猛暑でございます。ですがこんなに天気のいい日に出かけないわけにはいきますまい。まもさんと僕はとりあえず島を目指して広島港から江田島市の三高港へフェリーで上陸いたしました。
本日のバイクはツーリング仕様のANCHOR RNC-7。このつつましく端正な姿には毎度惚れ惚れいたします(毎回書いてるよね)。世界で一番美しいバイクじゃないのかなあ。特にトップチューブの曲線が実に官能的であります。ダブルレバー化してからはさらに美しさに磨きがかかりました。
いつもはハーフジップの古着のユーロジャージで出かけるんですがこの暑さですからフルジップを選択。正解でした。
この湿度に気温!とにかく水分の補給が大事。こんな条件でも江田島なら自販機給水が当てにできるのがいいですね。
ランチは江田島名物の「大豆うどん」。前から気になっておりました。江田島市交流促進センター「ふれあいプラザ さくら(TEL:0823-57-7966)」。
せっかくなので奮発して「スペシャルうどん」を注文。要するに大豆に加えて玉子、わかめ、肉、そして巨大てんぷらと「オールイン」状態なうどんです。が、これでもお値段550円。だってノーマルの大豆うどんはなんと350円!そして安いだけじゃない、とにかく大豆も加わったダシは甘みがあってすっきりしてて、どこか懐かしい味。やわらかくゆでた大豆の香ばしさと塩味も素朴でいいですね。
普通つゆは残すんですがもったいなくて完食。ちなみに夏場限定でしょうが冷やしうどんも人気でした。
さあそこから今回は標高438メートル、能美島の主峰「陀峰山(だぼうざん)」へのヒルクライムに出撃。まもさんは随分前に車で上ったことがあり、以前から自転車で上がってみたかったんだそうです。登山口からの表示によると頂上までわずか4キロ。まじっすか!見上げるような頂上へ4キロしかないとは・・・。これは相当な斜度を覚悟しなければいけないかも。
えっちらおっちら。狭い山道を上ります。コンパクトクランクのGIOSなら余裕なんでしょうが今回はノーマルのANCHOR。でもインナーを42から39に変更したのは大きかった。それでもギアは全部使い切っちゃいましたけどね。
斜度はですねえ、廿日市の極楽寺山とどっこいどっこいかな。ただ極楽寺山は最大斜度は厳しいけれどそこをクリアしさえすればそんなにきつくはありません。それに比べると「全部そこそこ厳しい」陀峰山の方が大変かもしれませんね。ついでに言うと野呂山はこちらに比べるとはるかに楽。だらだらと長いのが辛いといえば辛いですけど。
ジャージの前全開。蝉時雨に滝の汗。夏のヒルクライムは最高!。
登山口からおよそ30分、頂上へ。道は狭いし路面もいろんなものが落ちてて気を使いますが頂上は広々としています。海の向こうは隣の倉橋島。
展望台からは360度の大パノラマが楽しめますぞ~。ただ頂上には売店も自販機もありませんから特に夏場のヒルクライムは事前にボトルチャージしていきましょう。そしてキツイ上りの後には同じ斜度の下りが待っています。僕らは下りのテクがないのでビビリまくりながらなんとか下まで降りました。誰か下りのブレーキング教えてくれぇ~。
まもさんの母方の実家がこの辺なんだそうでついでにお盆の墓参り。盆灯篭を担いで走るローディーは世界初か?
三高港に到着。すると緑ジャージの軍団と出くわしました。東急ハンズのお客さんたちのチーム「MANI」のみなさんです。右の黄色いパンツが瀧川師匠。真ん中が店長の越智サン。彼も実に美しいシルバーのエディメルクス(もちクロモリ)に乗ってます。彼らは隣の倉橋島まで足を伸ばす80キロコースとか。いずれご一緒したいですね。
やっぱ自転車は夏でしょう。夏は自転車でしょう。どかーっとロング、乗りたいなあ。