これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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着物衿の対丈のコート(洗い張りから) … 寸法と作り方の覚え書き

2010-05-06 | 着物
仕立て上がった着物衿の対丈コートの覚え書きです。

褄の始末は 前回と同じように 変形額縁仕立てです。



褄下は5分の縫い代で 2分5厘の上がりで三つ折りぐけ。

裾は1寸8分の上がりで三つ折りぐけ。

脇線から前身頃の衽付け位置まで 5分前上がりにしてあります。



脇は 右身頃だけ 身八つの下に紐通し口をつけました。

左の衿先につけた 長めの紐を背中から回して 脇の空きから出して 上前につけた紐と結ぶようにしました。

こうすると 体にフィットした形に羽織れるかなと思い、前回のコートより 裾幅を若干広くしました。

残り布は 袖を断ちきった分だけ (しかも 片方… 片方は紐を作りました)



これだけの布を残しておいてもと 袋を作ることに。

コートをたたんで さらに三つ折りにして残り布に置いてみると 入りそうです。



紐を作った残りも足して口布に。



コートを入れた状態です。

バッグにうまく収まりそうです。


出来上がり身丈は 143cm(肩からの採寸)です。 

私の身長は165cmだから、身長から20cm引いた長さの前後が対丈コートの着丈になるのでしょうか。

この事を覚えておけば アンティークの着物を対丈の着物に直したり コートに直したりする時の参考になりそうです。

昨年作った 最初の一枚目のコートも 比較の為に 寸法を記しました。






























































名称今回のコート 前回のコート
裁ちきり身丈3尺9寸8分4尺2寸3分
身丈3尺7寸6分3尺7寸6分
裁ちきり袖丈1尺4寸1尺4寸
袖丈1尺2寸8分 1尺2寸8分
袖幅8寸9分5厘 9寸2分
袖口 6寸 6寸
袖付け6寸2分6寸2分
袖の丸み3cm3cm
肩幅8寸9分 8寸8分
後ろ幅7寸9分7寸8分
身八つ2寸7分2寸8分
前幅6寸 6寸
衽幅4寸4寸
合い褄幅3寸7分3寸7分
衿肩開き2寸4分2寸4分
衽下がり6寸5分6寸5分
衿下(褄下)2尺1寸7分1尺9寸4分
衿幅ばち衿ばち衿
後ろ裾幅7寸2分7寸
裾の返り1寸8分2寸5分
前上がり5分5分
コメント (3)
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