読む日々

テーマばらばらの読書日記

バイバイわたしのおうち

2014-06-05 | 絵本
「バイバイわたしのおうち」ジャクリーン・ウィルソン作 ニック・シャラット絵 小竹由美子 訳




両親が離婚し、それぞれがコブつきと再婚。悩んだ末、それぞれの家を1週間ごとに行き来する生活を選んだ10歳のアンディ。

母は新しい男とその子供達の気を引くのに必死だし、父はもともとの浮気相手と再婚で、双子の兄妹に加え、相手の女の腹の中に新しい命。

学校から遠くなったので、親友とも遊べず、親友は他の子といるように。
シルバニアファミリーのうさぎ「ラディッシュ」が心の友で、勉強にも身が入らず。

祖父母は片方は両方亡くなり、片方は遠く離れたカナダ。(アンディがいるのはイギリスかな)

母の方は上の姉と兄はまあまあだけど同い年で部屋を共有する妹は大人には人気のある小ずるい女の子。でも何より義父はヒヒみたいで酷い。

父の方は女の子はまあまあだけど男子は乱暴。義母はなにをさせてもいまいち。

父と母と3人で暮らした、桑の木のある家が懐かしくて恋しくて。

最後は、通学路の大きなお庭のお宅に住む老夫婦と仲良くなり、それがきっかけでいろいろと救われるという結末でした。
父の方の義妹がうまれ、その子も大きな救いになります。


もう読み進めるうちに涙が止まらず。
何より子供が子供の間は離婚するなよ、最悪離婚まではしても再婚はNGでしょ!!と大人に対して怒りがとまらない・・。


子供達は意地悪でも何でも仕方ないと思う。その子なりにいろいろ思う事があるんだろうから。
しかも両親同時に再婚って意味不明だわ。

と、まあ、一気読みしてぐったり疲れた1冊でした。でも子供の心をよく表している、よい本だと思いました。




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