小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

おむつ交換

2010-03-23 20:47:18 | 思考ツール
これを読まれておられる方々は、排泄ということについてどうお考えだろうか?
これはたぶん、人間の、個人の、最後の尊厳の1つと考える。
それを他者の手、ましてや、なんのかかわりもない人にゆだねざるを得ないという状況について考えたことはあるだろうか?
そこのあなた。ケツの穴までみられて、きれい(または適当、またはあんまりきれいではない)にされることをどうお考えか?
そういう趣味をお持ちの方ならばよい。
しかし、「致し方ない」ととらえ、余儀なくされている人も多いだろう。

忘れてはいけない。
おむつ交換が本人にとって、適切、かつ、快適に行われるには、信頼関係が重要であることを。
もし、交換する側のあなたが、交換すべき人に対して嫌悪感を抱けば、それはすぐに伝わる。そしてそれは快適ではない。
しかし、交換する側のあなたが、「この方は私に、一番大切な部分(身体のパーツやそのシーンも含めて)を見せてくださっている」と考えを変えることは、交換する側のあなたにできることだ。
それは、とても重要な思想であり、それによりコミュニケーションが成立すると考えられる。
交換する側のあなたは、普段から、「交換される側」の人々に、そういう気持ちを持ってもらうにように関わっているだろうか?

もし、排泄介助がうまくいくとしたら、それは技能ではない。
「愛情」という問題なのだ。「信念」や「哲学」や「信仰」かもしれない。

何よりも「交換される側」は、「交換する側」を選んでいる。
もし、適切に快適に交換できるあなたであれば、それは、あなたは、その人から「選ばれている」のだ。

そういうことで「ヘルプマン!」14巻が発売になった。
借りてもいいから、読んで欲しい。

私たちは、高齢者や障がい者に関わる際に、何かを忘れているような気がして、それを思い出させてくれるマンガだと思う。