読む日々

テーマばらばらの読書日記

ノボさん

2014-06-20 | 
伊集院静「ノボさん」副題 小説 正岡子規と夏目漱石

副題の通り、正岡子規の生涯を夏目漱石との友情に強く焦点をあてて書かれた小説。

子規の幼名がのぼると言うらしい。36才で亡くなってる………………
身近で、同じ名前、同じ年齢で亡くなってる者がいます。切ないなぁ。

まして子規は、若くして結核持ちになったので、結婚もせず。子も設けず。子規を支えた妹も子を生まず。正岡家は親戚の子を妹が養子にとったようです。

一般人と違うので、優れた文学の才能を受け継ぐ子孫が居なかったのは勿体ない気がします。まあ、日本人は500~600年も遡れば全員が先祖?位の人口だから、あまり関係ないか。

子規の性格は身近にいたらやだな、私は。妹すごいな~という感想って問題有りすぎ?

母の息子を思う気持ちには最後号泣でした。

あまり読みやすいお話ではなく、読了まで珍しく1週間かかっちゃった( ・_・)

満足度60