水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

幽霊ランナー 水墨画で描く

2018-08-20 | 児童書(こども電車 幽霊ランナー めだかの王様)


↑ これは、幽霊ランナーの1シーン。

一枚の写真からおこしました。

グランド遠くに見える二人の走者。息子のマラソン大会の写真。

第三章 ベストをつくせ! 完全燃焼 の1シーンです。

マラソン大会、試合運び、実際に私が観戦した大会そのままなんです。 今でも、このシーンは目に焼き付いている。私の感動が、選手たちの走りが、そのまま文章になりました。
いつもは、絵を描いてから文章を添えていく物語の作り方をしていますが、幽霊ランナーは、絵がかけませんでした。あまりにも実際の映像が、鮮明に心に残っていたからなんです。

幽霊ランナーを読んでいただいた方も、まだの方も、是非、この写真、(人物ちいさい~~~。たまたま撮れていた奇跡の一枚)みてやってください。

今、幽霊ランナーは、いくつかの地域で、夏休みの読書感想文 課題図書、推薦図書に指定されています。

この本は、一人のスポーツが苦手な少年がトラウマを乗り越える話です。自分に自信がなく、いじめにも合う。でも、ある出会いから彼は自分の力で走り出す。目標を見つけます。自分の追いかけたい、こうなりたい姿を見つけた一夏。  

刊行から一年たって、やっと絵を描くことができました。少しだけですが、今、描きたいシーンを水墨画で絵がいてみました。

希望

↑ 私の好きなシーン。 ↓始まり。一つらい時に、出あった一筋の光。自分もあんなふうにはしれたら。

 

友情

↑ 速筋と遅筋  違う体格の二人。お互いの素質。尊敬しあえる仲に。 

 

祈り

↑ 物語に、藤の花がでてきます。藤の幹、苦しくもがくようなくねった幹、なにかにしがみつくすがるような弦。 そして、襷を受け取るように、桜が散るのをしっかり受け止めてから、一気に花さく姿。藤の花の思い出。

 

走れ、自分らしく

 いろんな走りかたをする子どもたち。それそれの速度で。自分の足で。

 

多くの子どもたちの元にと届きますように。大人の方も是非!

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿