和納中37年入学

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全国良寛会

2012-06-27 16:18:01 | 良寛さん

第35回全国良寛会岩室大会が巻文化会館で開かれ、全国から会員が集まりました。
総会の後、平山征夫国際情報大学長の記念講演。



漱石の「則天去私」は「会天行道是吾禅」天に会して道を行うはこれ吾が禅
良寛に影響された晩年だったと興味深いお話でした。
以下はその一部。




良寛の数少ない俳句を披露。
「裏を見せ表を見せて散る紅葉(もみじ)」
「雷をおそれぬ者はおろかなり」
「鉄鉢に明日の米あり夕涼み」
「散る桜残る桜も散る桜」

良寛に影響を強く受けた文人墨客は多く、川端康成は「美しい日本の私」の中に良寛の詩を引用。
「形見とて 何か残さむ春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」
「霞立つ 永き春日を子供らと 手毬突きつつこの日暮らしつ」

種田山頭火が良寛の遺跡を訪ねて詠んだ句。
「あらなみを 前になじんでゐた仏」
「砂浜にうづくまりけふも佐渡は見えない」
「岩のよろしさも良寛さまの想い出」
「青葉分け行く 良寛さまも行かしたろ」

漱石の「則天去私」、鴎外の「寒山拾得」に良寛を見るお話に楽しい時間でした。
そして第二部の懇親会へと「岩室ゆもとや」にバスは出発したのです。






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4 コメント

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山頭火 (とうちゃん)
2012-06-28 09:25:19

 私は山頭火のストレートで自由な句が好きだね。
湯巡りの会推薦の句があります。
”ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯”
山口市湯田温泉での作とか。
情景が伝わって来ませんか?
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良寛からタワー丼 (AH)
2012-07-05 10:31:53
先日、日報趣味の会で新大名誉教授加藤僖一先生のガイドで「良寛をあるく」バスツアーに参加。先生の素晴らしい解説であらためて良寛さんの人柄に触れた思いでした。
私の心境にピッタリの一首
 「世の中に まじらぬとには あらねども
      一人あそびぞ われはまされる」

先月、大人の休日倶楽部乗り放題パスで気仙沼の被災地訪問、あらためて津波の惨状に愕然、
その後は江ノ島~鎌倉~陣馬山登山~東京スカイツリー界隈散策(タワー丼も)と濃密な4日間を楽しんできました。
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湯めぐりの会 (よしたか)
2012-07-14 11:29:44
とうちゃんさん

「湯、そして酒、あゝ極楽々々。」の山頭火ですが「草津といふところは何となくうるさい、街も湯もきたならしい、よいとこでもなささうだ、お湯の中にはどんな花が咲くか解つたものぢやない!」。病遍路と同宿の不潔?をグチってる乞食坊主です。
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交じらぬとには (よしたか)
2012-07-14 12:50:19
AHさん

いい旅をされましたね。
「ひとり遊びぞ」に同感する「年をとってしまった私」がここにもいます。

世の中にまじらぬとにはあらねども スマートホンが扱いきれず

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