読む日々

テーマばらばらの読書日記

新聞記事

2015-09-16 | 雑感
今朝の新潟日報に、翻訳者・上田真而子さんのインタビュー記事が掲載されていた。


私もドイツの児童書が好きなので、読んだことがありました。
http://blog.goo.ne.jp/dingo468tm/e/82a98220931b35974aa84e14cdfeecea


戦争は想像ではわからない。若者や子供をいとも簡単に戦争信者にしてしまう、というようなことが書かれていました。
「あの頃はフリードリヒがいた」の作者、ハンス・ペーター・リヒターは、上田さん宅を訪れた30年前、ヒトラーを信奉するヒトラー・ユーゲントだったことを告白されたそうです。取り返しがつかないから、後悔ではなく自分に向き合って戦争の本を書かれた気がします、と。

本当に戦争が遠くなってしまって。私が子供のころ学校の図書室に溢れていた戦時中の子供達の姿が書かれた大量の本達はどこへ消えたんだろう。体験された方たちが書かれた本というのは、きれいごとではなく現実がしっかり書かれていたと思う。

戦争法案は戦争をしないための法案、とか言ってるけど、中国からの侵略を想定していってるのかな。
だとしたら国を守るどころか国連憲章の敵国条項使用するためのチャンスを逆に与えてしまうことにならないのかな。
そして今の決め方は大した議論もせず国民の反対の中推し進めていて、それって国がバラバラになることにつながらないのかな。

けれど日本は戦争するつもりはサラサラなかったとしても攻められることは憲法では防げない、というのはわかる。だから軍備は必要だし・・。

どうすればいいんですかね。

世界の人々がみんな幸せに暮らせる世の中、って実現不可能なのかなあ・・。