魚住直子「非・バランス」
小学校時代に受けたイジメで心に傷を持つ中2の光栄。
ミドリノオバサンに触って願い事を言うと叶う、って噂が流れていたある夜、黄色いレインコートの若い女性をミドリノオバサンと間違え「助けて」と言ってしまう。
その女性、サラとの交流から、同じクラスの友達になれなそうだった女子との友情で傷を乗り越えた光栄。
そんな姿をみてサラもある決断をする。
大きな字で読みやすく、厚みも大したことないのに読後感はものすごく大きい。光栄と共に一山越えた気持ちになれた。
息子も読めたらいいのにな、無理かなぁ。
満足度90