
10日ほど前の朝のこと
トトさんに、ツタジュウ行かないの?って言われたけど
その気はなく
そんなその気のない話をいつもの上野毛のマダムに話したら
おいでおいで〜🎶
13日までだよー
と、ラブコール
さほど興味もなかったのに、上野の森に行くことになった
日帰りのつもりが、流石に古希間近の私にせめて一泊しておいで、とトトさん
空港近くの格安宿を押さえた次の日
池上の友人が、嫌でなければ湯河原で3人で泊まろうよ、と
話はトントン拍子で決まり、雨の中の昨日上京
東京博物館入り口は雨の日なのに、チケット買いの長蛇の列
しかも半分以上が外国人観光客で、びっくり
約束1時間並んでチケットゲット
平成館も混んでいる
かなり混雑していて、見にくい展示コーナーもあったけど、見れました
そして、さほど熱心に見ているわけでもないNHKの大河ドラマだけど、かなり理解が深まった
蔦屋重三郎が生きていた時代は、欧米ではアメリカ合衆国が独立した後、フランス革命前後の頃
その時代に版画の技術レベルが上がり、精緻な刷本が作られて、庶民も手に取って楽しめていたんだ
会場内には蔦屋重三郎が手がけた刷本がこれでもかと展示
浮世絵、錦絵も当時もてはやされた作家ごとの特徴を解説しながら展示
わかりやすく、面白い
徳川幕府との関係もよくわかるし
歌麿コーナー、写楽コーナーも有り、初めて比較しながら実物を目にできた
写真より、印刷物より遥かに色鮮やか
これがどうして版画なのか目を疑うほどの精緻さ
当時の職人のレベルの高さは、信じられないほど
人気のあった八頭身で引き目鉤鼻おちょぼ口の美人画は、どれもモデルが同じに見える
私には、やはり写楽が最高に見える
人としての描写が面白い
でも当時はあまりデフォルメされた描写が受けなかったらしい
まぁ私がモデルになったとしても、修正を重ねて実物とは程遠く理想化さて描かれたほうが嬉しいのかな
それとも気恥ずかしいのかも
色々考えながら混雑した会場を泳ぐように見て回った
第二会場の最後の方は、撮影OK

大河ドラマの撮影現場再現もあった




友人が、わざわざ鹿児島から来たんだから記念撮影してあげると言う(気恥ずかしい)
すると同年代の方が2人一緒に撮りましょうと声をかけてくださり

楽しい写楽の前で
子供の頃から大河ドラマは欠かさず見ているトトさん
毎年関連本が出るので、何冊も図書館で借りてきて読んでいる
その話を右から左に聞き流す私
この温度差を結婚以来ずっーとつまらなく感じているだろうトトさん
ここ10年ほどは私も見るようになったけど、トトさんほど夢中になれない
だけど、昨日の蔦重は歴史の面白さを少し感じた
まだ半年は残っている
話を聞いて、上手く返事して会話を盛り上げていこうかな
なんて殊勝なことを思った
もっともっと上野の森にいたかったけど、後半のお楽しみの湯河原へと向かった