元国防長官ロバート・ゲイツが、クリミアがロシアの手から滑り落ちることはないと思ってる、と発言。
Fox news. "Crimea's gone"(動画付)
http://nation.foxnews.com/2014/03/09/gates-crimea-gone-lost-russia
ゲーツ氏が、ロシアはウクライナ東部に兵を入れるようなつもりはないと思うし、そんなことは考えてないでしょうとかなんとか言った後に、で、「クリミアがロシアの手から滑り落ちることはないと考えている」と発言。
ホスト 「You think Crimea's gone?」(クリミアは行っちゃった、と)
ゲイツ 「I do」(そう思うよ)
制裁も支持するし、ロシアにはこのままじゃすまんぞと知らせる必要もある。でも、俺ら(アメリカ)が持ってる戦略的なオプションは限定的だよとも言っていた。
これはつまり、正規軍当局からのお知らせということなんじゃないかな。もう外交的になんとかするしかないんだよ、的な。
アメリカの主要メディアは、ロシアが悪い、ロシアを孤立させよ、だけでなく、戦争だぁというムードを排除できていない。力で来られたから力で返さないとおさまらない、みたいな(プーチンは力っつたって考えてやってると思うが)。●後記1)
サラ・ペイリンに至っては、核だ~とか言うし。
「核を手にした悪い奴を止められるのは、核を持った善人だけ」、とか言っちゃうのがペイリンさん。この人、また出るんだろうか?
国際問題で善人とか悪人とかいう語を使う人は勘弁してください。
http://www.afpbb.com/articles/-/3010091
yahooのコメント5000以上とすごい勢い。
予想通りというか、バカだ狂ってるが目立つ。あんまり読みたくない。オバマも酷いけど、これらファンタジー系の強気は共和党側が主流なので、次も共和党はダメかもという気がする。ほんとに、また出るんじゃないでしょうね??
根本的に、ものすごく理想を語って相手の言い分を聞けないのは民主党なので、こっちの方が相手にとっては傲慢な態度となり、共和党系の方は、一見すると強硬姿勢だが、交渉の場では互いに強気なら強気、弱気なら弱気で、相手を見ながら政治ができる人が多かったんじゃないかと思う。ネオコンが共和党に侵入するまでは(泣)。
軍人と聞くとおそろしがる日本のなんちゃって「さよく」の皆様、軍人さんの方が今日もまたずっと冷静です。
●後記1) なんでこんなにガッと力が入る人が多いかといえば、それはやっぱり久々の核超大国の対決か!だからなんでしょう。だから「冷戦その2」かと言われる。
しかし、私はそれではなくて、WWW3の可能性を秘めた構造的対決になってしまったからだと思う。多分、当事者が知らないうちに。これはそのうちまた考えて書く。