カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

穂高涸沢Movie&Talk Session

2014-06-06 | ヒビのこと
   



2014.6.5(木)夜、土砂降りの雨の中、穂高涸沢Movie&Talk Sessionに行ってきました。

開催を知った日から心待ちにしていたこの日、会社が終わって急いで池袋:豊島公会堂へ。
着いたのが19時頃だったので上映は終盤でしたが(1作目は見ているからOK)
お目当てのトークセッションは最後まで聞くことが出来ました。



土砂降りでもどうしても行きたかった理由はもちろん、八さんに会いたかったから。
「会う」と言うより「見た」ですけどね。



宮田八郎さんはご存知の方には言うまでもなく、穂高になくてはならない方。
小学館コミック『岳(ガク)』にも”宮川 三郎”として登場しています。
八さんの撮る映像に惹かれ、八さんの語る言葉に惹かれ、隠れファンになって早〇年・・・



今日のトークセッションは同じく山ノボラーで知らない人はいない、
涸沢ヒュッテ代表取締役:山口 孝さんとのお二人です。

この日の豊島公会堂は800名の席が90%は埋まるという盛況ぶり。
雨でもなんでもこれだけ集まるのですから、人気の程が解りますね。
狭いロビーは休憩時間、山口孝さん囲んで大賑わいでした。


トークは1時間ちょっと。色んな話を伺うことが出来ましたが、
先日のGW遭難事故の話は興味深かったです。
現場にいる身として遭難救助にも出動されている八さん、
事故の際は今目の前にある事を淡々と行動し、そこに感情は入れないようにしているのですが、
終わった夜はよく眠れない、悲しみが澱のように沈んでいく・・
と救助にあたられる方の心労が伝わってきました。


そして山に登る時は、
「人の都合ではなく、山の都合で登ってほしい」
という言葉がとても心に残りました。

GWは会社が休みで一斉に登山客が増える、悪天候で予定通りいかなかったら、
「明日会社に行かなければクビになる!」と焦って行動する。そして事故につながる。
でもそれは「人の都合」
山というのは人の都合です、と言ったところで通用するところではないから。
悪天候のときは山の都合に合わせて欲しい、と。


私が八さんを好きな一番の理由が「謙虚なところ」
この話の時もありがちな「こうするべき」という言い方はせず「・・と思うんですよね」
「こうして皆さんに話す時はいつも自分に言い聞かせているんです」
この八さんの温かく謙虚な物言いが、まるで山の、穂高の声のような気がしてくるんです。




それからあの素晴らしい映像を撮るための機材は一式一千万円もするんですって!
借金返すの大変ですよ、ともおっしゃっていました(笑)
新作、すごくよかったのでもちろん買いますよ♪




まだまだ話は尽きないですが、10分ほど延長になって終わりました。
初豊島公会堂、自分が小学生の時によく見たタイプの昭和な建物!まだ健在でした。



このイベント、あと2回あるそうなのでご興味のある方は是非。


2014年後半も気を引き締めて、安全に山を楽しもうと思った夜でした。
行って良かった♪



穂高涸沢Movie&Talk Session
ハチプロダクション
ぼちぼちいこか













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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ずぅ~んときます (かわみん)
2014-06-08 23:34:13
cyu2さんこんばんは♪

山の都合で登って欲しい

当たり前のことだけど、忘れてることなのかも
折角休みとったのに
とか自分の都合で考えるのが普通になってしまうものね

安全と危険は紙一重

改めて肝に銘じて楽しく山登りたいね♪
今年はいよいよ・・・あの山へ登る!つもり・・・
また来ますね♪

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かわみんさん (cyu2)
2014-06-09 20:12:28
こんばんは~。

なんだかお久しぶりな感じです(^_^;)
このところ色々時間がなくてツイもろくに見ていないので、状況が解らないのですが、
ハーフマラソンの後に尾瀬行ったの?すごい体力、かわみんさん!
い~な♪
今年の夏はいよいよカニサンですかね?

私も目指す山はあるのですが、いけるかなぁ。
体力をこれ以上落とさないようにしないと、と、
視力が悪くなりすぎて、ちょっとくだりや薄暗い場所で怖い感じを何度かやって不安が出てきてしまって・・・
そんな理由もあって、出来るだけPCやスマホ時間を減らす作戦・・・

お互い安全第一で楽しめるといいね!
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