチアさん」高楼方子・絵:出久根 育



たそがれ屋敷に住むのは奥さまと娘二人とお手伝いさん二人。

ある日、可哀想なルチアさんも通いのお手伝いさんとして雇われる事に。

可哀想なはずなのに、水色の卵みたあなルチアさんは、いつもキラキラ楽しそう。
自分たちの持っている、外国を航海しているお父様からもらった水色の宝石にそっくりなルチアさんの秘密を知るため後をつけた二人は、ルチアさんの娘と知り合う。

ある日の夜中、三人でこっそりルチアさんの台所を覗くと、なんとルチアさんは、あの宝石そっくりの、柔らかそうな実を水に溶いて飲んでいた!!

月日は流れ、勉学に目覚めた姉小路スゥと、知らないもの、遠いものを夢見るルゥルゥは、全く年取らない違う人生を送っていた。そこへ、ルチアさんの娘があの宝石を持って40年ぶりに訪ねてくる。

娘さんが出した結論に不覚納得するスゥ。異国の地をおそらく1人さまよういもうとを思う。

なんだか愉しくてワクワクしてムネガ締め付けられるお話で、一気読み。私もここではないどこか、を夢見る癖があるから、ルゥルゥに共感(笑)


母になる

2017-06-14 | 映画・ドラマ
今回の連ドラは、これと小さな巨人にはまってました。

ある日消えた3歳の息子。母だけが、その生を信じていた。
9年後見つかった息子には育ての母がいた。

児童福祉司役で中島裕翔くん。
昔、明菜さま出演のバレエのドラマで、明菜の息子役でバレエ踊ってた子だよね?
かつてはこの子が中学生だったのに、立派な育って(涙)、とそういった母目線で見てた(笑)

ただでさえヘビーなテーマで、さらに凄かったのが子供を見つけたのに警察へ行かず勝手に育てたあげく人を刺して服役していたという育ての母。小池栄子さんがすごーくうまく演じてました。毎朝再放送の朝ドラで若い頃を見てるけど、全く年取らない人ですね、ってか昔よりキレイ。

沢尻エリカも、愛情溢れる母を好演してました。

基本的いい人ばかりでね、だからこそ子供の喪失という、重い事実が余計切なくて。

毎週楽しみにしてました。

終わっちゃったなあ。

板谷由夏さんもすごーくお上手。映画、四月は君の嘘、でも賢人くんの母の親友を演じてましたね。

次の夏ドラは何が面白いのかなぁ。


ヒロシマのいのちの歌

2017-06-12 | 児童書・日本
「ヒロシマのいのちの歌」
鈴木ゆき江作
末崎茂樹絵

広島市の小学生、知里の祖母は、看護婦をしていた18才のときに被爆。母と弟の形見である鼈甲の櫛とハーモニカを大切にしまってきた。
息子夫婦には、知里が生まれたとき初めて涙ながらに被爆者であることを打ち明けた。
知里の学校では、語り部として原爆を知るお年寄りから話を聞いている。
原爆で奇跡的に倒れなかった榎の木に纏わる祖母の思い出が描かれて、最後は語り部として祖母は子供達の前に立つ。
六年生になれなかった弟を思って。

これは泣きました。長いけどおばあちゃんの独白部分的だけでも子供達に紹介できたらなぁ。

朝っぱらから

2017-06-09 | 雑感
毎朝5時に起きて歯磨き→水分取った後長時間半身浴、からスタートする私の毎日。

半身浴中に夫から電話。

車ぶつけられた、と。


今朝は、現場が遠いから、と5時に出て行ったけど、会社までもう少し、というところで、スタンドから出てきた怪しい動きの車を避けて右車線に入ったのに、左車線から一瞬ウインカーを出したと思ったらUターンできる中央分離帯の穴めがけて
突然ハンドルを切り夫の車左前方にぶつかってきたらしい。


絶対酒気帯び!と思うくらいの怪しさだけど呼気では出ず。警察の方もかなり疑って歩かせてみたり等、していたらしい。

で、自走できないから、と現場まで迎えに行く羽目に。当然会社も遅刻。息子が洗濯物を干してから学校へいってくれて助かったけど。


その後、夫は仕事を休み、保険屋さんとあれこれ。なんと相手は「追突された」と主張しているとのこと。はぁ?ですわ。
現場でも「そっちが悪い」と譲らずにいたけど、後ろを走っていた方が親切な方で、相手の非を証言して現場検証にも最後まで付き添ってくれていたとのことなので安心した。
日給の職場なので休業補償も出してほしいくらいなんだけど。


保険屋というか、保険を使ったロードサービスの窓口の若い男の子がいまひとつ話が通じずイライラいらいら。というかなぜ私が電話することになってしまったんだろう。


なんだか落ち着かない出来事ばかりの今日この頃。はやく解決しますように。

オオカミこどもの雨と雪

2017-06-09 | 映画・ドラマ
映画「オオカミこどもの雨と雪」


 3月のテレビ放映を録画していてやっと見れた。


天涯孤独な19歳の女子大生が好きになった相手がなんとニホンオオカミの末裔で人の姿をしていた彼。

二人の子供を授かったのに、都会での狩りに失敗したらしき彼は用水路みたいなところでオオカミの姿で死亡。
母である花、は、都会での子育てに限界を感じ、自然豊かな山奥の廃墟みたいな家をタダ同然で借り、生活を始める。

なんだかんだ近所の人たちに助けられ子育てをするが、活発でオオカミっぽかった長女・雨は人として生きる道を選び、弟の雪はおとなしかったはずが、ある初雪の日に本能に目覚めてからは
オオカミとして生きる道を模索し始める。


花の12年間の子育て。
と、親離れ、子離れまでの物語。


先が気になってとりあえず観終わったけど、自然の描写にものすごく心ひかれた以外はあまり響くものがなかったです・・・・。