多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

羽村市の神社概略

2011年04月07日 | 神社
羽村市の神社概略

羽村市は羽村・五ノ神・川崎の3村が合併してできた市で、
かつては西多摩村といった時期もあった。

江戸時代初期に江戸の生活用水を確保するために作られた玉川上水の取水口がある事で知られている。

市内の阿蘇神社は「将門伝説」を伝える古社で古くからこのあたりに人が住んでいた事がわかるが、
水田は羽村村の多摩川沿いの一部にしかなく、ほとんどが畑作という地域である。

なお当地で江戸時代末期、小林藤馬という宮大工が活躍し数多くの神社建築を残している。


これにて羽村市は終了。
明日より日野市の神社を紹介予定!

羽村市「玉川水神社」

2011年04月07日 | 神社
玉川水神社 

鎮座地 羽東3-8

祭神 水分大神(みくまりのおおかみ)
    彌波能賣命(みずはのめのみこと)

旧格式 なし  

別当寺 幕府持ち

例大祭 9月5日

解説 
玉川上水の守護神。

承応2年(1653)玉川上水の完成に合わせて、
玉川庄右衛門・清衛門のいわゆる玉川兄弟によって水神宮として創建された。

明治26年(1893)玉川水神社と改名される。

もと取入口近くにあったが、大正時代水門の工事に伴い現在地に遷る。

本殿は小林藤馬の作。

その他多摩川上流42村の筏乗りたちによって寄進された灯篭が残る。

写真の門は玉川上水羽村陣屋の門。