多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

日の出町「長井八坂神社」

2011年05月17日 | 神社
長井八坂神社 

鎮座地 大久野5179

祭神 素盞嗚命 (すさのおのみこと)

旧格式 無格社

例大祭 4月末日

解説 
長井地区の人々によって祀られた祠。

かつては牛頭天王社といい、
ご神体であった江戸時代造の木造牛頭天王像を伝える。

日の出町「三ツ沢熊野神社」

2011年05月16日 | 神社
三ッ沢熊野神社 

鎮座地 大久野4735

祭神 伊奘諾命(いざなぎのみこと)?

旧格式 無格社  

別当寺 百姓持ち

例大祭 6月15日

解説 
三ッ沢地区の人々によって祀られた祠。

詳細は不明。

例大祭は「新編武蔵国風土記稿」記載の日なので現在は違うかもしれない。

日の出町「三嶋神社」

2011年05月15日 | 神社
三嶋神社 

鎮座地 大久野8748

祭神 大山祇命 (おおやまつみのみこと)
    建御名方命 (たけみなかたのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 宮岡氏持ち

例大祭 9月29日

解説 
玉ノ内地区の人々によって祀られた祠。

寛文7年(1667)の検地によって、3反6畝5歩の除地があった事がわかる。

例大祭では風祭獅子舞が奉納される。

神職は宮岡氏が務め土佐守などを名乗った。

日の出町「勝峰神社」

2011年05月13日 | 神社
勝峰神社 

鎮座地 大久野2719

祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 岩井院

例大祭 4月8日

解説 
天正3年(1575)別当寺岩井院の開山、九山整重によって、勝峰山中に大般若十六善神の中の倶毘羅大将が勧請された。

倶毘羅大将は子の聖と同体であるため、子ノ権現社といわれた。

江戸時代寛保元年(1741)頃には参詣者が多くたいへん評判になった。

ところが、秩父天龍寺が別当を務める子之権現社に縁起に関して訴訟を起こされ、
寺社奉行の裁定により、岩井院・子ノ権現社側が敗れてしまった。

そのためやむなく社名を勝峰権現社に変更した。

また、勝峰山は平将門の砦跡といい、
将門の守り本尊の黄金像を祀って戦勝を祈願したため当地は勝峰山といと地名になったと言う。

この伝説は、縁起訴訟敗訴後に創作された伝説らしいが、
現在でも氏子は将門調伏を行った成田山には参詣しないという。

日の出町「春日神社」

2011年05月12日 | 神社
春日神社 

鎮座地 平井3690

祭神 天児屋根命 (あめのこやねのみこと)
    大己貴命 (おおなむちのみこと)
    武甕槌命 (たけみかづちのみこと)
    斎主命 (いわいぬしのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 常福寺

例大祭 9月29日前後の日曜

解説 
伝説によると景光天皇の時代、日本武尊の東征を記念して創建されたという。

その後成務天皇の時代、日奉森明が勅命によって大己貴命を祀り、
延暦10年(791)日奉森栄が官命により他の祭神を合祀したという。

かつては、千石明神といったことが文政3年(1820)の「武蔵名勝図会」よりわかるが、
「新編武蔵国風土記稿」には春日社となっており、
この間に社名が変更されたものと思われる。

なお同書によると、延徳5年 (1493)の棟札があった事が記録されている。

例大祭では都指定無形文化財「鳳凰の舞」が奉納される。

日の出町「伊奈沢天神社」

2011年05月11日 | 神社
伊奈沢天神社 

鎮座地 大久野1287

祭神 菅原道真(すがわらのみちざね)

旧格式 無格社  

別当寺 清涼寺

例大祭 1月25日

解説 
羽生地区の人々によって祀られた祠。

かつては村の南方穴澤に鎮座していたが、
なぜか馬に乗って社前を通ると落馬する人が多いため現在地に遷された。

ご神体は木造管公坐像で江戸時代前期の作という。

「延喜式・神名帳」に記載のある穴澤天神社かその遥拝所とも考えられる。

例大祭では湯の花神事が行われる。

日の出町「一の護王神社」

2011年05月10日 | 神社
一の護王神社 

鎮座地 大久野4251

祭神 天照皇大神 (あまてらすおおみかみ)
    伊奘諾命 (いざなぎのみこと)
    伊奘冉命 (いざなみのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 嶋崎氏持ち

例大祭 9月19日

解説 
もと仏教系の行疫神を祀った祠。

八王子千人同心、嶋崎伊右衛門によって大己貴命が祀られ壱午王権現社といった。

文久3年(1863)神祇伯白川家より正一位の神位を賜り神道の神社に改められた。

日の出町「細尾熊野神社」

2011年05月09日 | 神社
細尾熊野神社 

鎮座地 大久野3536

祭神 伊奘冉命 (いざなみのみこと)
    速玉男命 (はやたまおのみこと)
    事解男命 (ことわけのみこと)
    大山咋命 (おおやまくいのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 光明寺

例大祭 5月14日

解説 
細尾地区の人々によって祀られた祠。

ご神体は五体の丸石。

例大祭では湯の花神事が行われる。

日の出町「白山神社」

2011年05月08日 | 神社
白山神社 

鎮座地 大久野2281

祭神 伊奘諾命 (いざなぎのみこと)
    菊理比売命 (きくりひめのみこと)
    大己貴命 (おおなむちのみこと)

旧格式 村社 

別当寺 山崎氏持ち

例大祭 9月15日

解説 
天長元年(824)加賀白山神社のご分霊を遷して創建されたという。

寛文7年(1667)の検地では6反2畝25歩の除地があったことが記されている。

神職は山崎氏が務め但馬守などを名乗った。

日の出町「道場八幡神社」

2011年05月07日 | 神社
道場八幡神社 

鎮座地 平井1811

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 和田氏持ち

例大祭 9月15日

解説 
鎌倉幕府侍所別当、和田義盛の孫義直が、平井山に信奉する八幡神を祀ったのが創建という。

以後代々和田氏が神職を務め和泉守などを名乗った。

明徳元年(1390)足利義満より社地を寄進され、
当地の豪族平山景時が鎌倉鶴岡八幡宮のご分霊を遷して再度八幡神が祀られた。

日の出町「足下田熊野神社」

2011年05月06日 | 神社
足下田熊野神社 

鎮座地 平井3440

祭神 熊野樟日命 (くまのくすひのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 村民持ち

例大祭 ?

解説 
足下田地区の人々によって祀られた祠。

通常、熊野神社の祭神は伊奘諾命であるが、
当社は出雲系の熊野樟日命でありめずらしい?

もっとも江戸時代のご神体は十一面観音立像であり、
明治3年(1870)の「神社明細書上帳」には祭神不明となっているので、
近年の設定と思われる。

かつてのご神体であった本地仏十一面観音立像が伝わる。

日野市の神社概略

2011年05月05日 | 神社
日野市の神社概略

日野市は多摩川と浅川の合流点にあり、
昔から洪水に悩まされた反面肥沃な土地でもあった。

中世には日奉氏や平山氏といった武士団の根拠地となり、
江戸時代には甲州道中日野宿が設けられた。

また幕末には、新選組の土方歳三や井上源三郎が当地から出た。
市内にはそれらにゆかりのある神社が多く存在している。


これにて日野市は終了。
明日より日出町の神社を紹介予定!

日野市「豊田若宮神社」

2011年05月05日 | 神社
豊田若宮神社 

鎮座地 東豊田2-32

祭神 応神天皇(おうじんてんのう) 
    仁徳天皇(にんとくてんのう)
    猿田彦命(さるたひこのみこと) 
    大山咋命(おおやまくいのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 善生寺

例大祭 9月9日

解説 
慶安5年(1652)当地の領主、大久保勘三郎によって創建されたというが
、実はもっと以前より存在していたらしい。

ご神体は束帯姿五寸の石座像。

日野市「豊田八幡宮」

2011年05月04日 | 神社
豊田八幡宮 

鎮座地 豊田2-49

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

解説 
詳細不明。

善生寺持ちの社の中に八幡宮があり当社に当たると思われる。