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読む日々

テーマばらばらの読書日記

氷葬

2011-06-29 | 過去の記録
平成16年5月19日(水)

諸田玲子「氷葬」

記念すべき、私の、諸田玲子デビューの1冊。昨年5月にも再読してて、ここにも書いてあります。

夫の知己と名乗る男に凌辱され、殺してしまう芙佐。その男と夫が関わっているらしい明和事件を背景に、幕府側の隠密の十右衛門と共に、我が子を別な追手から守るため夫婦を装い、小幡潘へ乗り込む。

感想・・・芙佐の、十右衛門に対する気持ちの変化にドキドキした。内容も息詰まる展開でかなり面白い
しばらく この作家にハマろうかと思うほど。十右衛門と離れがたく思っていた芙佐も、我が子の顔を見るなり「帰ってこれた!よかった」と思う気持ちに本当に同感。ハッピーエンドだと思う。


<追記>私の、この作家さんへのハマり具合を予感させる感想だただ、感じ方が去年と違うかも。何せ当時は我が子も1歳2ケ月。お話の中の芙佐の赤ちゃんとかぶりまくってますからね。。母モード全開の頃ですから
今は、ハッピーエンドはハッピーエンドなんだけど、切ないなあ、という気持ちの方が大きいです。でも、思い出を糧に残りの人生を生き切れるほど強烈な想いは、正直羨ましいなあ。

西の魔女が死んだ

2011-06-29 | 過去の記録
平成16年5月18日(火)

梨木香歩「西の魔女が死んだ」

中学に進んで間もなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まい は、季節が初夏へと移り変わる一月余りをおばあちゃんのもとで過ごす。そのおばあちゃん(英国人)から魔女の手ほどきを受ける まい 。
2年後、おばあちゃんが亡くなる。


感想・・・「人は死んだらどうなるの?」という少女の疑問に、死んだおばあちゃんが応えてくれる。なんだか じーーん。
ただ、土地の名義を変えていて後で助かった事とか、一体???のまま終わっていたのが悲しかった。
田舎暮らし、いいな、とは思うが。鶏の死体の処分はできないな・・。


<追記>この本も、この後しばらくしてから映画化されました。それも見れずにいたなあ。自然たっぷりの中で様々な物を手作りしたり工夫したりする暮らし、真面目に憧れます。憧れるというか、小さい頃は母親の実家で自然たっぷりの中遊んだりしたことが懐かしくて。この本に出てくるようなハイカラ(笑)な事はしてませんが、玄関が土間だったり、小豆をよって、食べられなそうなものを使ってお手玉作ったり、銀杏を拾って洗ったり、柿の木に登って実を取ったり、フナを獲ったり、ザリガニ釣ったり、私もおばあちゃんと本当に色々な事をした記憶があって。とっても大事な思い出です。セミにおしっこ掛けられてブチ切れた思い出もあるなあ。。

私の感想の意味がさっぱりわからないこれも再読候補だわ。

それからのハイジ・ハイジの子どもたち

2011-06-29 | 過去の記録
平成16年5月17日、18日

シャルル・トリッテン「それからのハイジ」「ハイジの子どもたち」

フェリシモで購入。アルプスの少女ハイジの続編(ただし、作者の死後、訳者が書いた)

14歳になったハイジが寄宿学校へ行き成長する「それからのハイジ」
ペーターと結婚して双子を産んだハイジ。寄宿学校で仲良くなった友人ジェイミーは実は同じくアルムおんじの孫で
ハイジとはイトコ同士だった事がわかる衝撃作「ハイジの子どもたち」

感想・・・筋としては面白かった。私もよく読後に続きを妄想するけど、それがキチンとした、って感じ?
ただ、長い年月が描かれている割に展開が速すぎて、あらすじみたい。何もかもが唐突、という印象。

おじいさんの過去がわかる、その辺りの展開はちょっとスッキリ。


結婚しちゃうハイジとペーターというのが想像つかないなあ。


<追記>
この後、誰かに貸してしばらく戻ってこなかった。実はこの年の7月に退職した同僚に貸していたらしく、後日他の人経由で手元に戻った。久々に読んでみたいかも。

おうねすてい

2011-06-29 | 過去の記録
平成16年5月12日(水)

宇江佐真理「おうねすてい」


英語通詞を目指し函館の商社で働く千吉。彼には、幼馴染で、貿易商の妻となっていたお順という思い人がいた。


感想・・・うーん、函館時代の部分はかなり面白いけど(遊女小鶴の事とか、卯之吉とか、フィリップ牧師とかエピソード満載で)
でも後半はただのあらすじみたい、というかお順がつまんない。千吉くん、なんであの人がいいの?紆余曲折がなさすぎ。つまんなーい


<追記>うっすら覚えてる。それまで、この作家さん、結構好きだと思っていたんですが、この辺りでトーンダウン。さらにこの月に諸田玲子と出会ってしまい(本、にですよ)、この後は髪結い伊三次のシリーズ位しか読まなくなったかなあ。

波のむこうのかくれ島

2011-06-29 | 過去の記録
平成16年5月11日(火)

椎名誠「波のむこうのかくれ島」


トカラ、宝島、小笠原諸島、対馬島、硫黄島、竹島、ふたつの水納島、天売島。の旅行?記


感想・・・天売島以外は南方。やはり「島」は南の方が楽しそう。北は鳥だの猫だの、読んでてちょっと気持ち悪い。南のハブも怖いけど。どーってことない、いつものシーナ本、という感じ。そこがいいんだけどね。


<追記>大好きで、たまに読みたくなる椎名誠の本。昨年だか一昨年だか、新潟市の福島潟の名誉館長をされてました。
いろいろイベントがあった、行きたかったんだけど敷居が高くて、とうとう一度も行けず仕舞いだったな。