いけぴー君が「いいモノがありますぜ。ゼヒお使いください」とのことで貸してくれたのが魔法の棒。
トライアスロンやタイムトライアルの世界では必須アイテム化しておりますこの角、DHバーと申します。コイツを握って走る格好は、なんでもスキー競技のダウンヒルポジションに似ているからとのことらしいです。
チェント・ウーノの端正なスタイリングを台無しにする2本のツノ。
しかしながら自転車は格好で走るもんじゃあありません。試しに瀬戸内沿岸を大島大橋たもとまで130キロほど往復してきましたが、こんなにも向かい風が苦にならなくなるものなのかと感心、いや感動いたしました。もっとも僕の脚力では無風の平地でせいぜい35キロ巡航というのが関の山だとおもいます。これが40キロ以上出る人だともっと恩恵にあずかれるはずです。あとDHポジションをとってるときは、なんかすごく戦闘的といいますか、アドレナリンが出まくりで、それが結構快感になってたりもします。ただブレーキは絶対的に遅れるので、使えるシチュエーションは路面状況のよい海側の道(陸側は路地から車が出てきたりするので危ない)ということになるでしょうか。でも瀬戸内海の島々では結構活かせる道具かもしれません。
ただチェントの、しかもスーパーレッジェーラなのでわざわざこんなパーツ着けて重くするのは勿体ない話ではありますよね。このクルマはやはりロープロファイルのホイール履かせて山を走るのが一番楽しいとは思います。