読む日々

テーマばらばらの読書日記

護衛艦

2012-07-21 | 雑感
今年も自宅側の埠頭にやってきました。息子が中を見学したかったみたいだけど、市報をチェックしてなくて、申し込めてませんでした。ごめん。

ごほうび

2012-07-21 | 雑感
始まりました、夏休み

で、初日の本日、息子は昨年の反省を踏まえ、朝から大量の宿題をこなしました。スタートダッシュ、ってヤツです

で、なんか食いに行きたい、というので、ごほうびに雑誌を一冊買ったついでに、同じ敷地内のF.Bへ。
昨年、買ったのに残したし、どうしようかと思ったけど、メニューを吟味すれば大丈夫、と本人が言うので。

で、レタスがイヤだの、トマトもイヤだの言ってたら、キレイな店員さんが
「キッズ向けのセットもありますよ」と優しく勧めてくれ、チーズバーガーセットに落ち着きました。



おまけまで付いててラッキー

うちわ


私はオニオンフライとオレンジティーをオーダーしましたが、オニオンフライも息子に殆ど食べられちゃった
でもオレンジティー、かなりの美味しさでした


時生

2012-07-20 | 
東野圭吾「時生」


 昔、国分太一主演のドラマのCM見たよなあ、と思いつつ読む。
瀕死の息子を前に、夫は妻に「20年前、未来から来た息子・時生に会った」話をする。

どうしようもなくだらしない、意地っ張りな男が、未来から来た息子のおかげで生き直すことができるまで。
父の実の両親の話が泣けた。

最後、トキオは高速のトンネル事故を最小限に抑える働きをする。
昔読んだ、北村薫の小説、ターンだか何かを思い出した。


うまく表現できませんが、とっても深いお話でした。
ドラマのHP見たら、結構設定等変わってたみたい。
これは小説の方がいい、と思う。


満足度100

愛ある追跡

2012-07-20 | 
藤田宜永「愛ある追跡」


 獣医の娘が殺人容疑で警察に追われる。事情があって逃げるが自分はやっていない、と父に電話で告げる。
そこから父は娘を追って旅に出る。

その先々で動物が病気になったりケガをしたり。それを助ける事で人の信頼を得、娘に近づけるが、結局会えないまま。


続き、あるのかなあ。


気のいい刑事と父親とのだんだん縮んでいく関係性が面白かった。

満足度70

白春

2012-07-19 | 
竹田真砂子「白春」


忠臣蔵モノ。

四十七士の中の京都留守居役・小野寺十内宅に仕える耳の不自由な女中、ろく の目を通して描かれてます。

小野寺十内と妻 丹 について調べたら、ものすごく深い夫婦愛で結びついていたことがわかります。
江戸から主君の刃傷事件が知らされるや赤穂へ向かう十内は、妻に「売るものも無くなってお金に困ったら、母と共に飢え死にしろ」と言い置いて旅立ちます。

そして、無事に京都へ戻り、吉良を討つという目的に邁進する中、大石の片腕として、常に冷静に淡々と日々を過ごす夫と、それをまた晴れ晴れとした気持ちで支える妻。

とても静かで、心打たれました。

最期はみなさん御存じの通りですが、その後 丹 は、それぞれ所縁の人の菩提を弔った後、実妹の眠る寺にて断食行の中絶命。

男たちは「武士の一分」を全うしましたが、丹は「妻の一分」を全うしたのでした。

途中出てくる、小野寺が師事した伊藤仁斎の教え
「人間しか人間を理解できぬ」すなわち

法度で人は育たぬ。権力で人心は掌握できぬ。人間を人間らしく活かすものは慈愛である。

が、とても心に残りました。

そして討ち入りは46人とも47人とも伝わってますが、ここでは、討ち入り後に姿を消した寺坂は数に入ってなく、
討ち入り前に父親に討ち入りを悟られまいと、士官を断るために自刃した萱野三平を1人に加えてました。


新たな視点の忠臣蔵、面白かった。

満足度90