第35回全国良寛会岩室大会が巻文化会館で開かれ、全国から会員が集まりました。
総会の後、平山征夫国際情報大学長の記念講演。
漱石の「則天去私」は「会天行道是吾禅」天に会して道を行うはこれ吾が禅
良寛に影響された晩年だったと興味深いお話でした。
以下はその一部。
良寛の数少ない俳句を披露。
「裏を見せ表を見せて散る紅葉(もみじ)」
「雷をおそれぬ者はおろかなり」
「鉄鉢に明日の米あり夕涼み」
「散る桜残る桜も散る桜」
良寛に影響を強く受けた文人墨客は多く、川端康成は「美しい日本の私」の中に良寛の詩を引用。
「形見とて 何か残さむ春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」
「霞立つ 永き春日を子供らと 手毬突きつつこの日暮らしつ」
種田山頭火が良寛の遺跡を訪ねて詠んだ句。
「あらなみを 前になじんでゐた仏」
「砂浜にうづくまりけふも佐渡は見えない」
「岩のよろしさも良寛さまの想い出」
「青葉分け行く 良寛さまも行かしたろ」
漱石の「則天去私」、鴎外の「寒山拾得」に良寛を見るお話に楽しい時間でした。
そして第二部の懇親会へと「岩室ゆもとや」にバスは出発したのです。
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私は山頭火のストレートで自由な句が好きだね。
湯巡りの会推薦の句があります。
”ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯”
山口市湯田温泉での作とか。
情景が伝わって来ませんか?
私の心境にピッタリの一首
「世の中に まじらぬとには あらねども
一人あそびぞ われはまされる」
先月、大人の休日倶楽部乗り放題パスで気仙沼の被災地訪問、あらためて津波の惨状に愕然、
その後は江ノ島~鎌倉~陣馬山登山~東京スカイツリー界隈散策(タワー丼も)と濃密な4日間を楽しんできました。
「湯、そして酒、あゝ極楽々々。」の山頭火ですが「草津といふところは何となくうるさい、街も湯もきたならしい、よいとこでもなささうだ、お湯の中にはどんな花が咲くか解つたものぢやない!」。病遍路と同宿の不潔?をグチってる乞食坊主です。
いい旅をされましたね。
「ひとり遊びぞ」に同感する「年をとってしまった私」がここにもいます。
世の中にまじらぬとにはあらねども スマートホンが扱いきれず