読む日々

テーマばらばらの読書日記

ゼバスチアンからの電話

2015-09-18 | 絵本
「ゼバスチアンからの電話」イリーナ・コルシュノフ作/石川素子・吉原高志共訳



ミュンヘンに住む17歳のザビーネ。恋人のゼバスチアンとの関係に煮詰まってケンカしてしまった所へ突然父の希望で郊外の田舎へ引っ越す事に。
自立した女でいたい、もっと勉強したい、父の言いなりな母のようには生きたくない、と思って来ていたのに恋をした途端、生活のすべてが彼になってしまった。

冷却期間を置くことで、そして家族の関係を見つめ、母も成長していく中、ザビーネも自分の何がいけなかったのか、どうしたいのかを理解出来ていく。


うわー。面白い。
若い女の子が恋をして男を甘やかし、そのまま結婚して旦那さんに振り回される姿、よく見てきてるから尚更。
ザビーネは若いのに気づけてよかったー。
お母さんも、43歳にしてまたパパと新しい関係を築けていけそうだし。

お互い自立していないと夫婦はうまくいかないと言うのが持論なので、持論にピッタリなストーリーでスッキリ。