南京陥落の話を書こうとしているものの、昨日忙しかったので書けてない。
そんな中、今日は、国連安保理で気候変動を世界の安全保障にとって危機であるという問題にしようという提案があって、ロシア、インドが反対、中国は棄権という評決で、拒否権持ちのロシアがいるので拒否された。
気候変動と安全保障、初の決議案採択できず 安保理でロシアが拒否権
この書き方も恐ろしい。
国連安全保障理事会は13日、気候変動と安全保障に関する初めての決議案について採決を行った。だが、ロシアが拒否権を行使し、採択には至らなかった。気候危機が安全保障に与える影響を意思決定に取り入れるための決議案だったが、合意の形成にはまだ時間がかかりそうだ。
これを受けて、もちろん、リベラル界隈では、ロシアは悪い、こんな人たちとは組めない、ロシアを排除すべき etc.(任意に)と大騒ぎしてる。
だがしかし、これはこの手の狂信リベラル以外の人たちは、こんな感じの人が世界中に多数いると思う。
ロシアが気候変動と安全保障を結びつける国連決議に拒否権を行使しました
— mei (@mei_m298748) December 14, 2021
2021.12.13
気候変動が安全保障に及ぼす影響に関する情報を平和維持活動等に組み込む決議でしたが
ロシア大使は「科学的および経済的問題を政治化された問題に変えた」と指摘し拒否
これには同意👏https://t.co/xk3IRb50bx
この件に関してだけでも、ロシア頑張れ、となる人は多いでしょう。だって、環境カルト勢のやり口が怪しすぎる。
現状、こんなものを安全保障問題として取り扱うなんていうフォーマットができたら、何がなされるのか想像もできないほど危険だと思う。ワクチン打たないと警官が出てくる西側の惨状を思えば、さらに危険だ。
お前のところのこの施設は温暖化に取り組んでないから国連のお墨付きでペナルティーを科す、とか、接収するだの言いだしそう。金融取引から排除する、ぐらいは当然ありそう。要するに、テロリストと同じ扱いをしようとしていると思うな。
西側諸国の金融屋が、化石燃料の上流投資(油田などの大元の施設への投資)を劇的に減らしたり、わけのわからない投資方針を強制していっている状態を、さらにもっと強力に強制しようとしておるのだなと思ってみてるしかない。
そんなことより、従来的な理解による(環境を要因としない)武器もったテロリストを育ててはいけませんとか、テロリストを他国に侵入させてはいけませんとか、ナチズム万歳を言うのは無責任です、嘘ばっかりつく金持ちメディアは地球環境にとっての大脅威です、といった問題に真面目に取り組んでみろよ、といったところ。(*オマケ参照)
この提案は、アイルランドとニジェールの提案だけど、113か国の共同提案だそうだ。
Russia vetoes UNSC resolution on climate and security
ロシアの国連大使が、グラスゴーのサミットの時にもみられたことで、この文章に賛成していない80か国の意見を無視して進めようというのはあかん、ということを言っている。つまりこれは、仕掛け人は英あたりなのかな、といったところ。もちろん、悪の3極、米+ヨーロッパ+日韓、の全面支援であることは言うまでもない。
中国はヨーロッパと組んでるのでこの件では嘘つき側なので、基本的に頼りにならないが、さすがに、安全保障問題にしようとかいう馬鹿な話には乗らなかった。
今年2度目の、Thank God, we still have Russia(神様ありがとう、私たちにはまだロシアがいる)と言ってみたい。
1回目は、シリアに食料危機をもたらそうと頑張る馬鹿野郎たちを阻止するために、ロシア海軍の護衛でロシアが小麦を、イランが石油をシリアに運んだ時。
■ オマケ
TASSの上の記事を読んでいたら、面白いことが。
自分のところの直近の拒否権の話を書いた後、アメリカの直近の拒否権行使は、2020年8月、外国人テロリストの訴追、リハビリ、再建に関するロシア、中国、ベルギー、フランス、ドイツの共同提案に対するものだったそうだ。
On August 31, 2020, a US representative voted against the resolution aimed at advancing measures to prosecute, rehabilitate and reintegrate foreign terrorists. The resolution was co-authored by Russia, China, Belgium, France and Germany.
つまり、西側諸国が資金を入れ、武装をさせて作り出してまきちらしたテロリスト問題を片付けようと思っている人たちはいるわけだが、アメ様が拒否しているというお話だね。環境騒ぎより現実テロの方が急務でしょうに。
書いた時、爆撃までは頭に浮かびませんでしたが、しかし、リビアとかユーゴを思えば、ないと誰が言えようか、ですね。
自然を破壊するのは悪い事だ!
皆が悪いのだから我慢しなくてはならない!
皆が二酸化炭素を出さないように努力しているのにに!
と、罪悪感と正義感を強く押し出され、一旦空気が作られると疑問を抱く事すら許されない。正論で言い負かした所で「いじめられて可哀想」となりかねない。
マスクなんかの件でも、そう感じている人は多いのではないでしょうか。
これじゃまるっきり環境カルトの日本支部だ。
おまけに冬季オリンピック外交的ボイコット要求。
オカシイ。志位さんは、どこぞのエージェントか?
以前よりは下火になった感がありますが、相変わらず世界(特に西側)はグレタ・トゥーンベリ氏とその仲間の若き環境活動家らを手放しで称賛していますね。
でも、私はこれに強い違和感を抱いています。
ざっくり言うと「彼らのどこが偉いんだ一体?」ということです。
温暖化対策という点で言うなら、実際に温室効果ガス排出削減のために現場で汗を流す人々や、彼らをまとめるリーダーらの方が遥かに有意義な仕事をしていますし、
アスペルガー症候群を持つ人が世界のために頑張っているというなら、環境保護のための基礎研究やシステム開発に熱中して取り組んでいる人々の方がずっと着目すべき存在でしょう。
それなのに、特に真新しいことを言うわけでもなく、ただ他人に向かってああしろ、こうしろと主張するだけの若者の集団を持ち上げることに何の意味があるのでしょう。
なぜ西側の政治家やマスコミ、知識人らは、そんな単純なことに気づかないのでしょうか。
各国首脳の中ではプーチン大統領だけが「子どもや若者を利用する大人は非難に値する。大人は未成年者を極端な状況に連れ出さないよう守らなければならない」と喝破してくれましたが、あれから2年以上経っても、彼の言葉に証拠付きで反論できた人はいませんね。