読む日々

テーマばらばらの読書日記

白いぼうし

2011-06-16 | 絵本
「車のいろは空のいろ 白いぼうし」あまん きみこ 作/北田 卓史 絵


 懐かしくなって借りました。「白いぼうし」は、国語の教科書に載っていました。何年生の時かは覚えてませんが。
あと、学研の学習・科学で、夏休み読み物特集号というのがあって、そこにもこのシリーズのお話が載っていたような気がするのですが、どのお話かは覚えてないなあ。

北田さんの絵も懐かしい。小さい頃よく眼にしていた絵です。1992年にお亡くなりになってたんですね。そっかあ。


図書館で見つけ、息子に・・と思って借りたんですが、時代背景が今と全く違うんですね。息子にはちょっと難しいかも。
私達が子供だった頃、実は戦争はそんなに遠い昔じやなかったんだなあ、と感じました。「すずかげ通り三丁目」という
お話では、昭和20年7月の大空襲から22年の命日、って書いてある。という事は昭和42年ですね。(私は生まれてないですけどね)

今から22年前というと平成元年。平成ですよ。そんな大昔じゃないですもんね。そう思うと、戦後の日本の変わり方の早さに驚きです。
でも、40年代の日本は、道路は舗装されておらず、夏みかんはとても酸っぱくて、都会の中にも畑がある。この本は、そんな時代のお話です。

もちろん、そんな時代があったんだよ、って事は知っていて欲しいから、読んであげたいな、とは思いますが。
ただ、今の私が読んで感じる、「胸を締め付けられるような懐かしさ」は、私達から私達の親世代でなければ感じられないんでしょうけど。(42年に生まれてない割に、よく覚えてるよなあ、私・・2才頃からの記憶が鮮明なんですよね)

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