小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

このゲームは是か非か?1人ひとりが考えてみませんか?

2012-01-16 09:21:23 | 弱さへの思考
『かたわ少女』というゲームがリリースされている。現在は英語版のみだが、いずれ日本語版も出る…見込みです。
18禁なので、所詮エロゲーではあるのだが、さわやか恋愛ゲームにもシフトできるそうだ。

wikipediaによると…
Four Leaf Studios(これがまたなんとも言えない。Four Leaf=四つ葉、というのは、障害者を揶揄する意味でつかわれていた)によって開発された同人ゲーム、ビジュアルノベルである。キャラクターとして身体障害者が多数登場する点や多言語への対応が特徴。

ということで、キャラクター全員が「身体障害者」である。明確な診断名の付いた…というのが正しいかもしれない。

例えば…

茨崎 笑美(いばらざき えみ)
事故により膝から下を切断する障害を負い、義足を着用しているツインテールの少女。

羽加道 静音(はかみち しずね)
生徒会長を務めている。ダークブルーのショートヘアを持つ眼鏡っ子。聾唖者であり会話ができず、発声をすることもない。

など…

主人公は、
中井 久夫(なかい ひさお)であり、先天的な心臓病を抱えていたが、家族はおろか本人すらもその事実に気付いてはいなかった。

プレイヤーは、この久夫になって、主要少女を口説いて恋仲になること…がゲームテーマなのだが、このゲームは、私の周りでも賛否両論であった。

「ひどい」「悪趣味」「身障者をばかにしている」等の批判から、

「もしかすると面白い」「所詮キャラの立った恋愛ゲーム」「フリークス好きにはたまらない」等の様々な見解を持つ支持派まで。


で、私は、思う。

私たちは、自己覚知しようがしまいが、必ずどこかに障害を抱えている。
つまり、私たちは、必ずどこか「障害者」なのだ。
障害者の定義は「機能障害」「能力低下」「社会的不利」である。この3つがそろって「障害者」と呼ばれるのだが…どうだろう?
あなたは、どれかに当てはまらないだろうか?
3つそろって…という規定がなければ、誰もが障害を抱えている…と考えられる。この社会は、生きづらいのだ。1つも当てはまらない人など、いないはず。

そして、キャラクターたちは具体的な「障害」を持っている。
これらへの思慮を深めるために、このゲームはとても有効であると思う。

ついでに、現実で、彼らのような人々に会った時、そのような対応をすればいいか?(実は、別に構える必要なないのだが、特徴については知っておく必要がある)
ついでに、友だちになるには?
ついでに、惚れた場合、恋人になるには?
ついでに、生活をともにしていくためには?

2次元から3次元への展開が生まれる人が…もし5人でもいれば、それは結構すばらしいことと思える。

なんでもかんでも、否定するのではなく、要は、どうとらえて、どうやったら「共に在るか」を考えてみませんか?