阿井景子「涙、らんかんたり」
武田勝頼の正室(継室)北条夫人が嫁ぐ日から自害する日までの物語。
本来は確か名前不祥だけど、本書では「咲姫」
となってます。わずか13歳でこんなに立派!?と思える位、容姿端麗で人柄優れた完璧なお姫様に描かれてます。
実際の事はわかりませんけどね。
でも 今まで抱いていた武田勝頼の「使えない男」のイメージは少し変わりました
側室の子である勝頼を偏愛して長男義信を死に追いやった信玄が一番バカ
なのね、と思いますし 側室の子なるが故に勝頼は武田家の正式な代表ではなく息子が育つまでの中継ぎという立場だったから、滅亡させるわけにはいかないと右往左往した事がよくわかりました。自分の問題ならもっと潔い人だったみたい。
夫人は北条氏政の妹です。
大河ドラマだと 中井貴一の信玄の時、長男義信が堤真一だった記憶があります。正室三條の方が紺野美沙子で、勝頼の母 諏訪御寮人が南野陽子。昨年の大河ドラマでは上杉景勝と跡目争いをした玉山鉄二演じる景虎は この本の主人公咲姫の兄ですね。
俳優さん達を思い浮かべて読んだら楽しかったです。
ただ、内容というかこの北条夫人に対する解釈はいまひとつ釈然としないというか美化しすぎな気がしました。なので
満足度は60かな。
武田勝頼の正室(継室)北条夫人が嫁ぐ日から自害する日までの物語。
本来は確か名前不祥だけど、本書では「咲姫」

実際の事はわかりませんけどね。
でも 今まで抱いていた武田勝頼の「使えない男」のイメージは少し変わりました

側室の子である勝頼を偏愛して長男義信を死に追いやった信玄が一番バカ

夫人は北条氏政の妹です。
大河ドラマだと 中井貴一の信玄の時、長男義信が堤真一だった記憶があります。正室三條の方が紺野美沙子で、勝頼の母 諏訪御寮人が南野陽子。昨年の大河ドラマでは上杉景勝と跡目争いをした玉山鉄二演じる景虎は この本の主人公咲姫の兄ですね。
俳優さん達を思い浮かべて読んだら楽しかったです。
ただ、内容というかこの北条夫人に対する解釈はいまひとつ釈然としないというか美化しすぎな気がしました。なので
