多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

羽村市「玉川神社」

2011年04月06日 | 神社
玉川神社 

鎮座地 羽中4-1

祭神 建御名方命(たけみなかたのみこと)
    大山祇命(おおやまつみのみこと)

旧格式 無格社  

別当寺 神主宮沢氏持ち

例大祭 8月28日

解説 
奈賀部地区の鎮守。

寿永年間(1182~85)畠山重忠の一族が信濃諏訪大社のご分霊を遷したのが創建という。

天保年間 (1830~44)社家の火災のため文献を焼失し、
江戸時代以前の姿は不明であるが、諏訪宮・諏訪大明神・多摩大明神と言われた。

明治2年(1869)諏訪神社と改名。

明治15年(1883)日枝神社を合祀し玉川神社と改める。

社殿は信濃諏訪大社下社秋宮東御宝殿を昭和61年(1986)に移したもの。

ご神体の銅鏡は鎌倉時代の「松樹双雀鏡」である。

また、明治10年(1879)佐々蔚によって西多摩学校が境内に開かれ、
「大菩薩峠」の作者、文豪中里介山もここで薫陶を受けまた教鞭も揮った。

その他明治17年(1885)奉納の甲源一刀流奉納額などが伝わる。